施工事例
[松戸市 K様邸]防水から葺き替えまで!屋根の寿命を劇的に延ばす職人技レポート
お客様のご要望
K様
屋上から雨漏りしている。一階で飲食店を経営しているので、このままだとお客さんからも不衛生に見られてしまうので困っていた。築40年近くで屋根と屋上の劣化がひどく、防水工事を提案。施工後は雨漏りも止まり、喜ばれていました。

BEFORE



AFTER
施工事例データ
エリア | 松戸市 |
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施工箇所 | 屋根,屋上 |
施工内容 | 屋根防水,屋根葺き替え |
費用 | 100万円〜150万円 |
工期 | 20日 |
使用商材 | - |
外壁・屋根の素材名 | - |
施工中の様子 ①

屋根の表面には経年劣化による色あせやひび割れが見られ、防水性能の低下が懸念される状態でした。部分的にはコケや汚れの付着も確認でき、雨水がしみ込みやすい状況となっていました。

既存の脆弱な部分を丁寧に撤去していきます。防水機能が失われている箇所や、浮き・剥がれが見られた古い防水材を一つひとつ確認しながら、確実に取り除いていきました。
施工中の様子 ②

長年の風雨にさらされ、劣化や剥がれが進んでいた防水層を、専用の工具を使って丁寧に剥がしていきます。表面だけでなく、下地に影響を及ぼしている箇所も慎重に確認しながら作業を進めました。

既存の防水層を撤去したあとは、仮防水と下地処理を行います。
まずは雨天などによる浸水を防ぐため、仮防水を丁寧に施し、屋根全体を一時的に保護します。並行して、下地の状態を細かくチェックし、凹凸やひび割れ、傷みがある箇所には補修材を使用して平滑に整えました。
施工中の様子 ③

次に、通気シートを屋根全体に貼り込んでいきます。
通気シートは、防水層と下地の間にこもる湿気を逃がす役割があり、建物の耐久性を高めるうえで非常に重要な工程です。

続いて、脱気筒(だっきとう)を取り付けていきます。
脱気筒は、防水層の下にたまった湿気や水蒸気を外へ逃がすための装置で、防水層の膨れや劣化を防ぐ重要な役割を担います。
施工中の様子 ④

次に、ウレタン防水材の一層目を塗布していきます。
下地処理と通気シートの施工が完了したら、いよいよ防水層の形成に入ります。まずはウレタン樹脂を均一に塗り広げ、厚みを確保しながらしっかりと密着させていきます。

一層目がしっかりと乾燥したことを確認したうえで、二層目を丁寧に重ねていきます。この工程では、塗膜の厚みを均一に整えるとともに、防水層としての強度と耐久性を高める目的があります。
施工中の様子 ⑤

トップコートは、紫外線や風雨によるダメージからウレタン防水層を保護するための重要な仕上げ材です。耐候性に優れたトップコートを全体にムラなく塗布し、美しく、かつ機能的な仕上がりを目指します。

屋根の葺き替え工事に伴い、まずは既存の屋根材を解体・撤去していきます。
経年劣化により色あせやヒビ割れが目立っていた屋根材を、一枚ずつ丁寧に取り外していきます。
施工中の様子 ⑥

既存の屋根材を撤去したあとは、新しい野地板(のじいた)を施工していきます。
野地板は、屋根材を支える重要な下地部分であり、屋根全体の強度と耐久性に直結する大切な工程です。

野地板の施工が完了したあとは、防水シート(ルーフィング)を新たに設置していきます。
この防水シートは、雨水の侵入を防ぎ、屋根下地や構造材を保護する非常に重要な役割を果たします。
施工中の様子 ⑦

防水シートの施工が完了したあとは、ケラバ部分に板金を新たに設置していきます。
ケラバとは屋根の端部(妻側)のことで、ここに取り付ける板金は、風雨による屋根材の浮きや雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担います。

雪止め金具は、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちるのを防ぐための重要な部材です。特に人通りの多い場所や隣接する建物がある場合には、安全対策として欠かせません。
施工中の様子 ⑧

屋根材本体の新規設置を行っていきます。屋根の勾配や棟の形状に合わせて、ズレや隙間が生じないよう慎重に施工。固定には専用のビスや釘を使用し、強風にも耐えられるようしっかりと留め付けます。

屋根本体の設置に先立ち、構造を支えるための木下地を施工していきます。
この工程では、屋根の形状や寸法に合わせて木材を加工し、土台や骨組みとなる部分にしっかりと固定します。
施工中の様子 ⑨

雨押さえ板金は、外壁と屋根の取り合い部などに取り付けることで、雨水の侵入を防ぐ重要な部材です。特に壁際など雨仕舞いが難しい箇所に使用することで、防水性を大幅に高めることができます。

笠木板金の施工を行っていきます。
笠木とは、建物の立ち上がり部分やパラペットの天端に取り付ける仕上げ材で、雨水の浸入を防ぎつつ、美観も整える重要な部位です。
施工中の様子 ⑩

このプライマーは、防水層や板金部との密着性を高め、仕上げ材の剥離や浮き上がりを防ぐための重要な下地処理剤です。

シーリングは、板金や防水層の継ぎ目・取り合い部・端部など、雨水が侵入しやすい箇所をしっかりと密閉するために欠かせない工程です。
施工中の様子 ⑩

すべての施工工程が無事に完了しました。新設された屋根は美しく均一な仕上がりで、耐久性と防水性能が大幅に向上しています。これにより、雨風や雪、紫外線などの厳しい自然環境から建物をしっかりと守ることができ、長期間にわたり安心して暮らせる住まいとなりました。