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屋根点検の費用はどれくらい?無料点検と有料点検の違いと注意点を解説

屋根点検費用のアイキャッチ画像

「屋根の点検にかかる費用はどれくらいなんだろう」
「無料で点検してくれるという業者は信頼していいのかな」
「点検費用を抑える方法はないのかな」

このような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

屋根は日々の風雨や紫外線にさらされ、気づかないうちに劣化が進行しています。早期発見・早期対応が重要ですが、点検費用の相場が分からず踏み出せない方も少なくありません。

さらに近年では「点検商法」と呼ばれる悪質な手口による被害も増加しており、国民生活センターへの相談件数は年々増加傾向にあります。

適切な判断基準がなければ、不要な工事を勧められたり、高額な費用を請求されたりするリスクも考えられるでしょう。

この記事では、屋根点検の費用相場や内訳から、無料点検と有料点検の違い、信頼できる業者の選び方まで詳しく解説します。

適切な知識を身につけることで、必要な点検を適正価格で依頼できるようになるはずです。

この記事のポイント

  • 屋根点検費用は0〜30万円と幅広い
  • 無料点検は詐欺に注意が必要
  • 火災保険で費用を抑えられる場合も
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トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。

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まずはお気軽にお問い合わせください。

目次

屋根点検の費用相場とは?

屋根点検の費用は点検方法によって大きく異なります。一般的な目視調査から詳細な雨漏り調査まで、それぞれの特徴と費用相場を解説します。

費用相場を事前に把握しておくことで、適正価格での依頼が可能になるでしょう。

点検費用の目安

屋根点検の費用は、点検方法や業者によって無料から有料まで幅広く設定されています。一般的な目視調査であれば、多くの業者は無料で実施してくれることが多いです。

ただし、雨漏りの原因調査など詳細な点検になると費用が発生します。点検方法別の費用相場は以下の通りです。

点検方法費用相場特徴
目視調査0〜5万円屋根の状態を目で確認する基本的な調査
ドローン調査0~3万円足場不要で安全に点検可能
散水調査5〜20万円雨漏り箇所を特定するための調査
発光液調査10〜20万円雨水の浸入経路を特定する精密な調査
サーモグラフィー調査10〜30万円赤外線カメラで温度差から雨漏り箇所を特定

これらの費用は目安であり、屋根の形状や面積、現場の状況によって変動することがあります。依頼前に複数の業者に見積もりを取り、費用を確認しておくと安心です。

ドローンの屋根点検について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

修理費用の相場

屋根点検の結果、修理が必要となった場合の費用相場は、修理箇所や工法によって異なります。主な修理箇所別の費用相場は以下の通りです。

修理箇所費用相場備考
軒先水切り(唐草)1,500〜3,000円/m屋根の軒先部分の板金
ケラバ1,500〜3,500円/m屋根の側面部分
棟板金2,500〜6,000円/m屋根の頂上部分の板金
雪止め1,500〜3,500円/m屋根からの落雪を防ぐ部材
換気棟2.5〜5万円/個屋根裏を換気するための部材
瓦の交換5,000〜9,000円/枚ひび割れや破損した瓦の交換
スレート材交換5,000〜8,000円/㎡破損したスレートの交換

さらに、足場設置が必要な場合は10~30万円の追加費用が発生する可能性があります。屋根材の種類や劣化状態によっても費用は変わるため、必ず複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

無料点検と有料点検の違い

屋根点検には無料と有料があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。目的や状況に応じて最適な点検方法を選びましょう。

適切な点検方法を選択することで、必要な情報を得ながら費用を最適化できます。

無料点検のメリット・デメリット

無料点検は、基本的な屋根の状態確認を費用をかけずに行える便利なサービスです。主に目視による外観チェックが中心となり、明らかな破損や劣化の有無を確認できます。

メリットは何といっても初期費用がかからない点です。気になる箇所があっても、まずは費用負担なく専門家の意見を聞けるため、屋根の状態を気軽に把握できるでしょう。

一方でデメリットは、詳細な調査ができないことです。雨漏りの原因特定など精密な調査は難しく、表面的な確認に留まる場合がほとんどです。

また悪質業者の中には、無料点検を口実に不必要な工事を勧める「点検商法」も存在するため注意が必要です。

無料点検を依頼する際は、実績のある地元密着型の業者を選ぶことが重要といえるでしょう。

有料点検のメリット・デメリット

有料点検は、専門的な調査機器を使用して詳細な状態確認ができる本格的な点検サービスです。雨漏りの正確な原因特定や屋根材内部の劣化状況など、目視では確認できない問題も発見可能です。

最大のメリットは調査の精度と信頼性の高さでしょう。散水調査や発光液調査、サーモグラフィー調査などの専門的手法により、具体的な問題点を特定できます。

そのため、無駄な修理を避け、必要な箇所だけを効率的に補修することが可能となります。

費用がかかることがデメリットですが、長期的に見れば早期発見・早期対応により大規模修理を未然に防げるため、結果的にコスト削減につながることも少なくありません。雨漏りなど深刻な症状がある場合は、有料点検を選ぶべきです。

屋根点検費用を抑える方法

屋根点検や修理費用を抑えるには、保険や補助金の活用、適切なタイミングでの点検が効果的です。賢く活用して経済的負担を軽減しましょう。

費用負担を軽減する方法を知っておくことで、定期的な点検・メンテナンスが実現できます。

火災保険の活用

火災保険は自然災害による屋根の損傷に対して適用できる可能性があります。台風や大雨、雪害など自然災害が原因の場合、保険金で点検費用や修理費用をカバーできるケースがあるのです。

保険適用の可否は保険会社が判断しますが、風災・雪災・水災などの補償が含まれる契約であれば、屋根の被害に対して保険金が下りる可能性は高いでしょう。申請には被害状況の写真や業者の見積書などが必要となります。

ただし注意すべき点として、経年劣化による損傷は保険適用外となることが挙げられます。

また「火災保険を使えば無料で修理できる」と勧誘してくる悪質業者には要注意です。保険適用を検討する場合は、まず自分で保険会社に相談することが大切です。

屋根工事の火災保険適用の条件や申請方法について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

補助金や助成金の利用

自治体によっては住宅リフォームに対する補助金や助成金制度を設けている場合があり、屋根点検や修理にも活用できることがあります。「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や「耐震診断・改修等補助制度」などが代表的です。

これらの制度を利用するには条件があります。築年数や工事内容、申請期限などの要件を満たす必要があるでしょう。自治体のホームページで確認するか、地元の屋根修理専門業者に相談するのが効果的です。

さらに外壁のメンテナンスと同時に屋根点検を依頼することで、足場代を節約できます。足場設置費用は工事全体の10〜30万円程度を占めるため、まとめて依頼することで大きなコスト削減につながります。

こまめな点検で早期発見・早期対応を心がけることも、結果的に費用を抑える重要なポイントとなります。

屋根工事の補助金について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

点検商法の悪徳業者には要注意!

近年、屋根点検を装った悪質な「点検商法」が増加しています。国民生活センターによると、相談件数は年々増加傾向にあります。代表的な手口と対策を紹介します。

これらの手口を知っておくことで、詐欺被害から身を守ることができるでしょう。

無料点検を装う訪問業者

「無料で屋根の点検をします」と突然訪問してくる業者には十分な警戒が必要です。これは「点検商法」と呼ばれる悪質な手口で、国民生活センターによると2022年度の相談件数は2018年度の約3倍にまで増加しています。

この手口では、業者は「近所で工事をしている」「この地域を点検している」などと親しげに話しかけ、警戒心を解こうとするでしょう。点検後に「屋根がずれている」「雨漏りする危険がある」など不安をあおり、その場での契約を迫ってくるのが特徴です。

特に悪質なケースでは、点検中に故意に屋根を破損させ、修理の必要性を強調するといった手口も報告されています。こうした被害を防ぐ最も効果的な対策は、突然の訪問者には屋根に上がることを許可しないことです。

屋根の状態が気になる場合は、自分から信頼できる業者を探して依頼するようにしましょう。

信頼できる屋根点検業者と悪徳業者の見分け方について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

火災保険を利用した詐欺

「火災保険を使えば無料で修理できる」と勧誘してくる業者にも注意が必要です。火災保険は確かに自然災害による損傷に対して適用される場合がありますが、経年劣化による不具合は補償対象外となります。

悪質な業者は保険適用の可否が不明確なまま契約を急がせ、後から「保険金が下りなかった」と追加料金を請求するケースが少なくありません。保険適用の判断は保険会社が行うもので、業者が確実に適用できると断言することはできないのです。

このような詐欺を避けるためには、まず自分で保険会社に相談することが重要です。保険適用を検討する場合も、信頼できる複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。

「無料になる」という言葉に飛びついて即決することは避け、必ず冷静な判断を心がけてください。

信頼できる業者の選び方

屋根点検を依頼する際は、信頼できる業者選びが重要です。適切な業者を選ぶことで、質の高い点検と適正価格での修理が可能になります。

信頼できる業者を選ぶことで、安心して屋根の点検・修理を任せることができます。

資格や許可の確認

信頼できる屋根点検業者を選ぶ第一歩は、必要な資格や許可を確認することです。まず建設業許可の有無をチェックしましょう。この許可は建設業を営むために必要なもので、一定の基準をクリアした業者に与えられます。

さらに重要なのは、業者が雇用している職人の資格です。建築板金技能士や施工管理技士などの国家資格保有者がいる会社は、専門知識と技術を持っていると判断できるでしょう。瓦屋根の場合は、かわらぶき技能士や瓦屋根診断技士の資格も重要なポイントです。

リフォームパートナー協議会(RECACO)に加盟している業者も安心です。加盟業者は見積書の作成や提案方法の講習を受けているため、丁寧で分かりやすい対応が期待できます。

こうした情報は国土交通省の建設業者検索システムやRECACOの公式サイトで確認できますので、依頼前にチェックしておくと良いでしょう。

実績や口コミの確認

信頼できる業者選びでは、施工実績や口コミの確認も欠かせません。地元で長年営業している業者は、地域の気候や建物の特性を熟知しているだけでなく、地域での評判を大切にしているため丁寧な対応が期待できます。

インターネット検索で業者の評判や口コミを調査するのも効果的な方法です。特に会社名や所在地、代表者などの情報が明確に公開されているかどうかは重要なチェックポイントとなります。実体が不明確な業者は避けるべきでしょう。

自社職人がいる会社を選ぶことも大切です。外注に頼る業者では中間マージンが発生するため費用が高くなりがちですが、自社職人のいる会社なら直接施工するため適正価格での対応が期待できます。

問い合わせた際に過去の施工事例や顧客の声を聞かせてもらえるかも確認しましょう。点検時の写真や動画を丁寧に見せてくれる業者は、プロフェッショナルとしての責任感を持っていると判断できます。

屋根工事業者の選び方について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

屋根の点検・工事はトベシンホームにご相談ください

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項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
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電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

トベシンホームは千葉県・埼玉県・茨城県を中心に外装リフォームを手がける屋根点検・修理の専門店です。

各地域の気候特性を熟知した経験豊富な職人が、お客様の建物に最適な点検方法と修理プランをご提案いたします。

当社の特徴は、点検から施工、アフターフォローまでを自社スタッフが一貫して担当する体制です。これにより高品質な施工と適正価格を実現しています。

さらに火災保険や補助金の活用についても、申請から手続きまでトータルでサポートいたしますので、屋根の状態や修理についてお悩みの際はぜひトベシンホームにご相談ください。

\まずは気軽にご相談ください!専門スタッフが丁寧に対応します/
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まとめ

屋根点検は建物を長く守るために欠かせない重要なメンテナンスです。

費用は点検方法によって無料から30万円程度まで幅広く、目的に応じた選択が必要です。無料点検と有料点検はそれぞれメリット・デメリットがあるため、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

また近年増加している点検商法には十分注意し、資格や実績を確認して信頼できる業者を選ぶことが重要です。

定期的な点検と早期対応で大規模修理を未然に防ぎ、経済的・効率的に屋根のメンテナンスを行いましょう。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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