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外壁塗装20坪の価格はいくら?相場の目安と内訳・塗料別の違いを解説

「20坪くらいの家なら、塗装費用も安く済むと思っていたのに…」

そう感じて、見積もりを見て不安になった方もいるかもしれません。外壁塗装の価格は、面積が小さいからといって単純に安くなるとは限らず、塗料や足場費などの基本コストが一定かかるため、想定より高く感じるケースもあります。

この記事では、延べ床20坪前後の住宅に焦点を当て、実際の相場感や塗料ごとの価格差、内訳の考え方、見積もりが高い・安いときの見極め方までを丁寧に解説します。

「20坪の我が家だと、いくらが妥当?」

という疑問を解消し、納得できる選択ができるようサポートいたします。

なお、外壁塗装の価格については、こちらで網羅的に解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 延べ床20坪住宅における外壁塗装の相場目安と内訳
  • 塗料の選び方による価格と将来コストの違い
  • 相場より高い・安いと感じた場合の判断ポイント
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目次

外壁塗装で20坪の価格相場を知ろう

「20坪なら、そこまで高くならないと思っていたのに…」

見積もりを見て、そう感じた方は少なくないかもしれません。外壁塗装の費用は、面積が小さくても塗料や足場などの基本コストがかかるため、コンパクトな家だから安いとは限らないのが実情です。

この章では、延べ床20坪前後の住宅を前提に、想定される価格帯とその理由を丁寧に整理します。さらに、見積もりに表記される坪数の違いによって金額が変わる可能性についても触れ、納得できる判断ができるような視点をお伝えします。

相場の目安:50〜90万円の理由

20坪前後の住宅で外壁塗装を行う場合、一般的な相場は約50〜90万円とされています。金額に幅があるのは、使用する塗料の種類や外壁の状態、足場の設置条件などが影響するためです。

項目費用の目安(20坪)備考
塗装面積(約120㎡前後)壁面の実測値によって増減
シリコン塗装約60〜75万円一般的なグレード
ラジカル塗装約70〜85万円耐候性が高く人気の塗料
無機・フッ素塗装約80〜90万円高耐久だが初期費用は高め

ここで重要なのは、面積が少なくても足場代や高圧洗浄などの基本費用は一定程度かかる点です。塗料を抑えたとしても、全体のコストが大幅に下がるとは限りません。

また、壁面に凹凸が多い、3階建てで足場が高所まで必要などの条件が加わると、相場より高くなる可能性もあります。

延床と建坪の違いで見積が変わる?

見積もりの坪数が、延床か建坪かで混乱した経験がある方も多いかもしれません。この違いを理解しておかないと、想定より高い・安いという誤解につながることがあります。

延床面積は、1階・2階の合計面積を指すのに対し、建坪は建物の1階部分のみの面積を指すのが一般的です。たとえば、1階10坪+2階10坪の家は、延床20坪・建坪10坪となります。

外壁塗装では実際に塗る壁の面積で価格が決まるため、見積書に延床20坪と書かれていても、外壁面積が同じとは限りません。特に平屋と2階建てでは、同じ延床でも外壁面積に差が出やすくなります。

そのため、見積もりを見る際は何坪を基準にしているのかだけでなく、外壁面積は何㎡かも合わせて確認することが、価格の納得感につながると考えられます。

塗料の選び方で価格はどう変わる?

「同じ20坪なのに、見積もりに大きな差がある…」

その原因のひとつが選ぶ塗料の種類です。塗料にはさまざまなグレードがあり、耐久性や機能性によって1㎡あたりの単価が大きく異なるため、全体の費用に大きな差が出る要因となります。

ここでは、塗料ごとの㎡単価と価格差を整理しながら、どれを選べば損をしないかを考える手がかりをお伝えします。初期費用だけでなく、将来の塗り替え頻度やメンテナンスまで見据えて判断することが大切です。

塗料別の㎡単価と価格差

外壁塗装の費用において、塗料は最も価格差が出やすい項目です。一般的な20坪住宅(外壁面積 約120㎡)の場合、選ぶ塗料によって数万円以上の違いが生まれることもあります。

塗料の種類㎡単価の目安特徴20坪相当の塗料費
アクリル約1,000円〜1,500円最も安価だが耐久性が低め約12万〜18万円
ウレタン約1,500円〜2,000円柔軟性あり、やや低耐久約18万〜24万円
シリコン約2,000円〜3,000円コスパが良く、主流塗料約24万〜36万円
ラジカル約2,500円〜3,500円紫外線に強く、耐候性あり約30万〜42万円
フッ素約3,500円〜5,000円高耐久、価格は高め約42万〜60万円
無機約4,000円〜6,000円最も高耐久、汚れにくい傾向約48万〜72万円
※価格は塗料費のみの概算であり、施工条件により前後する場合があります。

塗料費は総額の中で大きな比率を占めるため、見積もりが高いと感じた場合は、まず使用予定の塗料を確認することが判断の第一歩になります。

また、見積りに違和感を感じた際には相見積もりがおすすめです。

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グレード選びと将来コストの関係

塗料選びは、初期費用と将来の塗り替え頻度のバランスを見極めることが大切です。安価な塗料で済ませると、その場では安く感じられても、耐久性が低いために数年後に再び塗装が必要になる可能性があります。

たとえば、アクリル塗料は5〜7年での再塗装が目安とされますが、無機塗料なら20年以上持つ場合もあります。以下は、同じ家を30年間維持する場合の累計塗装費の一例です。

塗料の種類耐用年数塗り替え回数累計費用(目安)
アクリル約5〜7年4〜5回約200万〜250万円
シリコン約10〜13年2〜3回約150万〜180万円
無機約20〜25年1〜2回約100万〜130万円
※上記は外壁のみの単純試算であり、実際には時期・条件によって変動します。

このように、初期費用が高くても、トータルで見れば長寿命の塗料のほうがコストパフォーマンスに優れる場合があります。将来の負担も見据えたうえで、適切なグレードを選ぶことが安心につながると考えられます。

外壁塗装費用の内訳は?20坪で必要な項目

「見積書を見ても、何にいくらかかっているのかよく分からない」

そんな声は少なくありません。外壁塗装の費用は、塗料代だけでなく、足場や下地処理、付帯部の塗装など、複数の項目で構成されています。これらの内訳を理解しておくことで、見積金額への納得感が高まり、比較もしやすくなります。

ここでは、20坪の住宅で必要とされる代表的な費用構成を整理し、追加費用が発生しやすいケースについても触れていきます。

基本構成:足場・下地処理・塗装費

外壁塗装の見積書には、必ずといってよいほど含まれる基本構成があります。20坪(外壁面積 約120㎡)の住宅を前提とした、一般的な目安は以下のとおりです。

項目単価の目安(㎡)20坪の概算費用備考
足場設置約600〜1,000円約8万〜12万円安全・作業効率の確保に必要
高圧洗浄約150〜300円約2万〜4万円汚れ・カビ除去の下準備
下地処理約500〜1,500円約6万〜18万円ヒビ割れ・浮き補修など
養生・飛散防止約300〜500円約4万〜6万円窓や床面の保護に必要
外壁塗装(シリコン)約2,000〜3,000円約24万〜36万円主流塗料での目安
※上記は参考単価であり、建物の仕様により増減する場合があります。

これらは、どの業者でも基本的に発生する費用と考えられるため、見積書から省かれている場合は要注意です。また、これらの項目が明細として書かれているかどうかは、業者の説明姿勢を測るうえでも参考になります。

補修・追加費用が発生する場合

見積書には基本工事のほかに、現地調査後に追加されることがある項目もあります。これらの費用が加わることで、当初の見積もりよりも高くなるケースがあるため、事前に知っておくことが重要です。

項目内容追加費用の目安
クラック補修外壁のヒビ割れ・破損の補修数千円〜数万円
シーリング打替えサッシ周辺や外壁継ぎ目の防水処理約800〜1,200円/m
雨樋・破風板の塗装付帯部も塗装対象とする場合1〜3万円前後
軒天・ベランダ防水外壁以外の防水処理・塗装状況による

建物が築年数を経ている場合や、過去に補修歴がない場合は、これらの項目が発生しやすい傾向にあります。見積もり時点で記載がなかったとしても、現地調査後に加算される可能性があるため、確認しておくと安心です。

見積価格が相場より高かったり安いときの判断基準

「同じ20坪なのに、見積もりの金額が全然違う」

複数の業者から見積もりを取ると、そう感じることがあるかもしれません。とはいえ、価格差には必ず理由があり、内容を見れば納得できるケースも少なくありません。

ここでは、相場より高い場合・安すぎる場合に考えられる背景を解説するので、見積もりを読み解く視点を身につけましょう。

高い場合の正当な理由

見積もりが相場より高く感じられたとしても、それが適正価格である可能性は十分にあります。以下は、価格に正当性がある場合に見られる主な要素です。

項目高くなる理由の例
塗料のグレード無機・フッ素など高耐久塗料を採用している
下地補修クラック・浮き・剥がれが多く補修が必要
付帯部の施工雨樋・破風板・軒天などの塗装が含まれる
保証の充実度長期保証・定期点検・書面での明記がある
自社施工体制中間マージンがなく、品質管理が一元化されている

これらの内容が含まれていれば、単純な金額の比較ではなく、何にいくらかかっているかを把握することが重要です。信頼性や仕上がりに関わる要素であるため、長期的な満足度にもつながると考えられます。

安すぎると感じたときのチェック項目

逆に、見積もりが相場より極端に安い場合は、なぜ安いのかを確認する必要があります。費用が抑えられている理由が明確であれば問題ありませんが、中には省かれては困る工程が抜けているケースも見られます。

チェックポイント見積書での確認観点
足場費の記載明細に含まれていない、または極端に安い場合あり
下地処理の内容クラック補修・ケレン作業が省略されていないか
塗料の種類とメーカー製品名が不明、グレードが記載されていない
保証・アフター体制保証年数が極端に短い、内容があいまい
工期の短さ工事期間が異常に短く、手抜きの可能性がある

こうした項目に不明点がある場合は、そのまま契約せず、説明を求めるか、別の業者で再見積もりを取ることが望ましいと言えます。安かろう悪かろうにならないよう、内容の確認が欠かせません。

20坪塗装を適正価格で行うためのポイント

「できれば費用を抑えたい、でも品質には妥協したくない」

そんな方にとって大切なのが、価格を下げる工夫ではなく、納得できる価格で施工するための工夫を知ることです。見積もりの比較方法や交渉のコツ、制度の活用など、いくつかの視点を持っておくことで、結果的に安心できる選択につながります。

ここでは、適正価格で20坪塗装を行うための具体的なポイントを3つ紹介します。

相見積もりを取って比較する

最も基本かつ有効な方法が、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼することです。相見積もりを通じて、価格の妥当性だけでなく、業者ごとの説明の丁寧さや対応力も見えてきます。

比較ポイント確認すべき内容
塗料の種類製品名・耐久性・グレードが明示されているか
付帯工事の範囲雨樋・破風板・軒天などが含まれているか
工期と工程作業日数と工程内容が明確か
保証・アフター対応書面で保証期間や内容が提示されているか

内容をそろえて比較することで、極端に高い・安いの理由が見えやすくなります。比較がしやすいよう、条件はできる限り揃えて依頼するのがポイントです。

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値引き交渉のタイミングとコツ

見積もり内容に納得したうえで、もう少し費用を調整したい場合は、値引き交渉も選択肢のひとつです。ただし、やみくもに安くしてほしいと伝えるのではなく、交渉のタイミングと伝え方に気を配ることが大切です。

コツ説明
閑散期を狙う冬場などは柔軟に対応してもらえる可能性がある
同時施工の相談をする屋根塗装や防水工事とまとめて依頼する
他社見積もりの提示内容を比較したうえで相談すると納得されやすい
検討中と伝える即決を避けることで調整提案が得られる場合あり

ただし、過剰な値引き要求は施工品質に影響を与えるリスクもあるため、信頼関係を前提にした交渉を心がけたいところです。

助成金や火災保険の活用も検討

外壁塗装にかかる費用を抑える方法として、自治体の助成金や火災保険の活用も検討したいところです。条件に該当する場合、数万円〜十数万円の補助が得られることもあります。

制度の種類ポイント
助成金(自治体)景観保全・省エネ対応が条件のことが多い
火災保険風災・ひび割れ・雨漏りなどが補償対象の場合あり
省エネ補助制度遮熱・断熱効果のある塗料が対象となることも

地域や建物の状態によって適用可否が異なるため、施工前に自治体や保険会社に確認しておくと安心です。対応している業者であれば、申請手続きのサポートをしてくれるケースもあります。

外壁塗装ならトベシンホームにおまかせ

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

「費用も品質も納得できる業者を選びたい」

そう考える方にとって、地域で実績と信頼を積み重ねてきた業者に相談することは、大きな安心につながるでしょう。

トベシンホームは、FCR株式会社が運営する外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理の専門会社です。2017年の創業以来、関東エリアで累計5,500件以上の施工実績を重ねてきました。

外壁塗装では、塗料の種類ごとに明確な価格を提示し、自社施工による品質管理と、丁寧な説明対応が高く評価されています。戸建住宅に特化しているため、20坪前後のコンパクトな住まいにも柔軟に対応できる点が強みです。

対応エリアは千葉・東京・埼玉・神奈川・茨城と広く、地域密着型の提案力と広域対応の体制を両立しています。

「20坪の塗装って、どこまでが適正なのか分からない」

そんな時は、ぜひトベシンホームの相場診断・見積もり相談をご活用ください。納得と安心の第一歩として、専門スタッフが一つひとつ丁寧にサポートいたします。

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よくある質問

外壁塗装の費用について調べていくと、

「そもそも20坪ってどんな家?」
「もっと安く済む方法はないの?」

といった疑問が出てくることもあります。

この章では、読者から特によく寄せられる質問を取り上げ、できるだけ具体的にお答えしていきます。迷ったときの判断材料として、参考にしてみてください。

20坪ってどのくらいの家?

20坪というと広さのイメージがしにくいかもしれません。20坪は約66㎡に相当し、間取りでいえば2LDK〜3DK程度のコンパクトな住宅が一般的です。

たとえば、1階10坪・2階10坪の2階建てであれば、延床20坪の住宅になります。平屋で20坪の場合は、ややゆとりのある1LDK〜2LDKの間取りになるケースが多く見られます。

都市部では狭小住宅、郊外や地方都市ではコンパクトな2階建てに該当することが多く、ファミリー世帯やセカンドハウスとしてもよく選ばれる規模とされています。

20坪ならもっと安く済ませられる?

面積が小さい分、もっと安くできるのでは?と感じるのは自然なことですが、必ずしもそうとは限りません。外壁塗装では、面積以外にも一定の固定費がかかるため、20坪だから大幅に安くなるとは言い切れないのが現実です。

特に足場の設置や高圧洗浄、下地処理といった基本工程は、建物の大きさに関係なく発生します。そのため、費用は思ったよりも安くないと感じることがあるかもしれません。

とはいえ、平屋で足場が簡易だったり、付帯部が少ない場合は、条件次第でコストを抑えられるケースもあります。まずは無料の相場診断などで、自宅の条件に合った見積もりを確認するのがおすすめです。

自分の家が20坪かどうかを確認するには?

「うちは20坪くらいだと思うけど、正確には分からない」

という方も少なくありません。自宅の正確な坪数は、いくつかの方法で確認できます。

方法確認できる資料
登記簿謄本(全部事項証明書)法務局で取得可能/延床面積が記載されている
設計図・建築確認申請書建築時の資料/ハウスメーカーや工務店に確認
住宅ローン契約書契約時の資料に「延床面積」の記載がある場合も

坪数の基準が延床か建坪かで、外壁面積や費用に影響が出ることもあるため、見積もり前に確認しておくと安心です。

不明な場合は、現地調査で業者が正確に測ってくれるため、まずは相談してみるのもよいでしょう。

まとめ

延べ床20坪の住宅で外壁塗装を行う場合、相場はおおよそ50万〜90万円程度とされます。費用は塗料の種類や建物の形状、足場の必要性によって大きく変わるため、20坪だから安いとは一概に言えないのが実情です。

この記事では、20坪住宅に特化した価格帯の目安から、塗料ごとの単価、内訳の見方、見積もりが高い・安いと感じたときの判断基準までを整理しました。

費用を抑えるためには、相見積もりの取得や助成金の活用、時期を見た交渉など、いくつかの工夫が可能です。ただし、価格だけを優先せず、内容をよく確認したうえで判断することが、後悔しない塗装工事につながります。

「この金額、妥当なんだろうか…」

と少しでも不安を感じたら、専門業者による無料の価格診断やセカンドオピニオンを活用することをおすすめします。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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