「突然の訪問営業で、外壁が傷んでいると指摘された」
「今すぐ工事しないと危険だと言われた」
そんな経験はありませんか?
外壁塗装をめぐる詐欺や悪質商法は、今もなお全国各地で発生しています。
被害に遭う方の多くは、外壁の劣化に不安を抱いていたり、相場を知らずに契約してしまったりと、誰にでも起こり得るケースばかりです。特に、高齢者や一人暮らし世帯が狙われる傾向が強く、
「うちも大丈夫だろうか」
と心配になる方も少なくありません。
この記事では、外壁塗装詐欺の背景や典型的な手口、実際の被害事例、そして防ぐための具体策まで、専門家の視点からわかりやすく解説します。
なお、外壁塗装の業者については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- 外壁塗装詐欺が発生しやすい背景と典型的な手口
- 実際に起きた詐欺被害の具体的な事例とその特徴
- 被害を未然に防ぐためのチェックポイントと相談先

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装詐欺が起こりやすい背景
外壁塗装の詐欺は、なぜ後を絶たないのでしょうか。その背景には、工事の専門性や価格の不透明さ、さらには住環境の変化などが関係しています。
特に、外壁が劣化していると言われると不安になりやすく、冷静な判断が難しくなる傾向があります。また、見積書の書き方や塗料の種類に詳しくない人が多いため、業者に言われるまま契約してしまうケースも少なくありません。
ここでは、詐欺が起きやすい3つの代表的な要因について見ていきましょう。
外観の劣化が目立ちやすい
外壁は常に風雨や紫外線にさらされているため、年月とともに色あせやヒビ割れが生じます。こうした変化を劣化や危険と言い換えれば、訪問業者が不安をあおる材料になります。
「このままだと雨漏りしますよ」
といった言葉で不安を刺激されると、早く対応しなければと焦ってしまい、冷静な判断ができなくなるのです。
工事の相場が不透明
外壁塗装の費用は、塗料の種類や建物の面積、施工方法によって大きく異なります。そのため、適正価格がわかりにくく、業者による言い値になりがちな側面があります。
とくに初めて依頼する人にとっては、提示された見積もりが妥当か判断しづらく、実際より高い金額で契約してしまうリスクが生まれます。
高齢者・一人暮らし世帯が狙われやすい
外壁塗装詐欺では、高齢者や一人暮らしの家庭が特に狙われやすい傾向にあります。訪問営業で突然来られると、その場で判断を迫られがちで、断ることに不慣れな方ほど被害を受けやすくなります。
「息子さんには内緒で進めましょう」
と言われて契約してしまった事例もあり、家族と連携できない環境が悪用されることもあります。
外壁塗装詐欺の典型的な手口
外壁塗装の詐欺は、巧妙かつ一見お得に見える方法で近づいてきます。悪質な業者は、値引きや保険、専門的な言葉を使いながら、顧客の不安や無知に付け込みます。
ここでは、特に多く報告されている3つの代表的な手口を解説します。
なお、詳しいやり取りは以下の記事で詳しく解説しています。

大幅値引きを強調する
「今ならモニター価格で半額です」
「足場代を無料にします」
といった大幅な値引きは、注意が必要なサインです。価格が安いことに安心して契約してしまうと、後から追加費用を請求されたり、手抜き工事が行われるケースがあります。
そもそも相場からかけ離れた値引きが可能な時点で、工事の質や内容に疑問を持つべきでしょう。
火災保険利用を口実にする
「火災保険を使えば実質0円で塗装できます」
と勧誘してくる業者もいますが、これは誤解を招く表現です。火災保険は本来、自然災害による被害が対象であり、経年劣化による外壁の修繕は原則対象外です。
保険金目当てで虚偽の申請をすると、保険会社とのトラブルや詐欺行為に問われるリスクもあります。正しい保険活用法は、必ず専門家に相談することが重要です。
不要工事・手抜き工事を行う
「今すぐ修理しないと危険です」
と不安をあおり、実際には必要ない工事を契約させる事例も後を絶ちません。また、工事自体は行われても、塗料を薄く塗る、下地処理を省くなどの手抜きが行われることもあります。
こうした業者は、契約後の対応もずさんであるケースが多く、施工後すぐに雨漏りや劣化が再発することもあるので注意してください。
外壁塗装詐欺の被害事例
実際に外壁塗装で詐欺被害に遭った人たちは、どのようなトラブルに巻き込まれているのでしょうか。
ここでは、特に多い3つの被害パターンを紹介します。自分のケースに似た事例がないか確認しながら、トラブルを未然に防ぐためのヒントにしてください。
相場以上の高額請求
千葉県内のある70代のご夫婦は、突然訪ねてきた業者から外壁がかなり劣化しており、今すぐ工事が必要と強く勧められました。

今契約すれば足場代が無料です
と言われ、見積書の詳細も確認しないままその場で契約。後日、近隣で同じ規模の住宅が約80万円で塗装されていたと知り、自宅の請求額が180万円だったことに愕然としたそうです。
契約後の追加請求
屋根とセットで98万円とのチラシを見て依頼した方が、契約後に壁の下地が腐っているので補修が必要と言われました。
工事途中で次々と追加の説明があり、気が付けば総額が140万円以上に膨れ上がっていたといいます。最初に聞いていた金額との差が大きく、
「断りたくても足場も組んでいるし…」
と諦めざるを得なかったとのことです。
手抜き工事によるトラブル
築30年の住宅に住む方が、10年耐久の塗装を施しますと説明を受け、100万円近くで契約。
しかし施工後1年足らずで、塗装が剥がれ始め、雨の日にはサッシ周辺から雨水が侵入するようになったといいます。業者に問い合わせても、様子を見てくださいと対応を後回しにされ、結局ほかの業者に再施工を依頼する羽目に。
施工中の写真も残っておらず、泣き寝入りせざるを得なかったとのことです。
外壁塗装詐欺を防ぐための対策
「うちは大丈夫」
と思っていても、知識がなければ巧妙な詐欺に巻き込まれる可能性は誰にでもあります。しかし、いくつかの基本的なポイントを押さえることで、被害を未然に防ぐことが可能です。
ここでは、契約前にできる現実的な3つの対策をご紹介します。
見積書の内訳を必ず確認する
『外壁塗装一式◯万円』といった大雑把な見積書は要注意です。塗料の種類、塗布面積、工程内容、足場代などの内訳が明記されているかを必ず確認しましょう。
単価と数量が明示されていれば、後から不要な追加費用を請求されるリスクを減らすことができます。不明点はその場で質問し、納得できる説明がなければ即決しない判断力が大切です。
複数社で相見積もりを取る
一社だけの見積もりでは、その価格が高いのか妥当なのか判断できません。2〜3社から相見積もりを取ることで、価格や提案内容の差が明確になり、冷静な判断がしやすくなります。
特に、塗料の種類や施工期間、保証内容などがどこまで含まれているかを比較することが重要です。
実績や資格を確認する
工事を依頼する前に、その業者がどれだけの施工実績を持っているか、どんな資格や許認可を保有しているかを確認しましょう。
建設業許可、塗装技能士の資格、業界団体への加盟などは信頼性の判断材料になります。また、施工事例や口コミが豊富に公開されている業者は、情報の透明性も高く安心感があります。
外壁塗装の詐欺被害に遭ってしまったときの対応策
どれだけ注意していても、悪質業者の巧みな話術に乗せられてしまうことはあります。すでに契約してしまったり、工事が始まっていたりすると、もうどうにもならないのではと不安になるかもしれません。
しかし、被害の程度や状況によっては、取り消しや救済が可能なケースもあります。ここでは、具体的な対応策を3つに整理してご紹介します。
クーリングオフを利用する
訪問販売で契約をした場合は、原則として契約書を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。これをクーリングオフと呼びます。業者がすでに工事の準備を進めていても、期間内であれば費用の請求を拒否することができます。
仮に塗料を発注済みであっても、それを理由に解除できないとは限りません。
クーリングオフは、書面やはがきで意思表示を行うのが基本です。証拠を残すために、書留や特定記録郵便を使うと安心です。業者に電話で連絡するだけでは効力を持たないため、形式や手続きには十分注意しましょう。
消費生活センターに相談する
一人では対処が難しいと感じた場合は、各自治体に設置されている消費生活センターに相談することをおすすめします。契約の内容や業者の対応が法律的に問題がないか、専門の相談員がアドバイスをしてくれます。
悪質業者とのやりとりで不安がある場合も、第三者の立場から冷静に判断してもらえるため心強い存在です。
相談は無料で、電話番号は全国共通の「188(いやや!)」が利用できます。状況によっては、業者との間に入って交渉や助言を行ってくれることもあります。早めに相談することで、被害の拡大を防ぐことができます。
弁護士・専門家に相談する
被害の金額が高額だったり、複雑な契約内容が絡んでいる場合は、法律の専門家に相談するのが有効です。とくに、業者との直接交渉で話が進まない場合は、弁護士の介入により状況が動くことがあります。
また、場合によっては民事訴訟や調停を視野に入れる必要も出てきます。
法テラスを利用すれば、一定の条件下で無料相談を受けられる制度もあります。すぐに訴訟という話ではなくても、法的にどう対応すべきかを把握するために、専門家の意見を仰ぐことは非常に有効です。
トベシンホームなら安心して外壁塗装を依頼できます


項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
詐欺の被害を防ぐ最も確実な方法は、信頼できる業者に依頼することです。実績があり、価格が明瞭で、対応が誠実な会社であれば、余計な不安を抱えることなく工事を任せられます。
トベシンホームは、関東一円で5,500件以上の施工実績を持つ外壁塗装専門のリフォーム会社です。価格は塗料の種類ごとに明示されており、たとえば外壁シリコン塗装は29.8万円(税込)からと、非常にわかりやすい設定です。
さらに、丁寧な説明や迅速な対応が評価されており、リショップナビやGoogleでも高い口コミ評価を獲得しています。訪問販売や強引な営業に頼らず、相見積もり歓迎の姿勢を取っている点も、比較検討を重視する方にとって安心できるポイントです。


外壁塗装詐欺についてよくある質問
- 無料点検の業者はすべて怪しい?
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無料点検を行う業者がすべて悪質というわけではありませんが、注意が必要です。特に、点検後すぐに契約を迫ったり、今すぐ工事しないと危険と不安をあおるような説明をする業者には警戒が必要です。
正規のリフォーム会社でも診断を無料で行うケースはありますが、判断の基準は営業手法の丁寧さや説明の透明性にあります。
- 外壁塗装の適正価格はどれくらい?
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外壁塗装の適正価格は、建物の規模や塗料の種類によって大きく変わりますが、一般的には80万〜120万円程度が相場とされています。トベシンホームでは塗料ごとの価格を明確に提示しており、たとえば外壁シリコン塗装は29.8万円(税込)からと、予算や耐用年数に応じた選択が可能です。
適正価格を把握するには、複数の業者から見積もりを取ることが効果的です。
- 契約してしまったが工事前なら取り消せる?
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訪問販売で契約を交わした場合、契約書を受け取ってから8日以内であれば、クーリングオフ制度を利用して無条件で契約を解除できます。工事が始まっていない場合はもちろん、準備が進んでいても制度上は解除が可能です。
解除には書面での通知が必要となるため、手続きの方法に不安がある場合は、消費生活センターに早めに相談するのが安心です。
- 高齢の親が被害に遭った場合は?
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まずは契約書の内容を確認し、家族が状況を把握することが第一です。高齢者が一人で対応してしまうと、業者とのやりとりが不十分になることもあります。
代理で消費生活センターに相談することも可能ですし、必要に応じて弁護士などの専門家に助言を求めることも検討してください。高齢者を狙った詐欺は後を絶たないため、早期発見と家族のサポートが被害の拡大を防ぐ鍵となります。
まとめ:外壁塗装詐欺は知識と準備で防げる
この記事では、外壁塗装詐欺が起こりやすい背景、典型的な手口、実際の被害事例、そして防止策と対応策までを網羅しました。詐欺業者は、焦らせたり専門用語でごまかすなど巧妙な手法を使いますが、以下のポイントを押さえることで被害を回避できる可能性が高まります。
- 見積書の内訳を細かく確認し、不透明な項目があれば質問する
- 複数社で相見積もりを取り、提案内容と価格を比較する
- 業者の実績・資格・保証内容などを事前にチェックする
万が一被害に遭ってしまった場合も、クーリングオフ・消費生活センター・弁護士相談などの対応策があります。
トベシンホームでは、透明な見積もり・丁寧な説明・信頼できる施工体制を重視しており、訪問販売を使わずに正直な対応をしています。安心できる選択肢のひとつとして、ぜひ比較対象に入れてみてください。


屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。