屋根修理のぼったくりは本当にある?よくある手口と見抜き方を徹底解説

「突然来た業者に屋根が壊れていると言われたけど本当?」
「提示された見積もり金額が高すぎる気がする」
「もしかしてぼったくりに遭っているのでは」

このような不安を抱えている方は少なくありません。

屋根修理に関する訪問販売の被害は年々増加しており、国民生活センターへの相談件数は5年で3倍にまで増えています。

突然の訪問業者に屋根の劣化を指摘され、高額な契約を迫られるケースが後を絶ちません。

屋根は普段見えない場所であるため、本当に修理が必要なのか判断が難しいものです。悪質な業者はその不安につけこみ、不必要な工事を勧めたり法外な金額を請求したりします。

この記事では、屋根修理でよくあるぼったくりの手口から、悪質業者を見抜くチェックポイント、すでに契約してしまった場合の対処法まで詳しく解説します。

被害を未然に防ぎ、信頼できる業者に依頼するための知識を身につけていきましょう。

また屋根工事については詳しくはこちらで解説しているのでぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 訪問販売による屋根修理被害が急増中
  • 無料点検を口実に屋根を破壊する手口
  • 8日以内ならクーリングオフが可能
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目次

屋根修理でぼったくりが多発している3つの理由

屋根修理に関するぼったくり被害が増加しています。なぜ屋根修理でトラブルが多発するのか、主な理由を解説します。

これらの理由を知ることで、悪質業者の手口に気づきやすくなるでしょう。

理由1:訪問販売による被害が年々増加している

訪問販売によるリフォーム工事の被害相談は年々増加しています。

国民生活センターへの相談件数は、2018年からの5年間で約3倍に増えました。特に屋根修理は緊急性のある不具合が多いため、不安な気持ちにつけこみやすい工事です。

悪質業者は「近くで工事をしていたら屋根が壊れているのが見えた」などと突然訪問し、無料点検を口実に屋根に上がろうとします。

もはや他人事ではなく、誰もが被害に遭う可能性があると認識しておく必要があるでしょう。

理由2:屋根の状態は確認しづらく不安につけこまれやすい

屋根は地上から確認することが難しく、実際の状態を把握しにくい場所です。

特に、業者がよく話に出す棟板金や釘は屋根の頂上にあり、地上からはほとんど見えません。

屋根に上らなければ正確な状態を確認できないため、業者の言葉が本当かどうかをすぐに判断できないのです。

悪質業者はこの状況を利用し、虚偽の劣化を指摘したり、わざと屋根を壊したりして修理を迫ります。普段見えない場所だからこそ、つけこまれやすいと言えます。

理由3:高齢者や女性が狙われやすい

ぼったくり業者は、高齢者や女性の一人暮らし世帯を狙う傾向があります。

判断力の低下した高齢者に対しては、「今すぐ直さないと危険」と不安をあおり、冷静な判断ができない状況に追い込みます。

女性の一人暮らし世帯では、専門知識がないことにつけこんで高額な契約を迫るケースが多いのです。

家族や知人に相談する時間を与えず、その場で契約を迫るのが悪質業者の常套手段となっています。

屋根修理でよくある5つのぼったくり手口

ぼったくり業者が使う代表的な手口を知っておくことで、被害を未然に防ぐことができます。

以下で紹介する手口に遭遇したら、まず疑うことが大切です。

手口1:突然訪問して無料点検を提案する

訪問販売で最も多いのが、突然訪問して屋根の劣化を指摘する手口です。

「近所で工事をしていたら屋根が割れているのが見えた」「棟板金が浮いていますよ」などと善意を装い、無料点検を提案してきます。

親切心だと思い点検を依頼すると、屋根に上った業者がわざと瓦を割ったり、棟板金をペンチで曲げたりして修理が必要な状態を作り出すのです。

地上から見えないはずの劣化を指摘してくる業者は、まず疑ってかかるべきでしょう。知らない業者を屋根に上らせないことが何より重要です。

手口2:火災保険で無料になると強調する

「修理費用は火災保険を使えば無料になります」と強調して契約を迫る手口があります。

火災保険は台風や強風などの自然災害による被害が対象で、必ず適用されるわけではありません。審査基準や補償金額も保険会社によって異なり、工事費用の全額が補償される保証はないのです。

契約後に「保険が下りなかった」と分かっても、すでに工事が終わっていれば自己負担で支払うしかありません。無料を強調する業者には十分注意が必要です。

手口3:今日だけの特別価格で即決を迫る

「今日契約してくれたら大幅値引きします」「モニターキャンペーンが今日まで」などと、即日契約を強く迫ってくる手口です。

悪質業者は、時間を置くと家族や知人に相談されて詐欺がバレる可能性があるため、とにかく早く契約させようとします。冷静に判断する時間を与えず、お得感を演出して契約を急がせるのが特徴です。

本来、屋根工事は慎重に検討すべきものであり、その場で即決する必要はありません。急かす業者は避けるべきでしょう。

手口4:契約前に勝手に工事して代金を請求する

無料点検と言って屋根に上り、契約前に勝手に修理工事を行って代金を請求する手口があります。

屋根から降りてきた業者に「壊れていたので直しておきました。○万円いただきます」と言われ、承諾していない工事の代金を支払わされるケースです。

直してもらったのだから支払わなければならないと思い込ませ、お金を騙し取ります。

そもそも契約していない工事の代金を支払う義務はありません。このような業者は悪質ですので、きっぱりと断りましょう。

手口5:全額前払いを要求して持ち逃げする

工事前に全額の代金支払いを要求し、入金後に連絡が取れなくなる持ち逃げの手口があります。

通常、屋根工事の代金は工事完了後、または着手金として一部を先に支払う形が一般的です。工事前に全額を要求してくる業者は、最初から持ち逃げする目的である可能性が高いでしょう。

「工事日が決まったら連絡します」と言われたまま音信不通になり、電話も繋がらなくなります。支払いタイミングは契約前に必ず確認してください。

ぼったくり業者を見抜く5つのチェックポイント

悪質な業者かどうかを見抜くためのチェックポイントを紹介します。

これらのポイントに当てはまる業者は要注意です。

ポイント1:突然の訪問販売ではないか

突然訪問してくる業者は、まず疑うべきです。

信頼できる業者は、事前にアポイントを取ってから訪問するのが一般的です。突然訪問して屋根の劣化を指摘する業者の多くは、詐欺目的で訪問している可能性が高いでしょう。

特に「近所で工事をしていて」「たまたま通りかかって」などと言って訪問してくる業者には警戒が必要です。アポなしの訪問業者とは契約しないことをおすすめします。

ポイント2:会社の所在地や実績が不明確

会社名や所在地をはっきり伝えない業者は危険です。

名刺をもらおうとすると「善意で伝えただけなので」とはぐらかしたり、口頭で会社名を伝えても調べると存在しない会社だったりするケースが報告されています。

詐欺業者は素性がバレると困るため、会社情報を明かしたがりません。

訪問を受けたら必ず名刺をもらい、その場で会社のホームページや口コミを確認しましょう。実態のない業者は避けるべきです。

ポイント3:点検時の写真や証拠を提示しない

屋根の劣化を指摘しながら、点検時の写真や報告書を提出しない業者は信用できません。

言葉だけで「壊れていた」と説明されても、実際に確認する手段がなければ判断のしようがないのです。悪質業者は証拠を残すと嘘がバレるため、写真提出を避ける傾向があります。

優良業者であれば、必ず点検時の写真を撮影し、詳細な報告書を作成して提出してくれるでしょう。証拠の提示がない業者とは契約しないでください。

ポイント4:見積書が手書きまたは詳細が不明

見積書が手書きだったり、工事内容が「一式」としか書かれていない業者は避けましょう。

きちんとした業者であれば、工事内容・数量・単価を明確に記載した詳細な見積書を作成します。

見積書が曖昧だと、工事後に「これは見積もりに入っていない」と追加請求される可能性が高いのです。

見積書の内容が不明確な場合は、詳しい説明を求めてください。説明を拒んだり、はぐらかしたりする業者は信頼できません。

ポイント5:即日契約を強く迫ってくる

「今日決めないとこの価格では工事できない」と契約を急かす業者は危険です。

屋根工事は建物の寿命を左右する重要な工事であり、本来は慎重に検討すべきものです。複数社から見積もりを取り、比較検討する時間が必要でしょう。

即日契約を迫る業者は、時間を与えると詐欺がバレることを恐れているのです。「家族に相談する」と伝えた時に嫌がる業者も要注意と言えます。

すでに契約してしまった場合の対処法

万が一、悪質業者と契約してしまった場合でも対処法があります。

諦めずに適切な対処を行うことで、被害を最小限に抑えられる可能性があります。

対処法1:クーリングオフでの契約解除

訪問販売で契約した場合、契約から8日以内であればクーリングオフが可能です。

クーリングオフは、訪問販売によって締結した契約を無条件で解除できる制度です。書面またはメール、FAXで業者に通知を送ることで契約を解除できます。

契約書にクーリングオフの記載がない場合や、業者から説明を受けていない場合は、8日を過ぎていてもクーリングオフできる可能性があるでしょう。

ただし、業者の事務所に行って契約した場合は対象外となるので注意が必要です。

対処法2:8日を過ぎた場合の契約取り消し

クーリングオフ期間を過ぎても、契約を取り消せるケースがあります。

業者が虚偽の説明をした場合や、不確実なことを確実だと説明した場合は、消費者契約法に基づいて契約を取り消すことが可能です。

契約前に勝手に工事をして代金を請求された場合も、契約取り消しの対象となります。

民法上の詐欺に該当する場合も契約の取り消しが認められるでしょう。弁護士に相談することで、適切な対処法をアドバイスしてもらえます。

対処法3:相談できる窓口と連絡先

ぼったくり被害に遭ったら、専門機関に相談しましょう。

消費生活センターでは、事業者とのトラブルについて無料で相談を受け付けています。消費者ホットライン(188)に電話すると、最寄りの消費生活センターに繋がります。

住まいるダイヤルは、国土交通大臣指定の住宅専門相談窓口で、見積書のチェックサービスも提供しており、契約前の相談も可能です。

実際に損害が発生した場合は、警察や弁護士への相談も検討してください。

信頼できる優良業者の選び方

安心して任せられる業者を選ぶためのポイントを解説します。

これらの基準で業者を選ぶことで、ぼったくり被害を避けることができるでしょう。

選び方1:地域密着で施工実績が豊富な業者を選ぶ

地域で長年営業している業者は信頼性が高いと言えます。

地域密着型の業者は、地元での評判を大切にしているため、いい加減な工事はできません。ホームページで施工事例や創業年数を確認し、実績が豊富な業者を選びましょう。

訪問販売業者の多くは、素性を隠して活動しているため所在地が不明確です。事務所を構え、地域で実績を積んでいる業者であれば安心して依頼できるでしょう。

選び方2:点検時に写真や報告書を提出してくれる業者を選ぶ

屋根の状態を写真付きで報告してくれる業者を選びましょう。

優良業者は、点検時に屋根全体の写真を撮影し、劣化箇所を分かりやすく説明した報告書を作成してくれます。

ドローンや高所カメラを使った点検を行う業者であれば、屋根に上らずに安全に確認できるのです。

写真や報告書があれば、本当に修理が必要なのか自分で判断できます。証拠を提示してくれる業者は誠実と言えるでしょう。

選び方3:見積書が詳細で説明が丁寧な業者を選ぶ

工事内容を詳細に記載した見積書を作成する業者を選んでください。

優良業者の見積書には、使用する材料の種類、施工範囲、数量、単価が明確に記載されています。不明な点があれば丁寧に説明してくれるのも特徴です。

「一式工事」とだけ書かれた曖昧な見積書は、後から追加請求される可能性があります。見積内容について質問した時の対応も、業者の信頼性を判断する材料となるでしょう。

選び方4:契約を急がせず相見積もりを歓迎する業者を選ぶ

複数社からの見積もり取得を嫌がらない業者を選びましょう。

優良業者であれば、相見積もりを取ることを歓迎します。自社の工事内容や価格に自信があるため、他社と比較されても問題ないのです。

「他社と比較検討したい」と伝えた時に、嫌な顔をしたり契約を急かしたりする業者は避けるべきでしょう。時間をかけて検討することを認めてくれる業者が信頼できます。

屋根修理のご相談は実績豊富のトベシンホームまで

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

トベシンホームは、千葉・埼玉・茨城エリアで数多くの屋根工事を手がけてきた地域密着型の外装リフォーム専門店です。

突然の訪問業者に不安を感じている方や、提示された見積もりが適正か判断できない方は、まず当社にご相談ください。

経験豊富な職人が屋根の状態を詳しく調査し、本当に必要な工事だけを適正価格でご提案いたします。

調査から施工、アフターフォローまで自社スタッフが一貫して担当するため、安心してお任せいただけるでしょう。

屋根修理でお困りの際は、トベシンホームまでお気軽にご相談ください。

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まとめ

屋根修理に関するぼったくり被害は年々増加しており、突然の訪問業者には十分な警戒が必要です。

無料点検を口実に屋根に上がり、わざと破壊したり虚偽の劣化を指摘したりする悪質な手口が多発しています。即日契約を迫る業者や、会社情報を明かさない業者とは絶対に契約しないでください。

万が一契約してしまった場合でも、8日以内であればクーリングオフが可能です。消費生活センターや弁護士など、専門機関に相談することで被害を最小限に抑えられるでしょう。

信頼できる地域密着型の業者に依頼することが、ぼったくり被害を防ぐ最も確実な方法です。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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