なぜ?瓦屋根のカバー工法ができない3つの理由!修繕方法と費用相場まで

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「瓦屋根って屋根カバー工法できないの?」
「カバー工法ができないなら他の方法が知りたい!」

瓦屋根の修繕方法として、カバー工法を検討される方は少なくありません。これは、費用を抑えられる工法として注目を集めているためです。

しかし、瓦屋根へのカバー工法は構造上の問題から、専門家からは推奨されていない工事方法です。重量による建物への負担や、瓦特有の凹凸形状により、施工自体が難しい場合がほとんどです。

本記事では、瓦屋根のカバー工法ができない理由を解説します。あわせて、修繕方法と費用相場まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、屋根のカバー工法の費用や手順については、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

この記事のポイント

  • 瓦屋根はカバー工法に不向き
  • 葺き替えか葺き直しが適切な工法
  • 定期的なメンテナンスが重要
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トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。

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目次

瓦屋根のカバー工法が難しい3つの理由

瓦屋根へのカバー工法は、一見費用を抑えられる魅力的な選択肢に思えますが、実際には多くの課題があります。下記の3つの理由から、専門家はカバー工法を推奨していません。

それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。

理由1:重量による建物への過度な負担

重量のある瓦屋根の上に新たな屋根材や防水シートを重ねることは、建物に大きな負担をかけることになるためカバー工法は実施できません。瓦屋根は、1㎡あたり約60キロと、他の屋根材と比べて非常に重い屋根材です。

屋根材重さ
金属屋根5㎏
アスファルトシングル9㎏
スレート20㎏
60㎏

特に築年数が経過した建物の場合、すでに経年劣化による強度の低下が進んでいる可能性が高いでしょう。ここにさらなる重量が加わることで、建物の耐震性が著しく低下する危険性があります。

このような状態は、地震時の揺れを大きくする原因にもなり、最悪の場合は建物の倒壊リスクを高めてしまうかもしれません。

重量による建物への過度な負担は様々な危険性があるため、瓦屋根においてカバー工法は実施できないのです。

理由2:瓦の凹凸による形状

瓦屋根特有の凹凸のある形状も、カバー工法ができない大きな要因です。なぜなら、凹凸面の上に新しい屋根材を均一に施工することは、技術的に非常に難しいとされているからです。

一般的に、瓦は重なり合う構造で雨水を流す設計になっており、表面には大きな段差があります。カバー工法をしたとしても段差のある屋根の上に新しい屋根をつけるため、バランスが取れなくなってしまいます。

仮に施工したとしても、屋根材の接合部に隙間が生じやすく、十分な防水性能を確保できない可能性が高いでしょう。また、不均一な設置は新しい屋根材の耐久性にも影響を与え、早期劣化や破損の原因となる可能性があります。

上記の理由から、瓦屋根はカバー工法に向いていないのです。

理由3:雨漏りリスクの増加

瓦屋根にカバー工法を実施すると、雨漏りを増加させるリスクがあることから向いていません。

なぜなら、既存の瓦屋根の上から防水シートと新しい屋根材を重ねる際に瓦の隙間に雨水が侵入すると、水分が抜けにくい構造となるためです。

この滞留した水分は、じわじわと下地を劣化させ、最終的には雨漏りの原因となります。さらに、通気性が悪くなることで結露も発生しやすくなり、カビや腐食の温床となる可能性も高まります。

カバー工法は一時的な対処にはなりますが、長期的には新たな問題を引き起こすリスクを抱えているのです。そのため、瓦屋根にカバー工法を実施することはできません。

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瓦棒(トタン・金属)屋根ならカバー工法が可能

瓦棒(トタン・金属)屋根

瓦屋根のカバー工法について語る際によく間違われるのが『瓦棒屋根』です。瓦棒屋根は「瓦」という文字がありますが、木の棒と金属の板で構成された金属屋根のひとつです。

一般的には「トタン屋根」と呼ばれており、瓦屋根とは全くの別物のため技術的にカバー工法は可能です。むしろ、カバー工法は瓦棒屋根との相性が良く、多くの住宅で採用されています。

そのため、瓦棒屋根にお悩みがある場合は、カバー工法を実施してみましょう。

瓦屋根の修繕方法と費用相場

カバー工法が適さない瓦屋根の修繕には、状態や予算に応じて選べる3つの工法があります。ここでは、瓦屋根の修繕方法と費用相場について解説します。

建物の状態や今後の使用計画に応じて、最適な工法を選択しましょう。

部分補修(部分修理)

部分補修では、問題が生じている部分だけを補修します。 棟瓦や下地材など、屋根を構成するさまざまな部位の修理に対応できます。また、補修範囲が限定的な場合でも施工しやすい点が特徴です。

必要な箇所のみを修理するため、工事費用を抑えやすいメリットがあります。例えば、瓦の一部交換や部分的補修の場合、費用は1~30万円が相場です。

一方で、屋根全体の老朽化を改善できるわけではありません。補修後も別の場所で不具合が発生し、追加の修理が必要になるケースもあります。

屋根全体の修理が必要であれば、葺き替えや葺き直しを検討しましょう。

葺き替え工事

葺き替え工事は、既存の瓦を全て撤去し、新しい瓦に交換する工法です。下地の野地板や防水シートも新しく張り替えるため、最も確実な修繕方法といえるでしょう。

一般的な戸建て住宅(30坪程度)の場合、工事費用は150〜200万円が相場で、足場代(20〜25万円)や廃材処理費用もここに含まれています。工期は天候にもよりますが、2〜3週間程度が一般的です。

新築時と同様の性能が得られ、30〜50年の耐用年数を期待できるのが大きな特徴と言えます。特に築30年以上が経過した建物には、この工法がおすすめです。

葺き直し工事

葺き直し工事とは、既存の瓦を一時的に取り外し、下地の補修や防水シートの張り替えした後に同じ瓦を再利用する工法です。耐用年数が長い瓦の特性を活かした、経済的な修繕方法といえます。

費用は一般的な戸建て住宅で70〜150万円程度。葺き替え工事と比べて新しい瓦の材料費が不要なため、費用を抑えることが可能です。工期は1〜2週間程度で完了します。

ただし、瓦自体に割れや欠けなどの損傷がある場合は不向きです。既存の瓦の状態が良好な場合にのみ検討できる工法といえるでしょう。

瓦屋根の修繕工事はトベシンホームにご相談ください

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項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

トベシンホームは、千葉県・埼玉県・茨城県で多くの瓦屋根工事を手がけてきた実績を持つ、地域密着型の外装リフォーム専門店です。各地域の気候や建築様式を熟知したベテラン職人が、お客様の大切な屋根を丁寧に施工します。

当社では瓦屋根の葺き替えから葺き直しまで、建物の状態に応じた適切な工事方法をご提案いたします。事前の調査から施工、アフターフォローまでを自社スタッフが一貫して担当することで、確かな品質と適正価格を実現しています。

瓦屋根の状態でお悩みの際は、ぜひ当社の無料点検をご利用ください。最短即日での現場調査も可能ですので、お気軽にご相談ください。

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トベシンホームで手がけた瓦屋根の施工事例

屋根や外壁のリフォームを検討する際は、実際の施工事例を参考にすることが大切です。トベシンホームの累計5,500件以上の施工実績の中から、代表的な事例を厳選しご紹介しています。

施工前後のビフォーアフター写真をはじめ、工事内容や費用の目安もわかりやすく掲載中です。リフォーム後の仕上がりを具体的にイメージできるため、業者選びや工事計画の参考としてお役立ていただけます。

【外壁塗装×屋根塗装】埼玉県鶴ヶ島市

トベシンホームの施工事例。【外壁塗装×屋根塗装】埼玉県鶴ヶ島市

埼玉県鶴ヶ島市にて、屋根・外壁塗装工事を実施しました。築年数の経過により、屋根や外壁の劣化や汚れが気になり始めたことがご依頼のきっかけです。また、温水器の撤去に合わせて塗装工事も実施しています。

施工では、まず高圧洗浄で屋根や外壁に付着したコケやカビ、汚れを丁寧に除去しました。下地を整えた後は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を実施し、塗料の密着性や塗膜の厚みを確保しています。

外壁・屋根の防水性や耐候性を高めることで、雨風や紫外線に強い状態に仕上がりました。工事完了後は、色褪せや汚れが改善され、新築のような美しい外観に生まれ変わっています。

見た目の向上だけでなく、住まいを長く守る耐久性も確保した高品質な塗装工事でした。施工費用の目安は100万〜150万円です。

【外壁塗装×屋根葺き替え】埼玉県川越市

トベシンホームの施工事例。【外壁塗装×屋根葺き替え】埼玉県川越市

埼玉県川越市にて、屋根葺き替え工事と外壁塗装を実施しました。キッチンで雨漏りが発生していたため、原因を解消する目的で屋根の全面改修をご依頼いただきました。また、足場を設置する機会を活用し、外壁塗装も同時に施工しています。

工事では、高圧洗浄で外壁や軒天の汚れを除去した後、外壁の下塗り・中塗り・上塗りを実施しました。塗膜の密着性や耐久性を高め、防水性と美観を向上させています。

屋根工事では既存屋根を撤去し、新たにコンパネやルーフィングを施工。その上で、スーパーガルテクトを使用した新しい屋根を設置しました。

施工後は雨漏りの不安が解消され、防水性・耐久性が向上。外観も美しく生まれ変わり、長く安心して暮らせる住まいとなっています。施工費用の目安は350万〜500万円です。

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瓦屋根のメンテナンス時期

瓦屋根を長く維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。以下のタイミングでの点検・修繕をおすすめしています。

計画的なメンテナンスで、突発的な修繕費用の発生を防ぎましょう。

10年で点検が必要

築10年を目安に、専門家による屋根の点検を実施することをおすすめします。この時期は、瓦のズレや釘の緩みなどの軽微な不具合が現れ始める時期です。

点検費用は2〜5万円程度ですが、早期発見により大規模な修繕を防げます。特に台風や地震の後は、建物全体にかかる負荷で瓦がズレている可能性があるため、臨時の点検も推奨されます。

不具合が見つかった場合は、部分的な補修で対応可能なケースがほとんどです。定期点検を習慣づけることで、屋根の長寿命化につながるでしょう。

15年で塗り替えを検討

築15年前後で、瓦表面の劣化が目立ち始めるため、塗り替えの検討が必要になってきます。塗り替えは瓦の表面を保護し、耐久性を高める効果があります。

一般的な戸建て住宅の塗り替え費用は40〜80万円程度です。使用する塗料の種類によって耐用年数が異なり、シリコン系で7〜10年、ウレタン系で5〜7年の効果が期待できます。

工期は天候にもよりますが、通常5〜7日程度で完了します。この時期の塗り替えで、瓦本来の耐用年数を十分に発揮させることが可能です。

30年で葺き替えを推奨

築30年を迎えると、瓦自体の経年劣化が進行します。また、下地の腐食も懸念されるため、葺き替え工事の検討が必要です。この時期を過ぎると、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。

たとえ、定期的にメンテナンスしていても、防水シートの劣化や釘の腐食は避けられません。特に築35年以上が経過すると、部分的な修繕では対応が難しい不具合が増えてくるでしょう。

葺き替え工事は大きな費用が必要ですが、建物を長く維持するための重要な投資といえます。早めの対応で、より安全で快適な住環境を維持できるのです。

屋根カバー工法にまつわるよくある質問

最後に、屋根カバー工法にまつわるよくある質問にまとめて回答します。

屋根カバー工法で後悔しやすいポイントは?

屋根カバー工法で後悔しやすいポイントは、業者選びを慎重に行わないことによって起こる施工不良です。なぜなら、屋根の状態を十分に確認せずに工事を提案したり、建物への重量負担や耐震性を考慮しなかったりする業者もいるからです。

適切な診断が行われないまま施工すると、雨漏りや耐久性の低下などのトラブルにつながる可能性があります。

例えば、既存屋根の劣化が激しいにもかかわらずカバー工法を勧められた結果、施工後に下地の腐食が発覚し、追加工事が必要になるケースがあります。

十分な説明を受けないまま契約し、想定外の費用が発生して後悔することも少なくありません。

そのため、屋根カバー工法で失敗を避けるには、現地調査を丁寧に行い、屋根の状態に合った工法を提案してくれる実績豊富な業者を選ぶことが大切です。

複数社から見積もりを取り、提案内容を比較しながら検討しましょう。

屋根カバー工法のデメリットは?

屋根カバー工法のデメリットは、施工できる屋根が限られることです。なぜなら、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工するため、建物への重量負担が増えるからです。

カバー工法では、比較的軽量な金属屋根が採用される傾向があります。屋根の劣化が進行している場合や下地が傷んでいる場合は、カバー工法では対応できず、葺き替え工事が必要になることがあります。

また、施工後は屋根の構造が変わるため、太陽光発電システムの設置が難しくなるケースも少なくありません。

このように、屋根カバー工法には適用条件があるため、事前に屋根の状態を正確に診断してもらうことが重要です。建物に適した工法を選ぶためにも、専門業者へ相談したうえで判断しましょう。

屋根カバー工法をガルバリウムで行う際の費用は?

屋根カバー工法をガルバリウム鋼板で行う場合、費用相場は約150〜400万円となっています。なぜなら、屋根の面積や形状、劣化状況、使用する屋根材によって工事費用が大きく変動するからです。

ガルバリウム鋼板を使用する場合の施工単価は、一般的に1㎡あたり約6,000円が目安とされています。なお、SGL鋼板を採用する場合も、同程度の単価で施工されるケースが多いです。

例えば、屋根面積が広い住宅や補修が必要な箇所が多い建物では、工事費用が高くなる傾向があります。一方で、既存屋根の撤去や処分が不要なため、葺き替え工事と比べて費用を抑えやすい点がメリットです。

屋根カバー工法の正確な費用を知りたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。工事内容や見積書の内訳を比較しながら、適正価格で依頼できる業者を選ぶことが重要です。

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まとめ

瓦屋根へのカバー工法は、重量による建物への負担や凹凸のある形状など、構造的な問題から施工が困難な工法です。むしろ雨漏りのリスクを高める可能性があるため、専門家からは推奨されていません。

代わりに、瓦屋根の修繕には葺き替えや葺き直しといった工法が適しています。築年数や劣化状態に応じて工法を選択し、定期的なメンテナンスによって、屋根の寿命を延ばすことが可能です。

特に築10年での点検、15年での塗り替え、30年での葺き替えといった計画的な修繕を推奨します。計画的な修繕によって、突発的な不具合や過大な修繕費用の発生を防げるでしょう。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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