外壁塗装の見積書を見ると、必ずといっていいほど入っている足場代。
「思ったより高いな…」
「前より上がってる?」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
足場は安全に、そして丁寧な仕上がりで工事を行うために欠かせない設備です。ですが、実際の金額や内訳を知らないままだと、本当に必要な費用なのか判断がつきにくいですよね。
そこで今回は、足場代が必要な理由から2025年の平均価格、建物条件による費用の違い、見積もりの見方や費用を抑えるポイントまで、分かりやすく解説します。
最後まで読めば、今の見積もりが高いのか妥当なのか、自信を持って判断できるようになるでしょう。
なお、外壁塗装の価格については、こちらで網羅的に解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- 外壁塗装で足場が必要な理由とその役割
- 2025年時点の足場代の平均価格や㎡単価、条件による費用差
- 見積書のチェックポイントと、適正価格で依頼するためのコツ

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装で足場はなぜ必要?
外壁塗装の見積書には、ほぼ必ずといっていいほど足場代」
が記載されています。これは単なる付帯費用ではなく、工事の安全性や仕上がりを左右する重要な工程です。足場がなければ、高所での作業は危険が増し、塗装の品質にも影響が出ます。
さらに、法律や施工基準でも足場の設置が求められるケースがほとんどです。ここでは、安全性・効率性の面と法的な面、それぞれの理由を見ていきます。
- 安全確保と施工効率のために必要な理由
- 法令や施工基準に基づく設置義務
安全確保と施工効率のために必要な理由
外壁塗装は、高所作業が避けられない工事です。安定した足場がなければ、職人が安全に動くことができず、転落などの重大な事故につながる危険があります。
足場を組むことで、作業スペースが確保され、姿勢を崩さずに塗装ができるため、塗りムラや塗り残しを防げます。また、効率的に作業を進められることで、工期短縮や全体の品質向上にもつながります。
法令や施工基準に基づく設置義務
高さ2メートル以上での作業は、労働安全衛生規則により足場の設置が原則として義務付けられています。さらに、建築基準法や各種施工基準でも、安全帯の使用や転落防止措置が求められています。
これらは業者が守らなければならない法的義務であり、足場はその中核を担う設備です。適正に組まれた足場は、安心して工事を任せられるかどうかの重要な判断基準にもなります。
外壁塗装足場代の平均価格はいくら?
足場が安全や品質に欠かせないことが分かったところで、次に気になるのは、いくらかかるのかという具体的な金額でしょう。見積書を見ても、その金額が妥当かどうかは相場を知らないと判断できません。
ここでは、2025年時点の一般的な価格帯と、条件による差を順に見ていきます。
- ㎡単価と平均総額の目安
- 建物条件ごとの価格差
㎡単価と平均総額の目安
足場代は、㎡単価で計算されるのが一般的です。相場はおおむね600〜1000円/㎡で、延べ床30坪(約100㎡)の住宅では総額15〜25万円前後が多くなります。実際の請求額には、組立や撤去、資材運搬、養生ネット設置なども含まれます。
延べ床面積 | 足場面積の目安 | ㎡単価600円の場合 | ㎡単価1000円の場合 | 想定総額の幅 |
---|---|---|---|---|
20坪(約66㎡) | 約160㎡ | 約9.6万円 | 約16万円 | 9.6〜16万円 |
30坪(約100㎡) | 約200㎡ | 約12万円 | 約20万円 | 12〜20万円 |
40坪(約132㎡) | 約240㎡ | 約14.4万円 | 約24万円 | 14.4〜24万円 |
この表を見ると、自宅の規模からおおよその費用感をつかみやすくなります。ただし、あくまで目安であり、現場の条件や工事内容によって変わることは押さえておきましょう。
建物条件ごとの価格差
実際の現場では、同じ面積でも条件によって金額が変わります。たとえば3階建ては2階建てよりも足場の高さが必要になり、資材や作業時間が増えるため費用が上がります。
また、隣の建物との距離が狭い場合や、屋根の形状が複雑な場合は、足場の組立や搬入が難しくなる分、追加費用が発生することもあります。逆に、平屋や広い敷地で作業しやすい環境では、比較的費用を抑えられることがあります。
こうした条件の違いを知っておくと、見積書に書かれた金額の理由が分かりやすくなります。このあと解説する足場費用が別料金になる理由でも、こうした背景が関わってきます。
外壁塗装足場価格が別料金になる理由
相場や条件による価格差がわかると、
「では、なぜ塗装費とは別に足場代が請求されるのか」
といった疑問が残ります。実は足場工事は、塗装本体とは独立した工程と費用構造を持っています。
設置から撤去まで一連の作業が必要で、その分の人件費や資材費が明確にかかるため、見積書でも別項目として扱われるのです。ここからは、その内訳と見積書の確認ポイントを見ていきます。
- 足場設置にかかる具体的な作業内容
- 見積書での記載例とチェックポイント
足場設置にかかる具体的な作業内容
足場工事は、単に鉄パイプを組むだけではありません。以下のような工程を経て、安全で作業しやすい環境を整えます。
工程 | 内容 |
---|---|
資材搬入 | 専用トラックで足場材を現場まで運搬 |
組立 | 建物の形状に合わせて安全基準に沿って設置 |
養生ネット設置 | 塗料やほこりが周囲に飛散しないよう保護 |
使用期間中の管理 | 作業中の安全性を保つための補修や点検 |
解体・撤去 | 工事完了後に足場を解体し、資材を搬出 |
これらはすべて専門の職人による作業であり、塗装職人とは別の技能と人員が必要になります。そのため、足場代は塗装工事の一部ではなく、独立した費用として計上されるのです。
見積書での記載例とチェックポイント
見積書では、足場仮設工事一式とだけ書かれている場合もあれば、『単価 × ㎡数』で明細が出ている場合もあります。内訳が細かく記載されているほうが、適正価格の判断がしやすくなります。
チェックしたいポイントは以下の通りです。
- ㎡単価が相場(600〜1000円/㎡)から大きく外れていないか
- 搬入費や撤去費が別途計上されていないか
- 養生ネットや安全設備の費用が含まれているか
もし項目や金額に不明点があれば、契約前に必ず業者へ確認しておくことが大切です。この段階で質問しやすい雰囲気かどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントになります。
外壁塗装足場価格を抑えるには?適正価格で施工するコツ
足場代がどうやって決まるのか、そしてなぜ別料金になるのかを理解したら、次に気になるのは少しでも負担を減らせないかという点ではないでしょうか。
ただし、安さだけを優先すると、安全性や仕上がりの品質が犠牲になることもあります。ここでは、適正価格を守りながら費用を抑えるための実践的な方法を紹介します。
- 相見積もりを取って比較する
- 業者に確認すべき項目
相見積もりを取って比較する
最も基本で効果的なのは、複数の業者から見積もりを取ることです。同じ条件で依頼しても、足場代の設定や内訳は業者ごとに異なります。
相見積もりを取るときは、単に総額を比べるだけでなく、足場の㎡単価や搬入・撤去費の有無、養生ネットや安全設備が含まれているかまで確認しましょう。
比較することで、相場から大きく外れている業者や、明らかに説明不足な見積もりを見抜きやすくなります。
業者に確認すべき項目
見積もりを比較する際は、以下のポイントを質問しておくと安心です。
- 足場の㎡単価と算出方法
- 搬入費・撤去費・養生ネット費が含まれているか
- 足場の使用期間に制限があるか(延長料金の有無)
- 他の工事と足場を共有できるか(外壁塗装+屋根工事など)
これらを事前に確認しておけば、後から思ったより高くなったという事態を避けられます。質問に対して丁寧に説明してくれる業者は、工事中のやり取りも安心して任せられる可能性が高いといえるでしょう。
トベシンホームなら外壁塗装適正価格と安全施工の両立が可能

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
足場代を含めた外壁塗装工事は、金額だけでなく安全性と仕上がりの品質も重要です。トベシンホームは、その両立を実現するために、自社施工と明確な料金提示を軸にサービスを展開しています。
足場費用込みでの明朗な見積り
トベシンホームの見積もりは、塗料の種類別に税込価格を明確に提示しており、足場費用も含めた総額で案内するパッケージ型が基本です。これにより、見積もり段階で追加費用が発生する不安を抑えられます。
例えば、外壁シリコン塗装なら29.8万円(税込)から、外壁無機塗装なら65.8万円(税込)からと、価格があらかじめ公開されています。
こうした透明性は、複数社で比較検討する際にも有利に働き、納得の価格として高く評価されています。
地域密着の対応力と安全管理体制
同社は2017年創業以来、関東エリア(千葉・東京・埼玉・神奈川・茨城)で累計5,500件以上の施工実績を誇ります。少数精鋭ながら迅速な対応力と提案力で、現場の安全管理にも徹底して取り組んでいます。
現場では作業中の養生や安全設備の点検を欠かさず、周囲への配慮も徹底。近隣へのあいさつや施工中の声かけも行い、安心して工事を任せられる環境づくりを心がけています。
こうした地域密着型の姿勢が、口コミでも高く評価される理由のひとつです。
よくある質問
外壁塗装の足場代については、多くの方が同じような疑問を持っています。ここでは特によく聞かれる質問を、これまでの内容と関連づけながら解説します。
- 足場代は工事期間で変わる?
-
基本的に一式料金で、日数で変わることはありません。ただし長期延長は追加費用になる場合があります。
- 平屋や3階建てでも足場代は変わる?
-
変わります。高さや資材量、作業時間が異なるため、平屋は安く、3階建ては高くなる傾向です。
- 足場代を無料にできる方法はある?
-
外壁塗装と屋根工事を同時施工すると、足場を共有でき費用を抑えられることがあります。
- 足場代には何が含まれますか?
-
資材搬入、組立、養生ネット設置、解体・撤去などの作業費と資材費が含まれます。
- 足場代だけ別業者に依頼できますか?
-
可能ですが、塗装業者と連携が必要で、逆に割高になる場合もあります。
まとめ
外壁塗装の足場代は、安全性と品質を守るために欠かせない費用です。
相場は600〜1000円/㎡が目安で、建物の規模や条件によって変動します。見積書の内訳を確認し、相見積もりや事前の質問で適正価格を見極めることが重要です。
トベシンホームでは、足場費用込みの明朗な見積もりと、地域密着の安全管理体制で安心の施工を提供しています。足場代の知識を身につければ、不当な請求を避け、納得できる外壁塗装を実現できます。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。