施工事例
[船橋市 H様邸]雨・風・雪にも負けない!安心・快適な暮らしを叶える屋根カバー工法
お客様のご要望
H様
過去の雹被害による点検とメンテナンスの問い合わせ。 屋根材のメンテナンスを塗装しかご存じではなく、既にスレートにヒビ、割れが確認でき、カバー工法のメリットを説明の上、選択頂きました。

BEFORE



AFTER
施工事例データ
エリア | 船橋市 |
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施工箇所 | 屋根 |
施工内容 | 屋根カバー |
費用 | 150万円〜200万円 |
工期 | 14日 |
使用商材 | 屋根:ヒランビー |
外壁・屋根の素材名 | 屋根:スレート |
施工中の様子 ①

まずは、既存の棟板金を取り外し、その下にある貫板(ぬきいた)の撤去作業から開始しました。長年の風雨にさらされて劣化が進んでおり、ところどころ腐食や割れが見られました。状態をしっかり確認しながら、屋根材を傷つけないよう丁寧に取り外していきます。

既存の貫板を撤去した後は、新たに防水シート(ルーフィング)を施工していきます。屋根全体にしっかりと敷き詰め、重ねしろを確保しながら隙間ができないよう丁寧に張っていきます。このルーフィングは、万が一屋根材の下に雨水が入り込んでも、下地への浸水を防ぐ重要な役割を担っています。
施工中の様子 ②

次に兼用板金を新たに取り付けていきます。屋根の形状や勾配に合わせて板金材を丁寧に加工し、雨水の流れを考慮しながら、適切な位置にしっかりと固定していきます。兼用板金は、屋根材同士の継ぎ目や端部からの雨水侵入を防ぐための重要な部材であり、耐久性と防水性を高めるためにも、ズレや浮きがないよう慎重に施工しています。

軒先部分に唐草板金を新たに設置していきます。唐草板金は、屋根材の端部から雨水が侵入するのを防ぎ、軒先の美観と耐久性を保つために欠かせない部材です。水平を保ちながら、屋根のラインに沿って真っ直ぐに取り付けていき、しっかりと固定します。
施工中の様子 ③

続いて、屋根の谷部に谷板金を新規設置していきます。谷板金は、屋根の形状によって雨水が集中する「谷」と呼ばれる部分に取り付ける板金で、排水をスムーズに行い、雨漏りを防ぐために非常に重要な役割を果たします。

ケラバ板金は、屋根の端部(ケラバ部分)を風雨から守るための重要な部材で、強風時に吹き上げる雨の侵入を防ぐ役割を果たします。屋根材のラインに沿って、しっかりと位置を確認しながら、一枚一枚丁寧に固定していきます。
施工中の様子 ④

各種板金の施工が完了したら、いよいよ屋根材本体の設置作業に入ります。今回はカバー工法のため、既存の屋根材の上から新しい屋根材を丁寧に重ねていきます。見た目の美しさはもちろん、長年安心して過ごしていただけるよう、精度の高い作業を心がけています。

雪止め金具は、積雪時に屋根からの落雪を防ぎ、人や物への被害を抑えるための重要な部材です。屋根の形状や勾配、地域の積雪量に応じて、バランスよく配置し、しっかりと固定していきます。安全面にも配慮した、機能性の高い屋根へと仕上げていきます。
施工中の様子 ⑤

棟部分に新しい貫板(ぬきいた)を設置していきます。棟板金をしっかりと固定するための土台となる重要な部材です。下地と水平を確認しながら、ズレのないように丁寧に取り付けていきます。

屋根の谷部に谷止縁を新たに設置していきます。谷止縁は、屋根材と谷板金の間に取り付ける部材で、雨水の流れを適切に誘導し、谷板金への雨水集中を防ぐ役割を果たします。見えにくい部分ではありますが、雨漏りを防ぐために非常に重要な工程であり、確実な防水処理を意識して作業を進めました。
施工中の様子 ⑥

最後に、屋根の頂部に棟板金を新たに取り付けていきます。棟板金は、屋根面の接合部分を保護し、雨風の侵入を防ぐために欠かせない重要な部材です。あらかじめ設置しておいた貫板の上に板金を被せ、継ぎ目にはシーリング処理を施しながら、ステンレス製のビスでしっかりと固定していきます。

すべての施工が完了したら、最後に屋根全体の拭き上げ作業を行います。施工中に付着したホコリや指紋、細かな金属粉などを丁寧に拭き取り、仕上がりを美しく整えていきます。
施工中の様子 ⑦

これですべての工程が無事に完了し、屋根のカバー工法が完工となりました。既存の屋根を活かしつつ、新しい屋根材や板金類を重ねることで、防水性・耐久性・断熱性が向上し、見た目も美しく生まれ変わりました。雨風に強く、安心して長くお過ごしいただける屋根へと仕上がっています。