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外壁塗装に使う塗料の種類と選び方!価格・耐用年数・機能性を徹底比較

「外壁塗装の見積書に書かれていた塗料、これって本当にいいの?」
「外壁塗装の塗料は何がいいのかな…」

そんな疑問や不安を感じたことはありませんか?

外壁塗装に使われる塗料は、種類が多く、価格も性能もバラバラ。耐用年数が長いものは価格も高く、安価な塗料は再塗装の頻度が増える可能性があります。だからこそ、どの塗料が自分の家に合っているのかを正しく知ることが、納得のいく塗装につながります。

この記事では、代表的な塗料(シリコン・フッ素・ラジカル・無機など)の特徴から、遮熱・防汚といった機能性、塗料ごとの価格帯や耐用年数まで、失敗しないための選び方を総合的に解説しています。塗料選びで迷っている方、見積もり内容に納得したい方は、ぜひ参考にしてください。

なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 外壁塗装でよく使われる塗料の種類と、それぞれの特徴・価格帯が比較できる
  • 耐用年数・価格・機能性のバランスで、自分に合った塗料の判断軸が持てる
  • 見積もりに記載された塗料名の意味がわかり、業者提案に納得して選べるようになる
外壁塗装・屋根工事・雨漏りならトベシンホームにおまかせください!

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。

専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。

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目次

外壁塗装に使われる塗料の基本知識

外壁塗装を成功させるうえで、塗料の正しい理解は欠かせません。どの塗料を使うかで耐久性も見た目も、10年後の仕上がりも変わってきます。

まずは塗料が担っている役割と、どのような基準で種類を選べばよいのかを押さえておきましょう。

塗料の役割と外壁への影響

塗料の役割は単に色を塗ることではありません。塗膜は外壁の一番外側に位置し、住まいをさまざまな外的要因から守る重要なバリアです。

具体的には以下のような効果があります。

機能内容
防水性雨水や湿気の侵入を防ぎ、内部の腐食を抑える
防汚性汚れ・カビ・コケの付着を防止し、美観を維持
遮熱・断熱性夏の室温上昇を抑え、冷房コストを軽減
耐候性紫外線・雨風による劣化を遅らせ、外壁を長持ちさせる

塗料の性能次第で、塗装の持ちも生活環境も変わるため、見た目重視だけでなく機能性にも注目して選ぶことが大切です。

外壁塗装用塗料の分類と選定基準

塗料にはさまざまな種類があり、見た目や性能、環境性など選ぶ基準によって最適なものが異なります。代表的な分類は次の通りです。

タイプ特徴
水性臭いが少なく、環境にやさしい
油性密着性・耐久性に優れ、劣化が進んだ外壁にも対応
艶あり光沢があり、汚れがつきにくい
艶なし落ち着いた印象で、マットな仕上がり
単層仕上げ工期が短く、コストを抑えやすい
多層仕上げ耐久性が高く、長期的な安心感がある

これらの分類に加え、樹脂の種類(アクリル・シリコン・フッ素・無機など)によっても耐用年数や価格が異なります。選ぶ際は目的やライフスタイルに合わせて最適な組み合わせを検討することが重要です。

外壁塗装で使われる塗料の種類と特徴

外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに価格・耐久性・機能性が異なります。選ぶ塗料によって、塗装にかかる費用やメンテナンスサイクルが大きく変わるため、特徴を理解したうえで自分に合ったものを選ぶことが重要です。

以下では、住宅塗装でよく使われる代表的な塗料5種類の特徴を順に紹介します。

シリコン塗料とは

外壁塗装で最も多く使われている、コストパフォーマンスに優れた定番塗料です。耐用年数・価格・機能のバランスがよく、初めての塗装や予算を抑えたい人に最適。選べる色も豊富で、仕上がりの美しさも魅力です。

項目内容
耐用年数約10〜15年
特徴コスパ◎/汚れにくい/カラーが豊富
向いている人費用を抑えつつ、10年程度しっかり持たせたい人

ラジカル塗料とは

紫外線による劣化を抑えるラジカル制御型塗料。シリコン塗料よりも耐久性が高く、価格もそれほど高すぎないため、近年選ばれる機会が増えています。外観を長持ちさせたい方におすすめです。

項目内容
耐用年数約12〜15年
特徴チョーキングが起こりにくく、色あせしにくい
向いている人コスパを意識しつつ、より長持ちさせたい方

フッ素塗料とは

高耐久・高機能で、塗り替え回数を減らしたい人に向いています。価格はやや高めですが、耐候性・防汚性ともに優秀で、商業施設や高層ビルなどにも使われています。長期視点での費用対効果が高い塗料です。

項目内容
耐用年数約15〜20年
特徴高耐久・防汚性◎/メンテナンス頻度を抑えられる
向いている人塗り替えの回数を減らしたい方/長期的に考える方

無機塗料とは

無機成分を多く含むことで、紫外線や熱・湿気への耐性が非常に高い最上級グレード。価格は最も高額ですが、20年以上持たせたい方や、将来のメンテナンス負担を減らしたい方に選ばれています。

項目内容
耐用年数約20年以上
特徴劣化しにくく、色あせ・汚れに非常に強い
向いている人最も長持ちさせたい方/予算に余裕がある方

クリア塗料とは

外壁のデザインをそのまま活かしたいときに使う透明な塗料。意匠性の高いサイディングボードなどに適しており、美観を保ちながら表面をしっかり保護できます。ただし、劣化が進んだ壁には使えません。

項目内容
耐用年数約10〜15年
特徴外壁の模様を活かしたまま保護できる/塗膜に色がつかない
向いている人デザイン性の高い外壁をそのまま残したい方

外壁塗装におすすめの機能性塗料とは?

外壁塗装には、長持ちしたり、きれいに見えるだけでなく、生活を快適にするための機能を備えた塗料も多く存在します。特に人気があるのが、遮熱塗料や防カビ・低汚染塗料など、環境や立地、ライフスタイルに応じて選べる塗料です。

ここでは、代表的な2種類の機能性塗料とその特徴を紹介します。

遮熱塗料とは

太陽光の熱を反射し、外壁の表面温度の上昇を抑える塗料です。室内温度の上昇を軽減できるため、夏の冷房効率が良くなり、光熱費の削減にもつながります。

項目内容
主な効果外壁表面温度の上昇を抑え、室内の温度上昇も軽減
耐用年数約10〜15年(塗料グレードによる)
向いている人南向き・直射日光が強い家/夏の暑さが気になる家庭

ただし、断熱効果とは異なるため、冬も暖かくなるとは限りません。選ぶ際は、遮熱の目的と居住環境が合っているかを確認するのがポイントです。

防カビ・低汚染塗料とは

湿気がこもりやすい北側の外壁や、排気ガスが当たりやすい立地では、カビや汚れが目立ちやすくなります。そんな環境に適しているのが、防カビ性・低汚染性を備えた塗料です。

項目内容
主な効果カビ・コケ・排ガス汚れの付着を抑え、外観を清潔に保つ
耐用年数約10〜15年(一般塗料に防汚機能が追加されたもの)
向いている人湿気がこもる立地/日陰が多い家/道路沿いの住宅など

選ぶ際には、防カビ性能や超低汚染型などの表記を確認し、立地に合った塗料を選ぶことが、美観維持には欠かせません。

外壁塗装塗料の価格と耐用年数

塗料選びでよく比較されるのが価格と、耐用年数です。短期的に費用を抑えるのか、長期的に再塗装の回数を減らすのかど、どこに重きを置くかで最適な塗料は変わってきます。

ここでは、主要塗料の単価と寿命を一覧で比較したうえで、費用対効果の高い選び方を解説します。

主要塗料の㎡単価と平均耐用年数

以下は、住宅用塗料としてよく使われる5種類の塗料について、1㎡あたりの施工単価と平均的な耐用年数をまとめた比較表です。

塗料の種類単価の目安(1㎡)耐用年数特徴
アクリル1,000〜1,500円5〜7年現在はあまり使用されない
ウレタン1,800〜2,500円7〜10年柔軟性あり、補修向き
シリコン2,500〜3,500円10〜15年コスパ◎、現在の主流
フッ素3,500〜5,000円15〜20年高耐久、長期間メンテ不要
無機4,500〜6,000円20年以上最高グレード、非常に長寿命
※上記は一例です。実際の費用は住宅規模・地域・業者により異なります。

耐用年数が長い塗料ほど価格は高くなりますが、その分塗り替えの頻度が減るという長期的なメリットもあります。

外壁塗装は初期費用と長期コストで選ぶべき理由

たとえば、10年ごとにシリコン塗料で2回塗り直すのと、20年以上もつ無機塗料を1回塗るのとでは、初期費用は無機のほうが高いものの、長い目で見るとコストはほぼ変わらないか、むしろ抑えられることもあります。

また、塗り替えのたびにかかる足場代や人件費などの付帯コストも無視できません。

比較項目シリコン塗料(10年×2回)無機塗料(20年以上)
塗料代約60万円×2回 = 120万円約100万円
足場代・諸経費約20万円×2回 = 40万円約20万円
合計約160万円約120万円
※上記は一例です。実際の費用は住宅規模・地域・業者により異なります。

今だけ安いよりも『結果的に安くすむか?』で判断するのが、賢い塗料選びの考え方です。

外壁塗装塗料メーカー別比較

塗料はどのメーカーがつくっているかによっても品質や保証体制に差があります。よく名前を聞くメーカーでも、それぞれに強みや主力製品があり、製品の特徴を理解したうえで選ぶことが失敗を防ぐポイントになります。

ここでは、代表的な塗料メーカーと製品ラインナップ、選ぶ際に見るべきポイントを整理して紹介します。

代表メーカーと主要製品ラインナップ

日本で外壁塗装によく使われる塗料メーカーは次の3社です。いずれも施工実績が豊富で、住宅用塗料における信頼性も高いです。

メーカー名主な製品例特徴・強み
日本ペイントパーフェクトトップ/ファインパーフェクトシリーズ耐候性・コスパ重視の塗料が豊富
関西ペイントRSシリーズ/アレスダイナミックTOP低汚染・防カビなど機能性に強み
エスケー化研クリーンマイルドシリーズ/プレミアムシリーズ無機塗料や意匠系仕上げも得意

これらの製品は、業者の見積もり書に記載されることも多いため、名前を見て分かるようになっておくと安心です。

外壁塗装塗料のメーカー選びで見るべき3つのポイント

メーカーごとに価格・性能・保証が異なるため、どのメーカーの製品が使われているかを見逃さないことが重要です。以下の3点を基準に比較すると、選びやすくなります。

  • 保証の有無と内容
  • 安定供給と流通実績
  • 製品の特徴と口コミ実績

特に聞いたことのない塗料名が見積もりに記載されていた場合は、メーカー名と製品グレードを業者に確認し、納得のうえで選ぶことが大切です。

外壁塗装をDIYで行う場合の塗料選び方

「外壁塗装を自分でやってみたい」

という方も増えていますが、DIYで使える塗料には制限があり、選び方を間違えると仕上がりや耐久性に影響が出ることもあります。

ここでは、ホームセンターなどで購入できる塗料の選び方と、プロ用塗料との違いについて解説します。

DIYで使える塗料の選び方と注意点

DIYで外壁塗装を行う場合、手に入れやすく扱いやすい水性塗料が一般的です。特に以下のような条件で選ぶと安心です。

  • 水性タイプ→乾燥が早く、においが少ない
  • 1回塗り仕上げでも対応可能な製品→施工の簡便さが重要
  • 塗布可能な素材が明記されているもの→モルタル・窯業系サイディングなどに対応しているかを確認

ただし、外壁全体の塗り替えではなく、ひび割れの補修や部分塗装などの軽作業にとどめるのが現実的です。足場の設置が必要な高所作業や、耐久性を求める全面塗装は、専門業者に依頼するのが無難です。

プロ用塗料との違い

DIY向け塗料とプロ用塗料では、性能面でも施工性でも明確な違いがあります。以下の表で簡単に比較してみましょう。

比較項目DIY用塗料プロ用塗料
価格帯安価(入手しやすい)やや高額
塗膜の厚み薄くなりやすい均一で厚く仕上がる
耐用年数短め(3〜7年程度)長め(10年〜20年)
乾燥・施工条件比較的甘く設定されている適切な温湿度・乾燥管理が必要
下地処理との相性下地補修に不向きな場合が多い専用の下塗り材や補修材と組み合わせる

DIYで使える塗料はあくまで応急的であったり、装飾的な用途に向いており、住宅の保護という観点ではプロ用塗料に軍配が上がるでしょう。

外壁塗装の塗料で迷ったらトベシンホーム

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

「どの塗料が一番合っているのか分からない」
「業者に勧められた塗料が本当にベストなの?」

そんな悩みを抱えたまま契約を進めるのは不安ですよね。

トベシンホームでは、塗料選びに不安がある方のために、無料の現地調査や塗料提案サービスを行っています。建物の劣化状況・立地・予算・仕上がりのイメージなどをヒアリングしたうえで、最適な塗料の種類・グレード・カラーを提案いたします。

「見積書にある塗料名がよく分からない」
「フッ素・無機・シリコン…どれを選ぶべき?」
「汚れやすい立地で、防汚性のある塗料を使いたい

こうしたお悩みに、実績豊富なスタッフが中立的な目線でアドバイスいたします。もちろん、無理な契約や押しつけは一切ありませんので、安心してご相談ください。

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外壁塗装の塗料についてよくある質問

外壁塗装で一番コスパがいい塗料は?

総合的なコストパフォーマンスで見ると、シリコン塗料やラジカル塗料が人気です。価格が抑えめでありながら、10〜15年程度の耐用年数が期待できるため、初めての塗装や10〜15年単位でメンテナンスを考えている方に最適です。

ただし、長期で見たときの再塗装回数を減らしたい場合は、フッ素や無機塗料も「長い目で見たコスパが良い」という判断になることもあります。ライフプランに合わせて選ぶのがベストです。

塗料の色あせ・汚れを防ぐには?

色あせや汚れを防ぐには、耐候性や防汚性の高い塗料を選ぶことが重要です。以下の2点がポイントです。

  • 耐候性が高い塗料(例:フッ素、無機)を選ぶ
  • 低汚染型塗料や防カビ・防コケ機能付きの製品を選ぶ

また、艶あり塗料の方が汚れが付きにくく、色も長持ちしやすい傾向があります。日当たりや周辺環境によっても汚れ方が変わるため、業者に立地に合った塗料を提案してもらうのが失敗を防ぐ近道です。

見積書にある塗料名の意味が分からない

見積書に記載されている塗料名(例:パーフェクトトップ、RSシリコンなど)は、メーカーの製品名であり、それぞれにグレードや用途があります。

知らない塗料名があった場合は、以下を確認しましょう。

  • メーカー名と製品の位置づけ
  • 耐用年数や機能性
  • 艶あり/艶なし、水性/油性などの仕様

不明な点は、遠慮せず業者に聞いて確認することが大切です。信頼できる業者であれば、特徴や理由を丁寧に説明してくれるはずです。

まとめ

外壁塗装における塗料選びは、価格や見た目だけでなく、耐久性・機能性・施工後の満足度にも大きく関わる重要なポイントです。

本記事では、代表的な塗料の種類(シリコン・フッ素・無機など)から、遮熱や防汚といった機能性塗料、価格と耐用年数のバランス、そしてDIY向けやメーカーごとの違いまで幅広く解説しました。

迷ったときは、どの塗料がいいかではなく、自分の家と希望に合っているかで判断するのが正解です。わからないことがあれば、ぜひプロに相談し、納得のいく選択をしましょう。

トベシンホームでは、塗料ごとの無料診断・提案・見積対応も行っていますので、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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