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外壁塗装DIYは危険?プロに頼むべき判断基準と実際の失敗例も解説

「外壁が汚れてきた」
「少しのひび割れなら自分で直せるかも」

業者に頼むと費用がかさむこともあり、外壁塗装をDIYでやってみようかと考える方も増えています。

実際、ホームセンターやネット通販でも塗料やローラーが手軽に手に入り、塗装動画なども豊富に出回っています。ただ一方で、

「どこまで自分でできるのか?」
「失敗したらかえって高くつくのでは?」

といった不安もつきものです。

この記事では、外壁塗装をDIYで行う際に知っておくべき基礎知識から、メリット・デメリット、必要な道具、具体的な手順、よくある失敗とその対策までを網羅的に解説します。

自分でできそうか、もしくは業者に任せるべきか。その判断材料として、ぜひ参考にしてください。

なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 外壁塗装をDIYで行う際の判断基準がわかる
  • DIYに必要な道具・手順・注意点が理解できる
  • 失敗リスクや危険性も含め、現実的な判断ができるようになる
外壁塗装・屋根工事・雨漏りならトベシンホームにおまかせください!

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。

専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。

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目次

外壁塗装をDIYで行う前に知っておくべき基本知識

外壁塗装は家の見た目だけでなく、防水性や耐久性を保つためにも欠かせない工事です。しかし、業者に依頼すると費用が高額になることもあり、自分でできないかと考える方も増えています。

とはいえ、外壁塗装は簡単な作業ではありません。施工面積、下地の状態、高所作業の有無、安全対策など、事前に把握すべきことが多くあります。まずはDIYと業者依頼の違い、そしてDIYに向いているケースを整理しておきましょう。

外壁塗装DIYと業者依頼の違い

DIYとプロの施工では、費用だけでなく、仕上がりやリスクにも大きな違いがあります。以下に主な比較ポイントをまとめました。

項目DIY業者依頼
費用材料費のみ(10万円前後〜)工賃含めて数十万円〜
仕上がり品質技術次第でムラや不具合もあり得るプロの技術で均一な塗装が可能
作業時間土日中心で長期化しやすい短期間で効率よく完了
安全性高所作業や脚立使用のリスクあり足場や保険対応でリスクを最小化
保証・責任すべて自己責任保証あり(数年単位で対応)

費用面ではDIYに魅力がありますが、手間や安全性、耐久性まで考えると、状況によっては業者依頼の方がコストパフォーマンスに優れる場合もあります。

外壁塗装DIYが向いているケースとは?

DIYが現実的に可能なのは、次のような条件を満たすケースです。

  • 作業範囲が限られている
  • 平屋や低層住宅で足場を組まずに対応できる
  • 過去にDIY塗装の経験がある、もしくは十分な準備時間がある
  • 使用する塗料や道具の管理が自己責任で行える
  • 劣化が軽度(色あせ・小さなひび程度)で、下地補修が不要な状態

逆に、外壁全体を塗り替える、2階以上の作業が必要、大きなひび割れやカビ・苔が広範囲にあるといった場合は、DIYには向いていません。迷ったら一度専門業者に相談し、自分の家の状態を把握することから始めるのが安心です。

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外壁塗装DIYのメリットとデメリット

DIYでの外壁塗装には、費用が抑えられたり、自分のペースで進められるなどの魅力があります。一方で、失敗や安全面のリスクも伴います。

ここでは、メリット・デメリットを客観的に整理し、判断材料として役立てていただけるようまとめました。

メリットデメリット
費用を抑えられる(10万円前後〜)ムラや塗り残しが出やすい
自分のペースで作業できる高所作業に危険が伴う
達成感・愛着が生まれる下地処理・養生の失敗が起きやすい
塗料や仕上がりを自由に選べる施工不良時もすべて自己責任
作業を通して塗装の知識が身につく保証・アフターサポートが受けられない

DIYの魅力は確かにありますが、『できること』と『やってはいけないこと』の見極めが非常に重要です。次の章では、実際にDIYを行う際の手順と道具を具体的に解説します。

外壁塗装DIYの手順と必要な道具一覧

外壁塗装をDIYで行う際は、次の3ステップで進めていきます。それぞれの工程で必要な道具や注意点を、以下に詳しく解説します。

ステップ①:下準備(洗浄・養生)

塗装前の準備が仕上がりを大きく左右します。特に洗浄と養生は「面倒でも丁寧に」が鉄則です。

作業内容使用道具ポイント
外壁の高圧洗浄高圧洗浄機、ブラシ苔・カビ・汚れをしっかり除去する
ひび割れ補修コーキング材、ヘラ幅1〜2mm程度のヒビは補修可能
養生作業養生テープ、マスカー、ビニール窓・配管・床まわりなど、塗料が付かないよう保護

高圧洗浄後はしっかり乾燥させることも忘れずに。最低でも半日以上は空けましょう。

ステップ②:下塗り・中塗り・上塗りの工程

塗装は『下塗り → 中塗り → 上塗り』の3回重ねが基本です。塗料の種類や乾燥時間を守ることで、耐久性と美観を確保します。

工程使用道具ポイント
下塗り下塗り用塗料、ローラー密着性を高める下地づくり。色は白や透明が主流
中塗り主材塗料、ローラー均一に塗る。塗りムラを避けるため一定方向に塗布
上塗り主材塗料、ローラー最終仕上げ。中塗りと色を少し変えると塗り残し防止に

各工程の乾燥時間(2〜4時間)を守ることで、塗膜の耐久性が大きく向上します。

ステップ③:片付けと確認

塗装が終わったら、仕上がり確認と道具の手入れを忘れずに行いましょう。

作業内容使用道具ポイント
養生の撤去手作業、カッターゆっくり剥がして、塗膜を傷つけないように
塗り残しチェック懐中電灯、目視光を当てて影を確認するとムラが見えやすい
道具の洗浄水、バケツ、中性洗剤塗料が固まる前に洗い、次回も使えるように

作業後の確認を丁寧に行うことで、長持ちする塗装に仕上げることができます。

外壁塗装DIYでよくある失敗と注意点

DIYでの外壁塗装は費用を抑えられる一方で、正しい手順や知識がないとトラブルにつながるリスクも高くなります。見た目の仕上がりだけでなく、塗膜の耐久性や安全性にも影響を及ぼすため、

「やってみたけど失敗した…」

と後悔するケースも少なくありません。

ここでは、DIYで特に多い失敗パターンを3つ紹介し、その原因と対策を整理しました。準備不足や技術不足、安全意識の甘さなど、よくある落とし穴を事前に知っておくことで、失敗のリスクをぐっと下げることができます。

失敗例①:塗装がすぐに剥がれた

DIYで最も多いのが、塗ったはずなのに数ヶ月で剥がれてきたというトラブルです。これは、下地処理の不十分さや塗装手順の省略が原因となることがほとんどです。

主な原因適切な対策
高圧洗浄が不十分で、汚れやカビが残った洗浄後にブラシでの手洗い・乾燥も徹底し、塗装前の素地を整える
下塗りをせずに中塗りから始めた下塗りは塗料の密着性を高める重要工程。必ず省略せず行う
乾燥時間を待たず重ね塗りした各工程ごとに塗料メーカーの指示時間を厳守することが基本

失敗例②:ムラや色ムラが目立つ

塗装後の見た目でよくある失敗が、表面にムラができてしまうことです。これは見栄えだけでなく、塗膜の厚みが不均一になることで耐久性にも影響します。

DIYでは特に、塗り方の乱れや塗料の扱い方が原因になることが多く見られます。

主な原因適切な対策
ローラーや刷毛に塗料を均等に含ませていない塗布前にしっかり均一になじませ、塗料が垂れない程度で塗布
塗る方向や重ね方がバラバラ「縦なら縦」「横なら横」など、方向を統一して均一に重ねる
塗料が分離しており色が均一でない塗装前に攪拌棒などで十分にかき混ぜてから使用する

失敗例③:高所での作業が危険だった

「2階の一部だけだから脚立で済ませよう」

そんな判断が事故につながることも。転落やケガのリスクが高い場所での作業は、DIYで最も注意すべきポイントの一つです。

主な原因適切な対策
脚立の設置が不安定な場所だった平坦で滑りにくい場所を選び、脚立の足元をしっかり固定する
高所でも足場を組まずに作業した足場の設置ができない場合は、高所作業は業者に任せる判断も必要
落下防止装備やヘルメットを使っていない高所作業では安全帯・ヘルメット・滑り止め手袋の着用を徹底

外壁塗装をDIYではなく業者に依頼すべきケースとは?

DIYで外壁塗装をすることは不可能ではありませんが、すべての住宅・すべての劣化症状に対応できるわけではありません。特に、建物の状態が悪化している場合や高所作業を伴う場合は、DIYによる対応は非常に危険かつ非効率です。

ここでは、DIYでは対応が難しいと判断される代表的なケースを紹介します。

プロでないと対応が難しい症状とは?

以下のような外壁の劣化症状は、適切な補修知識や専門機材がないと対処が難しく、DIYでは限界があります

症状・状態解説
モルタルの大きなひび割れヘアクラック程度なら補修可能だが、構造に関わる深い亀裂は要専門技術
チョーキング(白い粉の発生)塗膜の劣化サイン。下地処理と専用塗料の選定が必要
サイディングの浮きや剥がれ外壁材自体の固定不良。塗装では補えず、部分交換や張り替えが必要
雨漏りや内部結露の痕跡外壁だけでなく屋根・構造にも影響している可能性があるため診断が必須

このような症状をDIYで無理に塗り直しても、根本的な解決にはならず、すぐに再劣化するリスクがあります。

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安全面の確保が難しい環境

作業場所が高所に及ぶ場合や、立地に制約がある場合は、安全対策の面からもDIYでは非常に危険です。

状況なぜDIYが不向きか
2階以上の外壁や屋根まわりの塗装脚立での作業は不安定かつ落下リスクが高いため、足場の設置が必要
隣家や道路との距離が近い養生や飛散対策が不十分だと近隣トラブルに発展する可能性がある
壁面に凹凸が多く、施工が難しい箇所均一に塗るための技術が求められ、経験のない人では仕上がりに差が出る

こうした環境では、安全の確保だけでなく仕上がりの品質と近隣への配慮も求められるため、専門の業者に依頼する方が確実です。

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外壁塗装DIYが難しい方はトベシンホームへお問い合わせください

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

「DIYでできたら安く済むと思ったけど、不安が残る…」
「高所作業や下地補修は、やっぱり自分では無理かも」

そんなときは、無理せずプロに相談するという選択肢も考えてみてください。トベシンホームでは、DIY希望の方も含めて、中立的な立場からアドバイスや現地診断を行っています。

トベシンホームのサポート内容詳細
外壁の劣化状況診断専門スタッフが現地確認し、DIY対応の可否や必要な補修を判断します。
塗装計画のアドバイス使用塗料・施工範囲・工程などをアドバイス。DIYプランもサポート可能です。
プロによる見積・施工対応DIYが難しいと判断された場合には、そのまま業者依頼も可能です。
強引な営業なし/相談のみOKご相談・診断のみでも無料。しつこい営業は一切行いません。

「自分でできる範囲はやって、難しい部分だけ業者に頼む」

といった、一部DIY+一部業者依頼の組み合わせにも柔軟に対応しています。

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外壁塗装DIYに関してよくある質問

初心者でも外壁塗装はできますか?

小規模な塗装であれば、初心者でも挑戦可能です。たとえば、1階の一部分や小面積の補修などであれば、道具と手順をしっかり押さえれば対応できるケースもあります。

ただし、外壁全体の塗り替えや下地補修を伴う劣化への対応は、技術・安全面のハードルが高く、DIYでは難しいのが現実です。不安がある場合は、プロに相談した上で「自分にできる範囲かどうか」を判断することをおすすめします。

DIYの費用はどのくらいかかりますか?

外壁塗装をDIYで行う場合、必要な塗料・道具・養生資材などを含めて、おおよそ5万円〜15万円程度が相場です。

費用項目目安費用
塗料(外壁用)2万〜5万円
ローラー・刷毛3,000〜5,000円
養生資材一式2,000〜5,000円
高圧洗浄機(レンタル含む)5,000〜1万円
その他備品1万〜2万円
面積や塗料のグレードによって変動する可能性があります

塗り面積が広くなるほど塗料の量も増え、準備や後処理にかかる時間や手間も増える点に注意が必要です。

足場なしで塗れる範囲はどこまで?

安全にDIYで塗装できる範囲は、基本的に1階部分のみと考えた方がよいです。

具体的には、

  • 平屋の外壁
  • 2階建ての1階部分(脚立で無理なく届く範囲)
  • 玄関まわりやポーチ、物置きの外壁など

それ以上の高さになると、脚立での作業は非常に危険で、転落事故のリスクが高まります。足場を組むような高所作業は、無理せず業者に依頼するのが賢明です。

まとめ

外壁塗装をDIYで行うことには、費用を抑えられる・達成感が得られるといったメリットがあります。ですがその一方で、仕上がりの品質・安全性・失敗リスクも決して小さくありません。

記事で紹介したように、平屋や小規模な範囲であればDIYも可能ですが、2階以上の高所作業やひび割れ補修などはプロの手を借りた方が安心です。

できそうだからやるのではなく、本当に自分で安全にできるかといった視点で慎重に判断することが大切です。

迷ったら、まずはプロに相談してみるのも一つの選択肢。トベシンホームでは、DIY希望の方へのアドバイスや業者紹介も無料で対応しています。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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