「どの屋根材を選べばいいのか分からない」
「人気の屋根材とその理由を知りたい」
「価格と性能のバランスが取れた屋根材はどれ?」
新築やリフォームで屋根材選びに迷う方は少なくありません。
屋根材には多くの種類があり、それぞれ価格や耐久性、メンテナンス性が大きく異なります。
安さだけで選んでしまうと、数年後に高額なメンテナンス費用がかかる可能性があるのです。
一方で、初期費用が高くても長期的には経済的な屋根材も存在します。建物を長く守るためには、それぞれの特徴を理解した上で適切な屋根材を選ぶことが重要です。
この記事では、人気屋根材のランキングから、評価軸別の比較、失敗しない選び方の注意点まで詳しく解説します。
新築・リフォームどちらの場合でも参考になる情報を紹介していくので、屋根材選びで迷っている方はぜひ最後までお読みください。
また屋根工事については詳しくはこちらで解説しているのでぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- 人気1位はガルバリウム鋼板
- 初期費用だけで判断しない
- 耐震性重視なら軽量な金属屋根

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
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屋根材を選ぶ際に重視すべき5つのポイント
屋根材を選ぶ際には、価格だけでなく様々な要素を総合的に判断する必要があります。
これらのポイントを理解することで、長期的に満足できる屋根材を選ぶことができるでしょう。
ポイント1:初期費用と施工価格
屋根材によって初期費用は大きく異なります。
スレートやガルバリウム鋼板は比較的安価で、1平方メートルあたり4,000〜12,000円程度です。一方、陶器瓦は9,000〜16,000円と高額になる傾向があります。
ただし、初期費用が安いからといって必ずしもお得とは限りません。耐用年数やメンテナンス費用を含めたトータルコストで判断することが重要です。
予算だけでなく、長期的な視点で屋根材を選ぶようにしましょう。
ポイント2:耐久性と耐用年数
屋根材の耐用年数は種類によって大きく異なります。
陶器瓦は50年以上と最も長く、次いでガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板が30〜40年です。スレートは20〜30年、アスファルトシングルも同程度となっています。
耐用年数が長い屋根材ほど、葺き替え工事の回数が少なく済むため、長期的なコストを抑えられます。
建物に長く住み続ける予定であれば、耐久性の高い屋根材を選ぶことがおすすめです。
ポイント3:メンテナンス頻度とメンテナンス費用
メンテナンス頻度は屋根材によって大きく変わります。
スレートやガルバリウム鋼板は10年ごとに塗装メンテナンスが必要です。一方、陶器瓦は塗装が不要で、定期的な点検と部分補修のみで済みます。
メンテナンス費用も考慮すると、初期費用が安くてもトータルコストが高くなるケースがあるのです。
メンテナンスの手間を減らしたい場合は、陶器瓦やジンカリウム鋼板などメンテナンス頻度の低い屋根材を検討すると良いでしょう。
ポイント4:重量と耐震性
屋根材の重量は建物の耐震性に直接影響します。
ガルバリウム鋼板は1平方メートルあたり約5kg、スレートは約20kgと軽量です。対して陶器瓦は約40kgと重く、建物への負担が大きくなります。
地震の多い日本では、軽量な屋根材を選ぶことで建物の揺れを抑え、耐震性を高めることが可能です。
特に築年数が経過した建物をリフォームする場合は、軽量な金属屋根材への葺き替えがおすすめと言えます。
ポイント5:デザイン性とカラーバリエーション
屋根材は住宅の外観を大きく左右する要素です。
スレートはシンプルなデザインで、グレーやブラウン系のカラーが豊富にあります。ガルバリウム鋼板はスタイリッシュな印象で、鮮やかな色も選択可能です。
陶器瓦は和風住宅に適した伝統的な雰囲気を演出できます。アスファルトシングルやジンカリウム鋼板は欧米風のデザインが特徴です。
外壁や周辺環境との調和を考慮しながら、好みに合ったデザインの屋根材を選びましょう。
人気屋根材ランキングトップ5
現在、日本で人気の高い屋根材をランキング形式で紹介します。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った屋根材を見つけてください。
1位:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は現在最も人気の高い屋根材です。アルミニウム、亜鉛、シリコンのメッキを施した鋼板で、錆びにくく耐久性に優れています。
耐用年数は30〜40年と長く、1平方メートルあたり約5kgと非常に軽量なため耐震性も高いのが特徴です。
施工価格は1平方メートルあたり6,000〜12,000円と比較的手頃です。リフォームでのカバー工法にも適しており、軽量で長持ちする屋根材を求める方に最適な選択肢と言えるでしょう。
2位:スレート
スレートはセメントと繊維素材を混ぜた薄い板状の屋根材です。
カラーベストやコロニアルとも呼ばれ、日本で最も普及率の高い屋根材として知られています。施工価格は1平方メートルあたり4,000〜8,000円と安価で、カラーバリエーションも豊富です。
耐用年数は20〜30年程度で、10年ごとに塗装メンテナンスが必要になります。初期費用を抑えたい方や、施工業者を見つけやすい屋根材を求める方におすすめです。
3位:陶器瓦
陶器瓦は粘土を高温で焼成した日本の伝統的な屋根材です。
耐用年数が50年以上と非常に長く、塗装メンテナンスが不要なことが大きな特徴です。断熱性や防音性にも優れており、長期的に見ると経済的な屋根材と言えます。
施工価格は1平方メートルあたり9,000〜16,000円と高めです。重量が約40kg/平方メートルあるため、建物の構造強度が必要になります。
和風住宅を好む方や、耐久性を最優先する方に適した屋根材でしょう。
4位:アスファルトシングル
アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させた屋根材です。
厚さ3mm程度のシート状で柔軟性があり、複雑な形状の屋根にも施工できます。防水性と防音性が高く、1平方メートルあたり9〜12kgと軽量なため耐震性にも優れています。
施工価格は1平方メートルあたり3,500〜12,000円です。耐用年数は20〜30年程度で、北米で一般的に使われている屋根材です。
洋風の外観を好む方や、防音性を重視する方におすすめと言えます。
5位:ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板の表面に天然石粒をコーティングした屋根材です。
石粒が金属板を保護するため、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐久性が高くなっています。遮音性や断熱性にも優れており、塗装メンテナンスが不要なことが特徴です。
施工価格は1平方メートルあたり8,000〜14,000円とやや高めです。耐用年数は30〜40年で、重量は約6kg/平方メートルと軽量です。
メンテナンスコストを抑えたい方や、高性能な金属屋根を求める方に適しています。
評価軸別の屋根材ランキング
屋根材を評価軸ごとにランキング形式で比較します。
優先したい項目から、最適な屋根材を見つけることができます。
価格が安い屋根材ランキング
初期費用を重視する場合のランキングです。
| 順位 | 屋根材 | 施工価格 |
|---|---|---|
| 1位 | アスファルトシングル | 3,500〜12,000円/㎡ |
| 2位 | スレート | 4,000〜8,000円/㎡ |
| 3位 | ガルバリウム鋼板 | 6,000〜12,000円/㎡ |
アスファルトシングルとスレートが最も安価な屋根材です。どちらも施工が容易で、対応できる業者が多いことも価格を抑えられる理由となっています。
初期費用を最優先する場合は、この2つから選ぶと良いでしょう。
耐久性が高い屋根材ランキング
耐用年数の長さで比較したランキングです。
| 順位 | 屋根材 | 耐用年数 |
|---|---|---|
| 1位 | 陶器瓦 | 50年以上 |
| 2位 | ガルバリウム鋼板 | 30〜40年 |
| 3位 | ジンカリウム鋼板 | 30〜40年 |
陶器瓦が圧倒的な耐久性を誇ります。粘土を高温で焼成しているため、経年劣化しにくく100年以上使用できるケースもあるのです。
次いでガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板が30〜40年と長い耐用年数を持っています。
メンテナンス性が高い屋根材ランキング
メンテナンス頻度が低い屋根材のランキングです。
| 順位 | 屋根材 | メンテナンス頻度 |
|---|---|---|
| 1位 | 陶器瓦 | 塗装不要 |
| 2位 | ジンカリウム鋼板 | 塗装不要 |
| 3位 | ガルバリウム鋼板 | 10〜15年ごと |
陶器瓦とジンカリウム鋼板は塗装メンテナンスが不要です。定期的な点検と部分補修のみで済むため、メンテナンスコストを大きく抑えられます。
ガルバリウム鋼板も他の屋根材と比べてメンテナンス頻度は低めです。
耐震性が高い屋根材ランキング
重量が軽く耐震性に優れる屋根材のランキングです。
| 順位 | 屋根材 | 重量 |
|---|---|---|
| 1位 | ガルバリウム鋼板 | 約5kg/㎡ |
| 2位 | ジンカリウム鋼板 | 約6kg/㎡ |
| 3位 | アスファルトシングル | 9〜12kg/㎡ |
ガルバリウム鋼板が最も軽量で耐震性に優れています。地震時の建物への負担が少なく、揺れを最小限に抑えられるのです。
築年数が経過した建物のリフォームでは、軽量な金属屋根材への葺き替えが耐震性向上に効果的と言えます。
失敗しない屋根材選びの3つの注意点
屋根材選びで後悔しないために、注意すべきポイントを解説します。
これらの注意点を押さえることで、満足度の高い屋根材選びが可能となります。
注意点1:初期費用だけで判断しない
安い屋根材を選んでも、長期的には高くつく可能性があります。
初期費用が安いスレートでも、10年ごとの塗装メンテナンスで足場代や塗装費用がかかります。30年間で見ると、初期費用が高い陶器瓦の方がトータルコストは安くなるケースもあるのです。
メンテナンス頻度や耐用年数を含めた長期的なコストを試算しましょう。何年その家に住み続けるかによって、最適な屋根材は変わってきます。
注意点2:業者の得意分野を確認する
業者によって得意とする屋根材が異なります。
瓦葺き専門の業者に金属屋根を依頼すると、施工品質が低下する可能性があるのです。逆に板金工事業者は金属屋根を得意としていますが、瓦工事の経験は少ないでしょう。
業者のホームページで施工事例を確認し、希望する屋根材の実績が豊富かチェックしてください。複数社から見積もりを取り、施工経験や保証内容を比較することが重要です。
注意点3:保証内容とアフターサービスを確認する
保証内容は業者によって大きく異なります。
屋根材メーカーの製品保証は10〜30年ですが、施工保証は業者ごとに設定されているのです。工事後に不具合が発生した場合、施工保証がなければ有償修理になってしまいます。
契約前に保証期間や保証範囲を書面で確認しましょう。定期点検サービスの有無やアフターフォローの体制も、業者選びの重要なポイントと言えます。
屋根工事のご相談はトベシンホームまで

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
| 本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
| 電話番号 | 0120-685-126 |
| 営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、千葉・埼玉・茨城エリアで豊富な屋根工事実績を持つ地域密着型の外装リフォーム専門店です。
ガルバリウム鋼板、スレート、陶器瓦など、あらゆる屋根材に対応した施工実績があり、お客様の予算やご要望に応じて最適な屋根材をご提案いたします。
経験豊富な職人が調査から施工、アフターフォローまで一貫して担当するため、高品質な工事を適正価格で提供できるのです。
屋根材選びで迷っている方や、リフォームを検討されている方は、トベシンホームまでお気軽にご相談ください。
まとめ
屋根材選びでは、価格・耐久性・メンテナンス性・耐震性・デザイン性の5つのポイントを総合的に判断することが重要です。
現在人気の高い屋根材は、ガルバリウム鋼板とスレートです。初期費用を抑えたい場合はスレート、耐久性と耐震性を重視する場合はガルバリウム鋼板がおすすめと言えます。
初期費用だけで判断せず、長期的なトータルコストを考慮しましょう。業者の得意分野や保証内容も確認することで、満足度の高い屋根材選びが可能となります。
信頼できる業者に相談し、建物の状態や予算に合った最適な屋根材を選んでください。

