「築10年も経っていないのに外壁が劣化しているって本当?」
「訪問販売業者に外壁の劣化を指摘されたけど信じていいの?」
「どんな症状が出たら劣化していると言えるの?」
訪問販売業者から突然外壁の劣化を指摘され、このような疑問を抱える方は少なくありません。
実はサイディング外壁は築5から7年で劣化症状が出始めます。大手サイディングボードメーカーのニチハのカタログにも、築後5から7年で再塗装が必要だと掲載されているのです。築年数が浅くても劣化することは十分にあり得ます。
放置すると雨漏りやシロアリ被害につながり、修繕費用が数百万円に膨らむ可能性もあるでしょう。
しかし、劣化症状を正しく理解し適切なタイミングでメンテナンスを行えば、建物を長持ちさせることができます。
この記事では、サイディング外壁の6つの劣化症状から、原因、メンテナンス方法、費用相場まで詳しく解説します。自宅の外壁状態を正しく判断できるようになるはずです。
なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- サイディング外壁の6つの劣化症状
- 築5から7年で劣化症状が出始める
- 早期塗装で余分な費用を抑えられる

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
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サイディング外壁とは
サイディング外壁は、現在の住宅に最も多く採用されている外壁材です。
デザインが豊富で施工性に優れた外壁材として人気があります。
窯業系サイディングが住宅の約8割を占める
現在、住宅に使用されている外壁材の約8割は窯業系サイディングと言われています。
セメントに木質系繊維を混ぜ込んだものを外壁材として使いやすいようにボード状にしたもので、工場で塗装された後に出荷されるのです。デザインのバリエーションが豊富で、レンガ調やタイル調など多様なスタイルに対応できます。
新築やリフォームの際に選ばれることが多く、ご自宅の外壁が窯業系サイディングという方も多いでしょう。
工場で生産されるため品質が安定している
窯業系サイディングは工場で生産されるため、品質が安定しているのが特徴です。
規格化された製造工程により、同じ品質の外壁材を安定して供給できます。施工現場で一から作り上げるモルタル外壁と比べて、仕上がりのバラツキが少ないのです。
デザインも豊富で、木目調や石目調など高級感のある外観を実現できることから、多くの住宅で採用されています。
築5から7年で劣化症状が出始める
サイディング外壁は築5から7年で劣化症状が出始めます。
大手サイディングボードメーカーのニチハのカタログにも、築後5から7年で再塗装が必要だと掲載されているのです。築年数が浅くても劣化することは十分にあり得ることを理解しておきましょう。
劣化症状のレベルは使用しているサイディングの種類や立地条件によって差が出るため、築年数ではなく実際の症状で見極めることが大切です。
サイディング外壁の6つの劣化症状
サイディング外壁には、代表的な6つの劣化症状があります。
これらの症状を早期に発見することで、適切なメンテナンスができるでしょう。
症状①:色あせ・チョーキング
サイディングが色あせてきた、外壁を触った時に手に粉が付くチョーキング現象などの症状が出てきたら外壁が劣化しているサインです。
塗料は色を付ける粉と水を弾く油を混ぜて出来ていますが、水を弾く油が紫外線によってなくなってしまうと粉だけの状態になります。粉だけの状態になると雨で粉が流されだんだんと色が褪せてしまったり、外壁を触った時に手に粉が付く症状が発生するのです。
色あせ・チョーキングを治すためには、外壁を再塗装することが大切となります。
症状②:コーキングの劣化
サイディング外壁の方は外壁と外壁の間の目地も劣化します。
コーキングはゴム状の素材で出来ているので、紫外線に当たっていると輪ゴムのように固くなって縮れてきてしまうのです。コーキングが劣化して隙間が出来ると外壁の内部にも水が染みこんで、サイディングや内部の防水紙や柱などにも水が回ってしまいます。
内部に水が入る前に打ち替え・増し打ちなどの補修が必要です。コーキングだけ補修してもまた紫外線で劣化してしまうので、コーキングを新しくした後に上から塗装するとさらに耐久性が高くなります。
症状③:カビ・コケの発生
サイディングにカビやコケが発生する症状も劣化の一つです。
塗装が劣化して外壁が水を含むようになると、空気中に含まれるカビやコケの胞子が付着して繁殖します。特に日当たりが悪い北面などは、雨の後に外壁が乾きづらいのでカビ・コケの繁殖が活発になるのです。
カビやコケを解消するためには高圧洗浄やバイオ洗浄をする必要がありますが、洗浄だけ行うと外壁が傷付き以前よりもさらに胞子が付着しやすくなるので、洗浄後には必ず塗装をする事が大切です。
症状④:ひび割れ
サイディング外壁は水を含むようになると、雨の日に水を含んで膨張して晴れの日に乾いて収縮してを繰り返すことで歪みが生じてひび割れが発生します。
特にサイディングを固定している釘回りや窓サッシ周りなどは、膨張収縮するサイディングとの間に力が加わりやすいのでひびが発生しやすい場所です。ひびを放っておくとサイディングの内部に水が染みこんでしまうので補修材で埋めることが必要となります。
補修だけしたとしてもひびが発生する原因を解消しないとまた別の部分でひびが発生してしまうので、補修後に塗装することが大切です。
症状⑤:反り・浮き
水を含むようになったサイディングは膨張収縮を繰り返しますが、乾くときは太陽に当たる表面から乾くため反ってしまいます。
一度サイディングが変形してしまうと元には戻せません。サイディングはとても硬くて丈夫な建材なので、反ってしまうまでの状態は末期症状です。
軽度であれば釘を打ち込むことも可能ですが、重度になると一部張り替えが必要になります。サイディングのデザインは5から10年ごとに規格が変わるため、使用されている柄が廃番になっている場合が多く、張り替え後に塗装を行うことをおすすめします。
症状⑥:爆裂・凍害
爆裂・凍害現象は、サイディングのひび割れを放置したことが原因で起こる劣化症状です。
サイディングのひび割れに水が入り込み、入り込んだ水が寒い時期に凍って体積が増えることで壁の内側から押し出してしまいます。水が氷になる際に膨張する力は約2,000気圧に相当すると言われており、これが窯業系サイディングの内部で繰り返されればひびや割れに繋がるのです。
爆裂してしまった外壁は補修材で埋めてしまうか、新しいサイディングへ張り替えが必要になります。見た目を綺麗にする・再発を防止するためには塗装が必要です。
サイディング外壁が劣化する原因
サイディング外壁が劣化する主な原因は4つあります。
原因を理解することで、サイディング外壁の劣化メカニズムを把握できます。
原因①:紫外線による塗装の劣化
サイディング外壁は製造されるときに工場で塗装されます。
表面の塗装層が紫外線や雨水による劣化を防ぎ、内部への水分の侵入を抑制しているのです。しかし塗装は経年で傷んでいくため、定期的に外壁塗装を行って防水性を保持しておかないと雨水は染み込みやすくなります。
紫外線によって水を弾く樹脂成分がなくなってしまうと、色を付ける粉だけの状態になり色あせやチョーキング現象が発生するでしょう。
原因②:水分の吸収による膨張と収縮
建物の外装に使われる建材はどんなものでも水が大敵です。
窯業系サイディングも類に漏れず、水が弱点となります。雨水が染み込めばその分だけ膨張しますし、それが乾燥すれば膨張した分だけ縮むのです。
膨張と乾燥時の収縮を繰り返すことによって徐々に変形していき、反りから浮き、クラック、割れへと進行していきます。塗装が劣化して外壁が水を含むようになると空気中に含まれるカビやコケの胞子が付着して繁殖するため、定期的な塗装メンテナンスが重要です。
原因③:コーキングの劣化による雨水浸入
目地のシーリングは一番最初に傷むところとも言われており、築10年を待たずにひび割れたり痩せて隙間ができてしまうことも珍しくありません。
サイディングボードの断面には塗装がされていないので、雨水などを吸収しやすいのです。コーキングが劣化して目地から剥がれたりすると、そこからも雨水を吸収します。
総2階などの場合、2階の軒天から基礎まで目地が続いていることがほとんどで、雨水が通りやすい部分でもあるため注意が必要です。
原因④:施工不良による早期劣化
所定の位置にビスや釘が打たれていない、金具で固定する仕様なのにビスや釘で固定されているといった場合にも反りや浮き、ひび、割れが起こります。
窯業系サイディングの施工方法には直貼り工法と通気工法があり、2000年ごろまで主流だったのが直貼り工法です。直貼り工法の場合は通気層がないため湿気がこもりやすく、サイディングの裏側から吸水してしまいます。
釘やビスによる穴も適切に処理されていなければそこからも雨水が染み込むため、施工品質が劣化速度に大きく影響するのです。
サイディング劣化を放置する3つのリスク
サイディング外壁の劣化を放置すると、深刻なトラブルにつながります。
これらのリスクを理解することで、早めの対処の重要性を認識できるでしょう。
リスク①:雨漏りによる建物内部の腐食
塗装をせずに放っておくと被害が拡大し、雨漏りしてしまう危険性があります。
コーキングの劣化箇所から入り込んだ水は防水シートの裏側に回り込み、壁の内側を濡らし続けるのです。その結果、断熱材が湿ってカビが発生し断熱性能が著しく低下してしまいます。
さらに柱や土台といった構造材が腐朽菌の温床となって腐り、耐震性が大幅に低下する危険性もあるでしょう。外壁の雨漏りは室内に影響が出にくいため、気が付かないうちに外壁内部が腐食してボロボロになる可能性があります。
リスク②:シロアリ被害による倒壊の危険
雨漏りを放っておくことで家を支える柱を食べるシロアリが寄ってきてしまいます。
シロアリに柱を食べられた家は大きな地震に耐えることが出来ず、簡単に倒壊してしまう恐れがあるのです。実際に1995年に起きた阪神淡路大震災で倒壊した家の7割がシロアリ被害に遭っていました。
湿った木材はシロアリの大好物であり、コーキングの劣化が気づかぬうちにシロアリ被害を呼び込んでいるケースも少なくありません。シロアリが発生した場合は専門業者に駆除してもらうため、大がかりな工事が必要になることがあります。
リスク③:修繕費用が数百万円に膨らむ
雨漏りが発生した場合、塗装を行なっても雨漏りを止めることはできないので別途修繕工事が必要になります。
被害が大きくなるほど補修規模も大きくなってしまうため、プラスで数百万円かかるケースもあるのです。早期なら外壁塗装だけで済んだものが、放置すると張り替え工事や内部の補修まで必要になることがあります。
余分なメンテナンス費用をかけないためにも、シロアリ被害に遭わないためにも、塗装が出来る状態のうちにメンテナンスを行ないましょう。
サイディング外壁のメンテナンス方法
サイディング外壁のメンテナンス方法には、主に3つの方法があります。
劣化の状態に応じて適切な工法を選ぶことが重要です。
方法①:外壁塗装で防水性能を保持する
サイディング外壁の劣化を防ぐためには、塗装が必要です。
どの劣化も元々の原因は紫外線なので、紫外線から家を守って水を入れないために塗装工事を行ないましょう。10年に一度の塗装が理想的といわれますが、塗料の性能、立地や環境によっても変わります。
新築時よりも色あせてきた、汚れて苔も生えてきた、手で触ると粉が付いてくるチョーキングなどの症状が見られるようなら塗り替えを検討しましょう。外壁塗装によるメンテナンスで防水性能の維持ができ、外壁を長持ちさせることができます。
方法②:カバー工事で外壁を新しくする
末期症状のメンテナンスとしては、新しい外壁をサイディングの上からかぶせるカバー工事という方法があります。
カバー工事のメリットとしては、既存のサイディングを撤去せずに工事するため撤去費がかからないこと、被せる外壁によってはメンテナンスが長期フリーになることが挙げられます。カバー工事は内部状態を確認・修繕できないため、すでに雨漏りが発生している外壁には使用できません。
張り替えと違って一枚だけカバーすることは難しいので、工事をする場合は全面又は一面しなければいけなくなってしまいます。
方法③:張り替え工事で内部も修繕する
外壁を新しいものに交換する張り替え工事という方法もあります。
張り替え工事は既存のサイディングを剥がして新しいものに交換するため、外壁の内部の確認・修繕が出来るのです。雨漏りしてしまっている場合は、張り替え工事を行ないましょう。
サイディングは数年でデザインを改定するので一部張り替えの際は張り替えた部分だけ別の柄になってしまう場合があります。カバー工事よりも撤去処分費がプラスされて費用がかかることも考慮すべきです。
サイディング外壁のメンテナンス費用相場
サイディング外壁のメンテナンス費用は、工法によって異なります。
以下は一般的な費用相場となります。
外壁塗装は60万円から80万円が目安
サイディング外壁の塗装工事費用は、150㎡で60万円から80万円前後です。
費用は塗料の種類によって変動します。シリコン塗料やフッ素塗料など、塗料のグレードによって耐用年数と価格が異なるのです。
高耐久の塗料を選択することで次回メンテナンス周期を延ばせるため、長期的にはコストダウンにつながります。足場代が費用全体の2割から3割を占めるため、屋根と同時に施工すると効率的です。
カバー工事は150万円前後
外壁全体をカバーした場合の費用相場は150万円前後です。
面積や外壁種類によって変動します。既存のサイディングを撤去せずに工事するため、撤去費がかからないのが特徴です。
被せる外壁によってはメンテナンスが長期フリーになるため、長期的なメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。ただし内部状態を確認・修繕できないため、すでに雨漏りが発生している外壁には使用できません。
張り替え工事は200万円前後
外壁全体を張り替えた場合の工事費用は200万円前後です。
面積や外壁種類によって変動します。既存のサイディングを剥がして新しいものに交換するため、外壁の内部の確認・修繕が出来るのです。
雨漏りしてしまっている場合は張り替え工事を行ないましょう。カバー工事よりも撤去処分費がプラスされて費用がかかりますが、内部まで修繕できるため建物の耐久性を根本から改善できます。
以下は、メンテナンス工法別の費用相場をまとめた表です。
| メンテナンス工法 | 費用相場 |
| 外壁塗装 | 60万円〜80万円(150㎡) |
| カバー工事 | 150万円前後 |
| 張り替え工事 | 200万円前後 |
外壁塗装・メンテナンスのご相談はトベシンホームまで

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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トベシンホームは、千葉県・埼玉県・茨城県を中心に外壁塗装やメンテナンスを手がける地域密着型の専門店です。各地域の気候条件や建築様式を熟知した専門スタッフが、お客様の建物に最適な工事プランをご提案しています。
調査から施工、アフターフォローまでを自社スタッフが一貫して担当する体制により、高品質な施工と適正価格を実現しているのが特徴です。サイディング外壁の劣化状況を詳しく調査し、本当に必要な工事だけを提案することで、無駄な費用を抑えながら満足度の高いリフォームを実現しています。
サイディング外壁の劣化が気になる方は、ぜひトベシンホームまでご相談ください。
まとめ
サイディング外壁は、窯業系サイディングが住宅の約8割を占め、工場で生産されるため品質が安定しています。築5から7年で劣化症状が出始めるため、築年数が浅くても劣化することは十分にあり得るのです。
サイディング外壁の劣化症状には、色あせ・チョーキング、コーキングの劣化、カビ・コケの発生、ひび割れ、反り・浮き、爆裂・凍害の6つがあります。劣化の主な原因は、紫外線による塗装の劣化、水分の吸収による膨張と収縮、コーキングの劣化による雨水浸入、施工不良による早期劣化の4つです。
劣化を放置すると雨漏りによる建物内部の腐食、シロアリ被害による倒壊の危険、修繕費用が数百万円に膨らむリスクがあります。メンテナンス方法として、外壁塗装で防水性能を保持する、カバー工事で外壁を新しくする、張り替え工事で内部も修繕するの3つがあるのです。
メンテナンス費用の相場は、外壁塗装が60万円から80万円、カバー工事が150万円前後、張り替え工事が200万円前後となります。劣化の状態に応じて適切な工法を選び、早めのメンテナンスで建物を長持ちさせましょう。

