「外壁塗装でトラブルに遭わないか心配」
「悪徳業者を見抜く方法を知りたい」
「契約後に追加費用を請求されないだろうか」
外壁塗装を検討する際、このような不安を抱える方は少なくありません。
実際、国民生活センターへのリフォーム工事に関する相談件数は年々増加しており、2023年には1万件を超える状況です。
外壁塗装は100万円前後の高額な工事となるため、トラブルに巻き込まれると経済的損失だけでなく精神的な負担も大きくなります。
しかし、トラブルの多くは事前の知識と対策で防ぐことが可能です。
この記事では、よくあるトラブル事例から悪徳業者の見抜き方、予防策、万が一の対処法まで詳しく解説します。
具体的な事例を知ることで、安心して外壁塗装を進められるようになるでしょう。
なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- トラブル事例を知れば予防できる
- 悪徳業者は3つのポイントで見抜ける
- 万が一の相談先を把握しておくべき

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装でよくあるトラブル事例5選
外壁塗装では、契約から施工、完了後まで様々な場面でトラブルが発生します。
それぞれの事例を知ることで、同じ失敗を避けることができるでしょう。
事例1:契約に関するトラブル
契約に関するトラブルで最も多いのが、悪徳訪問販売による高額契約と契約内容の認識違いです。
訪問販売業者が「今すぐ契約すれば大幅値引き」「この地域限定のキャンペーン」などと契約を急がせ、必要のない高額な工事を契約させられるケースが後を絶ちません。
契約内容の認識違いでは、塗料の種類や工期、費用について営業担当と施主の理解が食い違い、後から追加費用を請求されることがあります。
契約書に記載された内容を細かく確認し、口頭での約束は必ず書面に残すことが重要です。
事例2:施工に関するトラブル
施工に関するトラブルには、手抜き工事と高圧洗浄による破損があります。
手抜き工事では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本であるにもかかわらず工程を省略したり、塗料を規定以上に薄めて使用したり、下地処理を十分に行わないケースが見られます。
高圧洗浄では、水圧設定が不適切だったり外壁との距離が近すぎたりして、外壁材を破損させたり室内に水が浸入することがあるでしょう。
施工中は定期的に現場を確認し、工程表通りに作業が進んでいるか確認することが大切です。
事例3:仕上がりに関するトラブル
仕上がりに関するトラブルでは、色のイメージ違いと塗装の剥がれ・膨れが代表的です。
色見本で選んだ色と実際に外壁全体に塗った色が異なって見えるのは、面積効果という現象が原因となります。
小さな色見本では暗く見えても、広い面積に塗ると明るく感じられることが多いです。塗装の剥がれや膨れは、下地処理不足や乾燥時間の不足、不適切な塗料選定が原因で発生します。
色決定時は大きなサイズの色見本を見せてもらい、可能であれば実際に塗装した住宅を見学することをおすすめします。
事例4:近隣に関するトラブル
近隣に関するトラブルは、塗料や水の飛散、騒音、臭いなど工事中の影響が原因です。
養生が不十分だったり強風時に作業を行ったりすると、塗料が隣家の車や洗濯物に付着してしまうことがあります。
足場の組み立て音や高圧洗浄の音、作業車の出入りなども近隣住民の生活に影響を与えるでしょう。溶剤系塗料を使用する場合は特に臭いが強く、近隣から苦情が来ることも少なくありません。
工事開始前に近隣住民へ作業日程や内容を説明し、理解と協力を得ることがトラブル防止につながります。
事例5:契約後の対応に関するトラブル
契約後の対応に関するトラブルには、業者との連絡が取りにくくなることや保証内容との相違があります。
契約前はスムーズに連絡が取れていたのに、契約後は電話に出ない、質問への回答が曖昧になるといったケースが報告されています。
保証に関しては、保証期間内のはずなのに「この症状は保証対象外」と言われたり、口約束だった保証内容が書面に残っていなかったりするトラブルが発生します。
保証内容は必ず書面で交付してもらい、保証範囲や期間、条件を明確にしておくことが必要です。
悪徳業者を見抜く3つのポイント
外壁塗装でトラブルに巻き込まれないためには、悪徳業者を事前に見抜くことが重要です。
これらのポイントを押さえることで、信頼できる業者を選ぶことができるでしょう。
ポイント1:会社情報が不明瞭で実績確認ができない
悪徳業者の特徴として、会社の所在地や電話番号などの基本情報が不明瞭なケースが挙げられます。
公式サイトに会社情報が記載されていない、住所を検索しても実在しない、電話番号を調べると悪い口コミばかりが出てくるといった状況は危険信号です。過去の施工事例や顧客の評価を確認できない業者も要注意となります。
信頼できる業者であれば、ホームページに詳細な会社情報や施工実績を掲載しており、保有資格や職人の経歴なども明示しているでしょう。
ポイント2:見積もり金額が異常に安いまたは高い
相場から大きく外れた見積もり金額を提示する業者は、悪徳業者の可能性が高いです。
極端に安い見積もりは、契約後に追加費用を請求したり必要な工程を省略したりする前触れとなります。
一方、相場より高額な見積もりは、後から大幅値引きを提示してお得感を演出する手法です。適正価格を把握するには、複数の業者から見積もりを取って比較することが欠かせません。
外壁塗装の相場は30坪の戸建てで60万円から100万円程度が目安となるため、これを大きく下回る、または上回る場合は注意が必要です。
ポイント3:契約を急がせる言動や大幅値引きで誘導する
「本日中に契約すれば特別価格」「先着〇名様限定」などと契約を急がせる業者は避けるべきです。
外壁塗装は高額な工事であるため、じっくり検討する時間が必要にもかかわらず、即決を迫る業者は信頼できません。
「今日だけ〇〇万円値引き」といった大幅値引きも、元の金額が不当に高く設定されている可能性があります。
信頼できる業者であれば、検討時間を十分に取ることを勧め、不明点について丁寧に説明してくれるでしょう。
外壁塗装トラブルを防ぐ5つの対策
トラブルを未然に防ぐには、契約前から施工後まで適切な対策を講じることが重要です。
これらの対策を実践することで、安心して外壁塗装を進めることが可能となります。
対策1:複数業者から相見積もりを取る
最低でも3社程度から見積もりを取ることで、適正価格や工事内容の妥当性を判断できます。
相見積もりでは、金額だけでなく使用する塗料の具体的な商品名、工程の詳細、保証内容なども比較することが重要です。
見積もり金額に大きな差がある場合は、その理由を各業者に確認し、納得できる説明を受けるようにしましょう。
業者によって提案内容が異なるため、自分の希望や予算に最も合った業者を選ぶことができるでしょう。
対策2:契約書と見積書の詳細を確認する
契約書と見積書には、塗装面積が具体的な数値で記載されているか確認が必要です。
「外壁塗装一式」といった曖昧な表記ではなく、平方メートル単位で明記されていることが重要となります。
下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが明記されているか、使用塗料の具体的な商品名が記載されているか、すべての工程が詳細に書かれているかもチェックしましょう。
値引き額が工事代金の10%から15%を超える場合は、元の金額設定に問題がある可能性があるため注意が必要です。
対策3:施工中の工程を定期的にチェックする
外壁塗装は足場設置から解体まで最短でも10日から14日程度かかります。
各工程が工程表通りに進んでいるか、下地処理は丁寧に行われているか、塗料の乾燥時間は十分に確保されているかを現場で確認することが大切です。
施主が現場に足を運ぶだけでも、職人に対する牽制効果があり手抜き工事の予防につながります。
疑問点があればその都度業者に質問し、写真で記録を残しておくことをおすすめします。
対策4:近隣への事前説明を徹底する
工事開始の1週間前までには、近隣住民へ挨拶と工事内容の説明を行いましょう。
工事期間、作業時間、予想される騒音や臭いの程度、駐車場所などを書面で伝えることで、近隣の理解を得やすくなります。溶剤系塗料を使用する日は事前に周知し、洗濯物を外に干さないよう協力を求めることも重要です。
業者任せにせず、施主自身も挨拶に同行することで、より良い近隣関係を維持できるでしょう。
対策5:保証内容を書面で確認する
口約束ではなく、必ず保証書として書面で交付してもらうことが不可欠です。
保証期間は塗料のグレードによって異なり、ウレタン塗料で5年から8年、シリコン塗料で7年から10年、フッ素塗料で12年から15年が一般的となります。
保証の対象範囲、保証が適用されない条件、定期点検の有無なども明確に記載されているか確認しましょう。
第三者機関による保証がある場合は、より安心して工事を依頼できます。
外壁塗装でトラブル発生時の対処法
万が一トラブルが発生した場合、適切な対処を行うことで被害を最小限に抑えられます。
冷静に段階を踏んで対処することが、問題解決への近道となるでしょう。
対処法1:トラブル内容を記録する
トラブルが発生したら、まず日時・内容・状況を詳細に記録することから始めましょう。
写真や動画で証拠を残し、業者とのやり取りはメールやメッセージで行うことで記録が残ります。
電話でのやり取りは、通話後すぐに内容をメモに残し、可能であれば確認のメールを送ることが重要です。
契約書や見積書、工程表などの書類も整理しておくことで、後の交渉や相談がスムーズに進められます。
対処法2:業者に改善を求める
記録した内容をもとに、業者へ具体的な改善を求めます。
感情的にならず、事実を冷静に伝えることが大切です。いつまでにどのような対応をしてほしいのか明確に伝え、業者の回答も記録に残しましょう。
業者が誠実に対応してくれる場合は、改善内容と期限を書面で約束してもらうことをおすすめします。
業者との交渉が進展しない場合は、次のステップとして専門機関への相談を検討する必要があるでしょう。
対処法3:国民生活センターに相談する
国民生活センターは、消費生活全般のトラブル相談を無料で受け付けています。
電話番号は03-3446-1623で、受付時間は平日の10時から12時、13時から16時です。外壁塗装の品質問題、訪問販売の解約、追加費用の請求など様々なトラブルについて、専門の相談員がアドバイスをしてくれます。
過去の解決事例も豊富にあるため、自分のケースに近い事例を参考にしながら対処方法を検討できるでしょう。
対処法4:住宅リフォーム・紛争処理支援センターを活用する
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、国土交通省所管の公益法人です。
電話相談サービス「住まいるダイヤル」を運営しており、電話番号は0570-016-100、受付時間は平日9時から17時となります。
住宅専門の相談窓口として国土交通大臣の指定を受けており、建築士や弁護士など専門家による回答が受けられます。
必要に応じて弁護士や建築士の紹介も行っており、紛争処理の申請料は1万円程度で済むため利用しやすいでしょう。
対処法5:クーリングオフ制度を利用する
訪問販売で契約した場合、契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリングオフが可能です。
クーリングオフは、契約を無条件で解除できる制度で、違約金を支払う必要はありません。手続きは書面またはメールで行い、契約解除の意思表示を明確に記載して業者へ送付します。
工事が既に始まっている場合でも、8日以内であれば原状回復を業者負担で求めることができるため、不安を感じたら早めに手続きを行うことが重要です。
実績豊富・信頼の外壁塗装ならトベシンホームへ

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
| 本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
| 電話番号 | 0120-685-126 |
| 営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、関東圏で豊富な外壁塗装の実績を持つ外装リフォーム専門店です。
千葉県・埼玉県・茨城県を拠点に、各地域の気候条件や建築特性を熟知した経験豊富な職人が、お客様の建物状態に応じた最適な工事プランをご提案しています。
調査から施工、アフターフォローまでを自社スタッフが一貫して担当する体制により、高品質な施工と適正価格を実現しているのが強みです。
詳細な見積書の作成や工程管理の徹底、充実した保証内容など、トラブルを未然に防ぐ取り組みを行っております。
外壁塗装でお悩みの際は、ぜひトベシンホームへご相談ください。
まとめ
外壁塗装でよくあるトラブルには、契約内容の認識違い、手抜き工事、仕上がりの色違い、近隣トラブル、契約後の対応不良の5つが挙げられます。
悪徳業者を見抜くには、会社情報の明瞭性、見積もり金額の妥当性、契約を急がせる言動の有無を確認することが重要です。トラブルを防ぐためには、複数業者から相見積もりを取り、契約書・見積書の詳細を確認し、施工中の工程チェックを行いましょう。
万が一トラブルが発生した場合は、記録を残して業者に改善を求め、解決しない場合は国民生活センターや住宅リフォーム・紛争処理支援センターへ相談することが大切です。
適切な知識と対策で、安心して外壁塗装を進めていきましょう。
屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

