「瓦屋根のリフォームを検討しているけど、どんな種類があるの?」
「瓦屋根は重いから地震に弱いって聞いたけど、本当?」
「他の屋根材と比べて、瓦屋根のメリットは何だろう」
こうした疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
瓦屋根は日本の伝統的な屋根材として長く愛されてきましたが、その特徴や種類、メリット・デメリットを正確に理解している方は意外と少ないものです。
適切な知識がないまま判断すると、後悔する選択をしてしまう可能性があるでしょう。
近年では、従来の瓦の半分の重さでありながら、より高い耐久性を持つ新しいタイプの瓦も開発されています。リフォームや新築を検討する際には、こうした最新情報も含めて判断することが重要です。
この記事では、瓦屋根の種類や特徴から、メリット・デメリット、リフォーム方法、費用相場まで詳しく解説します。
あなたの家に最適な屋根材選びの参考にしてください。
この記事のポイント
- 瓦屋根は耐久性と断熱性に優れる
- 形状や素材で特性が大きく異なる
- 軽量防災瓦で耐震性も向上

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
瓦屋根の特徴と種類
瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材で、耐久性の高さや美観が特徴です。瓦の種類や製造方法によって特性が異なるため、それぞれの特徴を理解しましょう。
瓦は素材や製法によって耐久性や見た目が大きく異なるため、選択の際は特性をよく理解することが大切です。
瓦屋根の基本的な特徴
瓦屋根は、粘土やセメントを主原料とした屋根材で、日本の住宅では古くから使用されてきました。最大の特徴は、その耐久性の高さで、適切なメンテナンスを行えば50~100年もの長寿命が期待できます。
また、瓦と瓦の間に空気層ができる構造により、優れた断熱性と防音性を兼ね備えているでしょう。これにより夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を実現できます。
一方で、1平方メートルあたり約45~60kgという重さは、他の屋根材と比べて圧倒的に重く、建物への負担が大きいという特徴もあります。この重量が耐震性において課題となることも否めないのです。
粘土瓦の種類と特徴
粘土瓦は、粘土を高温で焼成して作られる伝統的な瓦です。表面処理の違いによって「釉薬瓦(陶器瓦)」と「いぶし瓦(無釉薬瓦)」の2種類に大別されます。
釉薬瓦は表面にガラス質の釉薬を施すことで、色彩が豊かで変色しにくいという利点があります。防水性にも優れ、メンテナンスの手間が少ないのも特徴です。
一方、いぶし瓦は釉薬を使わず、焼成の最終段階で炭素を焼き付ける「いぶし」という技法で仕上げます。伝統的な和風建築によく合う独特の銀色の美しさがあり、経年変化による風合いも魅力といえるでしょう。
セメント瓦とモニエル瓦の特徴
セメント瓦は、セメントを主原料として製造された瓦で、1990年代頃までは多くの住宅で使用されていました。粘土瓦に比べて安価に製造できることから経済性に優れていますが、塗装による定期的なメンテナンスが必要です。
モニエル瓦はセメントに砂利を混ぜたコンクリート瓦の一種で、かつては日本モニエル社が製造していました。現在はほとんど生産されておらず、修理が必要になった場合は瓦の調達が難しいという課題があります。
これらのセメント系瓦の耐用年数は一般的に20~40年程度と言われており、粘土瓦よりはやや短いものの、適切なメンテナンスで長持ちさせることが可能です。
瓦屋根の形状とデザイン
瓦屋根には様々な形状とデザインがあり、建物の外観イメージを決定づける重要な要素となります。日本の伝統的なデザインから洋風のものまで、多様な選択肢があります。
瓦の形状選びは建物の外観を大きく左右するため、家のデザインコンセプトに合わせた選択が重要です。
和瓦(J型)の特徴とデザイン
和瓦(J型)は、緩やかなカーブを描いた伝統的な日本の瓦で、JAPANの頭文字をとってJ型と呼ばれています。昔ながらの日本家屋に使われる典型的な瓦であり、日本の風土に合わせて発展してきたデザインです。
特徴的な形状は単に美しいだけでなく、雨水をスムーズに流す機能も兼ね備えています。カーブに沿って水が流れることで、雨水の浸入を効果的に防ぐ構造となっているのです。
和瓦は重厚感のある外観を作り出し、日本建築の美しさを引き立てる効果があります。伝統的な和風住宅だけでなく、和モダンの建築物にもよく調和し、落ち着いた佇まいを演出することができるでしょう。
洋瓦(S型・F型・M型)の種類と特徴
洋瓦にはS型、F型、M型の3種類があり、それぞれ特徴的な形状を持っています。S型はSpanishの「S」から名付けられ、波状の凹凸が特徴的なスペイン風の瓦です。洋風住宅によく合い、地中海風の外観を演出します。
F型(平板型)は平らな板状の瓦で、Flatの「F」に由来します。シンプルで洗練された印象を与え、モダンな住宅によく用いられています。シャープな印象の外観を作り出せるのが特徴です。
M型はS型よりも凹凸が深い形状をしており、より立体的な屋根面を作り出します。多くの場合、他の瓦よりも軽量に設計されているため、「軽量瓦」として採用されることも多いのです。
瓦屋根のメリット
瓦屋根には多くのメリットがあり、長期的な観点から見ると優れた屋根材といえます。耐久性や断熱性、美観など様々な利点があります。
瓦屋根を選ぶことで、長期的に見た場合のコストパフォーマンスと居住環境の質を高めることができます。
メリット1:高い耐久性と長寿命
瓦屋根の最大の魅力は、その圧倒的な耐久性です。特に粘土瓦は50~100年という長寿命を誇り、他の屋根材と比べて2倍以上の耐久性があります。高温で焼き上げられた粘土瓦は、紫外線や風雨による劣化に強く、長期間その性能を維持します。
陶器瓦(釉薬瓦)に至っては半永久的とも言われる耐久性を持ち、100年以上使用される例も珍しくありません。この長寿命が結果的に、長期的なコスト削減につながるのです。
さらに、他の屋根材と異なり、瓦は部分的な補修や交換が可能なため、一部が破損しても屋根全体を取り替える必要がないという利点もあります。このメンテナンスのしやすさも長寿命の要因といえるでしょう。
瓦屋根の耐用年数について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

メリット2:優れた断熱性と遮音性
瓦屋根は構造上、瓦と瓦の間に自然と空気層ができるため、優れた断熱性を発揮します。この空気層が夏の暑さを遮り、冬は室内の暖かさを保持する効果があるのです。
特に粘土瓦は素材自体の蓄熱性も高く、昼間に蓄えた熱を夜間にゆっくりと放出するため、急激な温度変化を抑えられる特性があります。これにより年間を通して安定した室内環境を維持できるでしょう。
加えて、厚みのある瓦材は雨音を効果的に遮断します。金属屋根のように雨音がうるさいといった問題がなく、静かで快適な住環境を実現可能です。台風の多い日本において、この遮音性は生活の質を高める重要な要素といえます。
メリット3:独特の美観と建物の価値向上
瓦屋根は美しい外観と重厚感で建物に高級感をもたらします。日本の伝統的な和瓦は独特の風情を演出し、洋瓦は洗練された印象を与えるなど、建物のスタイルに合わせた多様な選択が可能です。
時間の経過とともに味わいが増す瓦屋根は、新築時だけでなく経年後も魅力が持続します。特にいぶし瓦は、年月を経るごとに深みを増す独特の風合いが特徴的で、他の屋根材では得られない価値があります。
こうした美観は単なる見た目の問題だけでなく、住宅の資産価値にも直結します。不動産市場では瓦屋根の住宅は高く評価される傾向にあり、長期的な視点で見ると財産形成にも寄与するでしょう。
瓦屋根のデメリット
瓦屋根には多くのメリットがある一方で、いくつかの重要なデメリットも存在します。屋根材の選択にあたっては、これらの課題も考慮する必要があります。
これらのデメリットを理解した上で、自身の住環境や予算に合わせた判断をすることが重要です。
デメリット1:重量による耐震性への影響
瓦屋根の最大の課題は、その重量の大きさです。1平方メートルあたり約45~60kgという重さは、ガルバリウム鋼板(約5kg/㎡)の約9倍、スレート(約20kg/㎡)の約2~3倍にも達します。
この重さが地震時に建物に大きな負担をかけ、耐震性を低下させる要因となるのです。地震大国日本では、屋根の重量は安全面で重要な懸念事項といえるでしょう。
特に旧来の土葺き工法で施工された瓦屋根は、現代の建築基準を満たしていないケースも多く、耐震リフォームの際に葺き替えが推奨されることも少なくありません。ただし、近年開発された軽量瓦や防災瓦は従来品より大幅に軽量化されており、この課題を克服しつつあります。
デメリット2:初期費用の高さ
瓦屋根は他の屋根材と比較して、初期費用が高額になる傾向があります。高品質な粘土瓦自体の価格が高いうえに、重量があるため下地の補強が必要になることもコスト増加の要因です。
一般的な住宅の場合、瓦屋根の施工費用は1平方メートルあたり8,000~15,000円程度となり、スレート屋根(4,500~8,000円/㎡)やガルバリウム鋼板(6,000~9,000円/㎡)と比べて20~30%ほど高くなります。
さらに、瓦の施工には高度な専門技術が必要なため、職人の人件費も高くなることが一般的です。ただし長期的な視点では、耐久性の高さからメンテナンス費用が少なく済むため、トータルコストで見ると必ずしも不経済とは言えないでしょう。
瓦屋根のリフォーム方法や費用について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

デメリット3:補修・メンテナンスの課題
瓦自体の耐久性は高いものの、瓦屋根のシステム全体には定期的なメンテナンスが欠かせません。特に漆喰部分は10~15年程度で劣化するため、補修が必要になります。
瓦と瓦を接合する漆喰が劣化すると、雨水の侵入や強風による瓦の飛散リスクが高まるため、定期的な点検と補修が欠かせないのです。こうした部分的なメンテナンスにかかる費用も考慮に入れるべきでしょう。
加えて、部分的な補修が必要になった際には、同じ形状・色合いの瓦を入手する必要がありますが、古い瓦の場合は調達が困難なケースもあります。特にセメント瓦やモニエル瓦は現在製造されていないものも多く、部分補修が難しいという課題が生じることもあるのです。
瓦屋根のリフォーム事例
実際の瓦屋根リフォーム事例を紹介します。現場での施工例を参考に、ご自宅の屋根リフォームのイメージを具体的に持っていただけるでしょう。
実例を見ることで、瓦屋根のメンテナンス方法とその効果をより具体的に理解できます。
事例1:瓦屋根の葺き直し工事
横浜市の築40年以上の戸建て住宅で実施された瓦屋根の葺き直し工事の事例です。老朽化により瓦の割れやズレが発生し、雨漏りや強風での瓦の落下リスクを防ぐため工事が決断されました。

工事では既存の瓦を一度すべて取り外し、下地の調整、新しい防水シートの敷設、老朽化した桟木の交換を行いました。その後、再度瓦を丁寧に葺き直すことで、屋根全体の耐久性と防水性が大幅に向上しています。
お客様からは「屋根が見違えるほど綺麗になり、安心して過ごせるようになりました。施工中、進行状況がわかる施工写真をこまめに取っていただき、安心感がありました」との声をいただいています。
適切な葺き直し工事により、今後も長期間安心して暮らせる屋根に生まれ変わりました。
項目 | 内容 |
---|---|
施工内容 | 葺き直し工事 |
使用商材 | 密着アスファルトルーフィング |
工期 | 10日間 |
費用 | 100〜150万円 |
事例2:棟瓦の積み直し工事
野田市の戸建て住宅で実施された棟瓦の積み直し工事の事例です。通りすがりの業者から「瓦がずれている」と指摘されたことがきっかけで、信頼できる業者に依頼されました。

工事では劣化した棟部分の瓦を解体・撤去し、新しい漆喰を丁寧に塗り込みました。
その後、のし瓦を一枚ずつ積み上げ、瓦の重なり部分にはコーキングを施すことで防水性を高めています。これにより耐久性が向上し、風や雨による棟の崩れを防止する効果が期待できます。
お客様からは「瓦の修理をお願いしましたが、無事に完了し、本当によかったです。職人さんがとても丁寧に作業してくださり、仕上がりも綺麗で安心しました。これで雨や強風が来ても心配せずに過ごせます」という喜びの声をいただいています。
比較的小規模な修繕で屋根の機能性を回復させた好例といえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
施工内容 | 棟瓦の積み直し |
使用商材 | 漆喰、コーキング |
工期 | 2日間 |
費用 | 30〜50万円 |
トベシンホームでは無料診断と最短即日の現地調査を実施しています。屋根の状態やご予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。屋根工事を検討されている方、屋根に関するお悩みをお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
屋根リフォームのビフォーアフターが分かりやすい施工事例について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

瓦屋根のリフォーム方法と費用
瓦屋根のリフォームには状態や予算に応じて選択できる複数の方法があります。耐久性の高い瓦屋根でも、経年劣化による修繕は必要になります。
適切な工法を選ぶことで、耐久性を維持しながらコストを抑えることが可能です。
葺き替え工事の内容と費用
葺き替え工事は、既存の瓦を全て撤去し、下地から新しくする最も大規模な工法です。野地板や防水シートも新しく交換するため、新築時と同等の性能回復が期待できます。
下地の腐食が進んでいる場合や雨漏りが発生している場合に適した工法で、抜本的な解決策となるでしょう。
特に築30年以上経過した住宅では、防水シートの耐用年数も超えているため、葺き替えが推奨されます。
30坪程度の一般的な住宅での費用相場は以下の通りです。
工法 | 費用相場 | 工期目安 |
---|---|---|
瓦からの葺き替え(瓦) | 150〜250万円 | 14〜20日 |
瓦からガルバリウム鋼板 | 80〜200万円 | 7〜12日 |
瓦からスレート | 70〜160万円 | 7〜12日 |
瓦屋根の葺き替え費用について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

葺き直し工事の内容と費用
葺き直し工事は、既存の瓦を一度取り外し、下地を補修した後に同じ瓦を再利用する工法です。防水シートの劣化が見られるものの、瓦自体の状態が良好な場合に適しています。
この工法の最大の利点は、瓦の再利用により材料費を抑えられる点にあります。特に高品質な粘土瓦は長寿命であるため、下地のみを新しくすることで屋根全体の寿命を延ばすことが可能となるのです。
30坪程度の住宅における葺き直し工事の費用相場は以下の通りです。
工法 | 費用相場 | 工期目安 |
---|---|---|
瓦の葺き直し工事 | 60〜100万円 | 10〜14日 |
工期は葺き替えよりやや短く、既存の瓦材を活かせるため環境にも優しい選択肢といえるでしょう。
部分補修の範囲と費用
部分補修は、瓦の一部分だけに不具合がある場合に適した工法です。割れた瓦の交換や、棟部分の漆喰補修などが主な作業となります。
瓦のズレや割れが数枚程度、あるいは棟の漆喰が剥がれているような場合は、この方法で対応可能です。全面的な工事に比べて費用を大幅に抑えられるという利点があります。
一般的な部分補修の費用相場は以下の通りです。
補修内容 | 費用相場 | 工期目安 |
---|---|---|
瓦の部分交換 | 5〜30万円 | 1〜3日 |
棟の漆喰補修 | 10〜40万円 | 1〜2日 |
棟瓦の積み直し | 30〜50万円 | 2〜3日 |
漆喰の耐用年数は約15年程度であるため、定期的な点検と補修が大切です。早期発見・早期対応が将来的な大規模工事を防ぐ鍵となります。
瓦屋根と他の屋根材の比較
屋根材選びは住宅の耐久性や外観に大きく影響します。瓦屋根と他の代表的な屋根材を比較することで、最適な選択ができるでしょう。
各屋根材には特性があり、予算や建物の状態、価値観に応じた選択が重要です。
ガルバリウム鋼板との比較
瓦屋根とガルバリウム鋼板の最大の違いは、重量と耐久性です。瓦屋根は1㎡あたり約45〜60kgと重いのに対し、ガルバリウム鋼板は約5kgと圧倒的に軽量です。この軽さにより、ガルバリウム鋼板は建物の耐震性向上に貢献します。
耐久性においては、粘土瓦が40〜50年以上持つのに対し、ガルバリウム鋼板は30〜40年程度と若干短めです。しかし、メンテナンス頻度は瓦の方が低く、塗装などの手入れがほとんど不要という利点があります。
初期費用は瓦屋根の方が20〜30%ほど高額になる傾向がありますが、長期的なメンテナンスコストを含めると、トータルでは瓦屋根が経済的になる場合も多いでしょう。見た目の風合いも異なり、瓦は重厚感、ガルバリウムはシャープな印象を与えます。
屋根材のガルバリウム鋼板について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

スレート屋根との比較
瓦屋根とスレート屋根を比較すると、重量と耐久性に大きな差があります。瓦屋根は1㎡あたり約45〜60kgであるのに対し、スレート屋根は約20kgと約1/3程度の重さです。この違いが建物への負担や耐震性に影響します。
耐久性では、粘土瓦が40〜50年以上持つのに対し、スレート屋根は20〜30年程度と半分ほどになります。ただし、初期費用はスレート屋根の方が30〜40%ほど安価なため、予算に制約がある場合はメリットとなるでしょう。
メンテナンス面では、スレート屋根は7〜10年ごとに塗装が必要となりますが、瓦屋根は瓦自体の塗装は不要です。
漆喰の補修は両者とも10〜15年ごとに必要となり、この点は共通しています。見た目の風合いも異なり、選択の際の重要なポイントになるでしょう。
屋根材のスレート屋根について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

アスファルトシングルとの比較
瓦屋根とアスファルトシングルを比較すると、重量と施工の柔軟性に大きな違いがあります。アスファルトシングルは1㎡あたり約10kgと瓦屋根の約1/5の重さで、建物への負担が少ないという特性があります。
曲面にも対応可能な柔軟性がアスファルトシングルの特徴で、複雑な屋根形状にも施工しやすい利点があるでしょう。一方、耐久性では瓦屋根が40〜50年以上であるのに対し、アスファルトシングルは20〜30年と短くなります。
初期費用はアスファルトシングルの方が30〜40%ほど安価ですが、長期的な耐久性を考慮すると瓦屋根の方がコストパフォーマンスに優れています。
見た目では、アスファルトシングルは洋風住宅との相性が良く、北欧風やアメリカンスタイルに適しているという特徴があります。
屋根材のアスファルトシングルについて、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

瓦屋根の工事・リフォームはトベシンホームにご相談ください

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、関東エリアを中心に瓦屋根の施工と修繕に豊富な実績を持つ外装リフォーム専門店です。
伝統的な和瓦から最新の軽量防災瓦まで、さまざまな瓦屋根工事に精通した職人が在籍しています。千葉・埼玉・茨城の地域特性を熟知したスタッフが、建物の状態や予算に合わせた適切な工法をご提案いたします。
調査から施工、アフターケアまで一貫体制で対応し、補助金活用や保険申請のサポートも行っています。
瓦屋根の美しさと機能性を長く保つためのメンテナンスについて、まずは無料点検をご利用ください。
まとめ
瓦屋根は日本の伝統的な屋根材として長く愛されてきました。粘土瓦、セメント瓦、樹脂繊維セメント瓦などの種類があり、形状も和瓦(J型)から洋瓦(S型・F型・M型)まで多様です。
高い耐久性と優れた断熱性を持ち、独特の美観で建物の価値を高める反面、重量による耐震性への影響や初期費用の高さがデメリットとして挙げられます。
リフォーム方法も葺き替え、葺き直し、部分補修など状態に応じた選択が可能です。最近では従来の半分の重さで耐久性の高い軽量防災瓦も開発されており、瓦屋根の伝統美と現代の技術が融合した選択肢が広がっています。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。