「屋根カバー工法の工程を詳しく知りたい」
「信頼できる業者を選ぶポイントはあるの?」
「工事中に確認すべき品質ポイントを知りたい」
屋根カバー工法を検討する際、具体的な施工手順や品質確保のポイントがわからず不安を感じる方は多いでしょう。特に初めての屋根工事では、何をチェックすべきか判断が難しいものです。
屋根カバー工法は既存の屋根材を残したまま新しい屋根材を重ねる工法で、撤去費用を抑えられる効率的な方法です。しかし、工程ごとの確認ポイントを押さえておかないと、思わぬトラブルに発展することもあります。
この記事では、屋根カバー工法の9つの工程から品質確保のポイント、信頼できる業者の選び方、費用相場まで詳しく解説します。施工事例も交えながら、失敗しない屋根カバー工法のためのポイントを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
- カバー工法は主に9つの工程で進められる
- 30坪の住宅で80〜140万円が費用相場
- 工事の品質は、3つの内容を確認することで確保しやすくなる

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。
屋根カバー工法9つの工程
屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を重ねる施工方法です。この工法は葺き替え工事と比較して費用を抑えられるだけでなく、工期も短縮できる効率的な選択肢となっています。
屋根カバー工法の工程は主に以下の9つに分かれます。
各工程を順番に詳しく見ていくことで、屋根カバー工法の全体像がつかめるでしょう。
工程1:足場の設置
屋根カバー工法の最初の工程は、作業員の安全確保と効率的な施工のための足場設置です。通常、軒先(雨どい)から約50cm手前に足場を組み立てていきます。
一般的な住宅の場合、足場の組立には半日程度の時間を要します。この際、足場用の資材を運ぶ2トン車程度の車両のスペースが必要となるため、敷地の確保が必要です。
足場の周囲にはメッシュ製の養生シートを張り、工事中に発生する釘や金属片の飛散を防止します。これは近隣への配慮として欠かせない対策といえるでしょう。
足場は単管足場ではなく、クサビ緊結式足場を使用するのが一般的です。クサビ足場は強度が高く、安全面でも優れているため、屋根工事の品質確保にも直結します。
工程2:棟板金・雪止め金具の撤去
足場が組み上がったら、屋根の棟板金(むねばんきん)と雪止め金具を撤去します。棟板金は屋根のてっぺんを覆っている金属部材で、雨の侵入を防ぐ役割を持っています。
棟板金は鉄釘で留められていることが多く、これを慎重に取り外していきます。一度外した棟板金は再利用できないため、新しい部材を後で取り付けることになります。
棟板金の下には棟下地または貫板と呼ばれる木材が取り付けられていることが一般的です。これらも取り外し、平らな状態にします。木製の下地は腐りやすく、鉄釘は錆びやすいため、後の工程で耐久性の高い材料に交換されます。
雪止め金具は屋根の軒先付近に取り付けられており、これらも切断して撤去します。この際、切断時の鉄粉が周囲に飛散しないよう十分な注意が必要です。
工程3:既存屋根の点検と調整
棟板金や雪止め金具を撤去した後、既存の屋根材の状態を詳しく点検します。劣化や損傷が激しい場合は、部分的な補修が必要となることもあります。
高圧洗浄機を使用して屋根表面の汚れや苔を除去するケースもあります。これにより職人の作業環境が改善され、新しい屋根材との密着性も高まります。
特に化粧スレート(コロニアル)屋根の場合、長年の風雨による劣化で表面に細かいひび割れが発生していることがあります。ひび割れが深刻な箇所は補修を行い、安定した下地を確保します。
この工程では屋根を完全にフラットな状態にすることが重要です。凹凸があると新しい屋根材が浮いてしまい、将来的に雨漏りの原因となる可能性があるためです。
工程4:防水シートの施工
既存屋根の点検と調整が完了したら、防水シート(ルーフィング)を敷設します。このシートは最終的な雨漏り防止の要となる重要な部材です。
防水シートは屋根の軒先(低い部分)から棟(高い部分)に向かって敷き詰めていきます。これは雨水の流れに逆らわない施工方法で、継ぎ目からの水の侵入を防ぐためです。
市場には20種類以上の防水シートがあり、性能と価格はさまざまです。一般的なアスファルトルーフィングよりも、改質アスファルトルーフィングのようなグレードの高いシートを選ぶことが推奨されています。
防水シートを固定する際は、コロニアルと防水シートの間に鋼板チップをはさみ、釘で固定していきます。ただし、粘着式の防水シートを使用する場合は釘を使わないため、既存の屋根材を傷めずに施工できるという利点もあります。
工程5:役物(軒先・ケラバ)の取り付け
防水シートを施工した後、屋根の外周部分に役物と呼ばれる板金部材を取り付けます。主に軒先唐草(のきさきからくさ)やケラバ水切りなどの部材を使用します。
軒先は地面に対して水平になっている屋根の端部分を指し、ケラバは勾配がついている屋根の端部分を指します。どちらも雨水の侵入を防ぐために重要な役割を果たします。
これらの板金部材は屋根材メーカーの純正品を使用することが望ましいでしょう。規格に合わない部材を使用すると、将来的に屋根材がはがれるなどのトラブルに繋がる可能性があります。
役物の取り付けは雨仕舞い(雨水の侵入を防ぐ工夫)の重要な工程であり、約450mm間隔で釘を打って確実に固定していきます。この作業の精度が将来的な雨漏りを防ぐカギとなるのです。
工程6:屋根材本体の設置
役物の取り付けが完了したら、いよいよ新しい屋根材を設置していきます。カバー工法では軽量な金属屋根材を使用するのが一般的です。
屋根材の施工も軒先から順に上へと進めていきます。これは雨水の流れに沿った施工方法で、継ぎ目からの雨水侵入を防ぐ効果があります。
金属屋根材の種類はガルバリウム鋼板や石材チップ付き金属屋根など様々です。それぞれ断熱性や遮音性などの特性が異なるため、用途や好みに合わせて選択します。
横葺きタイプの屋根材であれば、複雑な形状の屋根にも対応できるという利点があります。一方、縦葺きタイプはシンプルな屋根形状に向いています。屋根材は専用のビスなどでしっかりと固定し、耐風性を確保します。
工程7:棟部分の仕上げ
屋根材の設置が完了したら、棟部分の仕上げ作業に入ります。まず、棟板金の下地となる部材を取り付けます。
従来は木製の貫板が使われていましたが、近年では腐食しない金属製や樹脂製の下地材が主流となっています。金属製の下地材「エスヌキ」などは、腐敗の心配がなく耐久性に優れているため推奨されています。
棟の仕上げ方法には、屋根材を折り曲げて立ち上げる方法、C型チャンネルと呼ばれる部材を使う方法、そして特別な加工をしない方法などがあります。それぞれ手間や費用が異なるため、予算や希望に応じて選択します。
棟板金の取り付けには外部に露出する留め具として、錆びにくいステンレス製のビスを使用するのが一般的です。釘よりもビスの方が固定力が高く、強風時の飛散防止に効果的です。
工程8:換気棟の取り付け
屋根カバー工法では、棟部分に換気棟を取り付けることが推奨されています。換気棟とは、屋根裏にこもった熱や湿気を外部に自然排出するための部材です。
換気棟を設置することで屋根裏の温度上昇を抑制し、結果的に室内の断熱効果を高めることができます。また、湿気の排出により屋根材や下地の腐食を防ぎ、耐久性の向上にも繋がります。
既存の屋根に換気棟がない場合は新設することもできます。その場合、棟の野地板に通気孔を開け、専用の換気部材を取り付けます。
換気棟の設置には専門的な知識と経験が必要です。不適切な施工を行うと雨漏りの原因になる可能性があるため、信頼できる業者による丁寧な施工が重要となるでしょう。
工程9:足場の解体
すべての屋根工事が完了したら、最終段階として足場を解体します。解体作業の前に、屋根全体の仕上がり状態を細かくチェックすることが大切です。
特に注意すべきポイントとして、屋根材の留め忘れや浮き、破損などがないか入念に確認します。また、シーリング処理が必要な箇所はすべて適切に施工されているかも確認します。
足場を解体する際も、資材の落下防止や周辺環境への配慮が必要です。解体した足場資材を運び出す際には、敷地内の美観も維持するよう注意を払います。
工事完了後は、施工業者から工事保証書やメーカーの製品保証書を受け取ります。これらの書類は将来的なメンテナンスや保証対応の際に必要となるため、大切に保管しておくことをお勧めします。
屋根カバー工法の基本的な知識や費用相場、事前に知っておくべきポイントについて、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

工事品質を確保する3つのポイント
屋根カバー工法は高所での作業が中心となるため、施工品質の確認が難しい工事です。
工事の成功と長期的な耐久性を確保するためには、施工中の確認ポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
これらのポイントを押さえることで、見えない部分の施工も適切に管理でき、将来的な不具合のリスクを大きく低減できるでしょう。
ポイント1:各工程の写真を確認する
屋根カバー工法では、施工の各段階で撮影された写真が品質確認の重要な手段となります。特に後から確認できなくなる工程の記録は不可欠です。
信頼できる業者は工事の各段階で50〜100枚程度の写真を撮影し、施工報告書として提出します。
既存屋根の状態、防水シートの敷設状況、屋根材の固定方法など、重要な工程ごとに写真があるか確認しましょう。
特に防水シートの重ね代や固定状態、役物と屋根材の取り合い部分などは、将来的な雨漏りに直結する重要なポイントです。これらの部分の写真が丁寧に記録されているかどうかが重要な判断材料となります。
写真による記録は手抜き工事の抑止効果があるだけでなく、将来何らかの不具合が発生した際の原因特定にも役立ちます。
足場解体前に写真を確認し、気になる点があればその場で修正を依頼することが大切です。
ポイント2:防水シートと役物の施工品質を確認する
屋根カバー工法の品質を左右する最も重要な要素は、防水シートと役物の施工品質です。これらの部分は雨水の侵入を防ぐ最後の砦となります。
防水シートは十分な重ね代(10cm以上)を確保し、隙間なく敷設されているかを確認します。特に谷部分や棟部分など、雨水が集まりやすい箇所の処理が丁寧に行われているかに注目しましょう。
役物の取り付け状態も重要なチェックポイントです。軒先唐草やケラバ水切りは雨水の侵入経路となりやすいため、適切な固定と防水処理が施されているか確認が必要です。
板金の接合部にはコーキング処理が適切に施されているかも重要です。特に棟板金の接合部や壁との取り合い部分などは、雨漏りの発生しやすい箇所なので、念入りにチェックすることをお勧めします。
ポイント3:使用する材料の品質を確認する
屋根カバー工法で使用される材料の品質は、建物の耐久性に直接影響します。見積書に記載された材料と実際に使用される材料が一致しているか、事前に確認することが重要です。
防水シートは一般的なアスファルトルーフィングではなく、改質アスファルトルーフィングなど高品質な製品を使用するのが望ましいでしょう。また、屋根材自体もメーカー純正品であることを確認します。
棟板金の下地材には腐食しない金属製や樹脂製の製品を選択すると、長期的な耐久性が向上します。木製の貫板を使用する場合は、防腐処理がされているかも確認ポイントとなります。
屋根材の固定に使用するビスや金具類もメーカー指定の製品を使用することが重要です。特に雪止め金具など安価な類似品で代用されやすい部材は、注意深く確認する必要があるでしょう。
屋根カバー工法の費用相場
屋根カバー工法の費用相場は、一般的な30坪程度の戸建て住宅で80〜140万円程度となります。
これは同規模の葺き替え工事(150〜200万円)と比較すると、30〜40%ほど費用を抑えられる経済的な工法といえるでしょう。
費用を構成する主な要素は、屋根材と施工費、足場工事費、防水シート代、諸経費などです。特に屋根材の選択によって費用は大きく変動します。
下記の表は標準的な費用内訳を示したものです。ただし、屋根の形状や既存屋根の状態によって費用は変動するため、複数の業者から見積もりを取得することをおすすめします。
工事項目 | 費用(税抜) |
---|---|
屋根材・施工費 | 8,000~10,000円/㎡ |
足場工事 | 15~20万円 |
防水シート | 500~1,500円/㎡ |
諸経費 | 工事費用の5~10% |
屋根の形状や面積、使用する屋根材の種類、既存屋根の状態によって費用は変動します。
特に複雑な形状の屋根や、高品質な断熱材一体型の屋根材を選択する場合は、追加費用が発生することもあるでしょう。
2004年以前に施工されたスレート屋根の場合、アスベスト含有の可能性があることも考慮する必要があります。
カバー工法ならアスベスト処理の特別な費用が不要となるため、この点でも経済的といえます。
屋根カバー工法の費用相場について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

信頼できる屋根カバー工法業者の選び方
屋根カバー工法の成功は、施工業者の選択にかかっています。高所での作業が中心となるため、直接目で確認することが難しく、業者の技術力や信頼性が工事品質を左右します。
適切な業者を選ぶことで、長期間にわたって安心できる屋根を手に入れることが可能です。
以下の3つのポイントから、信頼できる業者を見極めていきましょう。
これらのポイントを押さえることで、適正価格で高品質な施工を行ってくれる業者を見つけることができるでしょう。
選び方1:屋根カバー工法の実績から選ぶ
信頼できる業者は豊富なカバー工法の施工実績を持っています。過去の施工事例や実際の工事写真を確認し、品質を見極めることが大切です。
カバー工法は一般的な屋根工事とは異なる専門技術が必要となります。特に既存屋根の状態を正確に診断する能力や、適切な防水処理を行う技術は、実績を積んだ業者でなければ身につきません。
事前点検の際の対応も重要な判断材料となります。信頼できる業者は屋根に登って50〜100枚程度の点検写真を撮り、現状の劣化状態を丁寧に説明します。
その上でカバー工法が適しているかどうかの判断も示してくれるでしょう。
地域での評判や口コミ情報も参考になります。特に工事後数年経過した物件のオーナーの評価が重要です。
長期的な視点での満足度を確認することで、施工品質の高い業者を見極めることができます。
選び方2:見積書の工程と材料を確認する
信頼できる業者の見積書は、工事の工程、使用材料、施工面積、単価が明確に記載されています。「屋根カバー工法一式」といった曖昧な記載しかない見積書は避けるべきでしょう。
見積書には使用する防水シートや屋根材のメーカー名や商品名まで具体的に記載されているかを確認します。
特に防水シートは「改質アスファルトルーフィング」など、高品質な素材が指定されているか確認が必要です。
また、棟板金や役物などの部材もメーカー純正品が使用されるかチェックしましょう。メーカー指定以外の部材を使用すると、適合性の問題から雨漏りのリスクが高まります。
見積金額の内訳も重要です。足場代、防水シート代、屋根材費、施工費、諸経費などが明確に分けて記載されていることで、追加費用の発生リスクを低減できます。
不明な点があれば、遠慮なく質問することが大切です。
選び方3:保証内容とアフターケアを確認する
屋根工事後の保証制度やアフターフォロー体制は、業者選びの重要な判断基準となります。一般的な工事保証期間は5〜10年程度ですが、内容をしっかり確認することが大切です。
保証書には保証対象となる範囲や条件が明記されているか確認しましょう。特に「雨漏り」に対する保証内容は重要です。
また、保証期間中の点検サービスが含まれているかも確認するとよいでしょう。
工事後のメンテナンス方法や注意点についても丁寧な説明があるか確認します。定期的な点検の必要性や、台風などの災害後の臨時点検の体制なども把握しておくことが大切です。
業者の事業継続性も検討すべき要素です。創業年数が長く地域に根ざした業者であれば、長期的なアフターフォローが期待できます。
逆に、極端に安い価格で工事を請け負い、その後連絡が取れなくなるような業者には注意が必要です。
優良な屋根カバー工法業者の見分け方と探し方について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

屋根カバー工法ならトベシンホームにご相談ください

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、千葉・埼玉・茨城エリアを中心に屋根カバー工法の施工実績を多数持つ外装リフォーム専門店です。
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調査では防水シートの選定から最適な屋根材の提案まで、総合的なアドバイスをご提供します。
施工は全て自社の経験豊富な技術者が担当し、各工程の品質管理を徹底しています。使用する材料も高品質なものを厳選し、長期にわたる耐久性を確保しています。
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新しい屋根へのリフォームをご検討中の方は、まずは無料点検をご利用ください。最短即日で専門スタッフが現地調査にお伺いいたします。補助金申請のサポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を重ねる施工方法で、費用対効果の高いリフォーム手法です。
標準的な30坪の住宅で80〜140万円程度と、葺き替え工事と比較して30〜40%ほど費用を抑えられることが大きなメリットとなっています。
本記事では、カバー工法の9つの工程から品質確保のポイント、業者選びのコツまで詳しく解説しました。
特に工事の品質確保には、各工程の写真確認、防水シートと役物の施工品質チェック、使用材料の確認が重要です。これらを怠ると、将来的な雨漏りのリスクが高まることを理解しておきましょう。
また、信頼できる業者選びでは、カバー工法の実績、見積書の明確さ、保証内容の3点をしっかりと確認することが欠かせません。特に見積書には工程や使用材料が詳細に記載されているかがポイントです。
カバー工法は全ての屋根に適用できるわけではなく、既存屋根の状態によっては葺き替え工事が必要なケースもあります。まずは専門家による適切な診断を受け、建物の状態に合った工法を選択することが、長期的な安心につながるでしょう。