「屋根の劣化が気になるけれど、本当に葺き替えが必要なのか分からない」
そのような悩みを抱えている方は少なくありません。
屋根葺き替えは高額な工事になることが多いため、業者の言葉をそのまま信じて判断するのは不安が残ります。だからこそ、ご自身で必要性を判断できる基準を持つことが重要です。
この記事では、屋根葺き替えが本当に必要な状態とまだ不要な状態を、判断ポイントごとに分かりやすく解説します。読み終える頃には、業者に相談する前に屋根葺き替え工事が必要なのか、判断ができるようになるでしょう。
さらに、費用相場や業者選びの注意点、よくある失敗事例も紹介。屋根工事で後悔しないための判断軸を、この記事で整理してください。
なお、屋根工事には、葺き替え以外にも複数の方法があります。屋根工事の全体像を知りたい方はこちらの記事もご参考ください。

この記事でわかること
- 屋根葺き替えが本当に必要な状態・まだ不要な状態の判断基準
- 葺き替えとカバー工法の違いと、自分の家に合う選び方
- 費用相場や業者選びで失敗しないための注意点

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
屋根葺き替えが必要な家・不要な家の判断基準


屋根葺き替えが必要かどうかは、築年数だけで判断できるものではありません。屋根材の種類や劣化の状態、雨漏りの有無など、複数のポイントを総合的に見る必要があります。
ここでは、屋根の状態を次の3つに分けて解説します。
それぞれの状態を具体的に見ていきましょう。あなたの家がどの状態に当てはまるかを確認しながら読み進めてください。
今すぐ屋根葺き替えを検討すべき状態
雨漏りが発生している、または屋根の下地まで劣化している場合は、屋根葺き替えを検討すべき状態といえます。
特に注意が必要なのは、天井にシミがある、雨の日に水が垂れるなど、すでに雨漏りの症状が出ているケースです。この場合、表面の屋根材だけでなく、下地まで水が浸透している可能性があります。
また、屋根材を一部めくった際に下地が黒ずんでいる、触ると柔らかい、カビ臭いといった状態が見られる場合も要注意です。下地が劣化している場合、部分修理では根本的な解決にならず、葺き替えが必要になるケースが多くなります。
築年数が20年以上経過しており、一度も屋根工事をしていない住宅では、見た目以上に内部が劣化していることもあります。
屋根葺き替えがまだ不要な状態
屋根の劣化が表面のみで、下地に問題がない場合は、屋根葺き替えではなく部分補修やメンテナンスで対応できるケースがあります。
屋根材の色あせやコケの付着、軽度のひび割れといった症状であれば、適切なメンテナンスによって屋根の状態を保つことが可能です。また、屋根材の一部が割れている、数枚だけ浮いているといった限定的な劣化であれば、該当箇所のみを補修する方法で対応できる場合もあります。
築年数が比較的浅く、これまで定期的な点検やメンテナンスを行っている住宅では、現時点で葺き替えを急ぐ必要はありません。
ただし、今後の劣化を早期に把握するため、定期的な点検は継続することが大切です。
点検だけするべきな状態
屋根の状態は、地上からの目視や写真だけでは正確に判断できないケースもあります。症状が軽微であっても、内部の状態によって判断が変わることもあるためです。
そこで、まずは ご自宅の屋根がどの状態に近いか を確認してみましょう。以下のチェック項目に当てはまる数を目安に、『今すぐ工事が必要か』『点検だけで十分か』をセルフチェックしてみてください。
・0〜2個:現時点で大きな工事が必要となる可能性は低い状態です。
・3〜5個:一度、点検で屋根の状態を確認しておくと安心です。
・6個以上:屋根葺き替えを含めた検討が必要な段階と考えられます。
チェック項目が複数当てはまる場合は、実際の屋根状態を点検で確認することで、必要な対応を整理しやすくなります。
屋根葺き替え工事とは?
屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しい屋根材に交換する工事のことです。

屋根の表面だけでなく、下地や防水シートまで新しくするため、屋根全体を新築時に近い状態へ戻すことができます。雨漏りの再発リスクを根本から解消できる点が特徴です。
ただし、屋根葺き替え工事はすべての家に必要なわけではありません。下地まで劣化している場合は葺き替えが必要になりますが、表面の劣化のみであれば、部分補修や別の工法で対応できるケースもあります。
屋根工事には、既存の屋根を活かして施工する方法もあります。次は、葺き替えとよく比較されるカバー工法との違いについて見ていきましょう。
なお、、屋根葺き替えの工程には以下の記事で解説しています。

屋根葺き替えとカバー工法のどちらを選ぶべき?
カバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねて施工する工事方法です。

屋根の状態によっては、葺き替えよりも費用や工期を抑えられる場合があります。ただし、すべての家に適しているわけではありません。
ここでは、屋根の状態ごとに葺き替えとカバー工法のどちらが向いているかを解説します。
屋根葺き替えが向いている状態
下地まで劣化している場合や、雨漏りの経験がある住宅では、屋根葺き替えが向いています。
雨漏りが発生している、または過去に雨漏りを繰り返している家では、下地が傷んでいる可能性が高くなります。
この状態でカバー工法を行っても、根本的な問題が解決されず、再発するケースも。
また、既存の屋根材が瓦などの場合は、構造上カバー工法が施工できません。築年数が20年以上で、今後も長く住み続ける予定がある場合は、屋根全体を一新できる葺き替えの方がおすすめです。
カバー工法で十分な状態
下地に問題がなく、表面の屋根材のみが劣化している場合は、カバー工法で十分対応できるケースがあります。
築20年前後のスレート屋根で、雨漏りがなく、下地の腐食も見られない状態であれば、カバー工法を選ぶことで費用を抑えやすくなります。
また、既存屋根を撤去しないため工期が短く、廃材処分が少ない点も特徴です。ただし、屋根の重量が増えるため、軽量な金属屋根材を選ぶなどの配慮が必要になります。
「下地の状態が分からない」
「本当にどちらが合っているか不安」
という場合は、まず点検で屋根の状態を確認することが重要です。
カバー工法について、費用や注意点も含めて詳しく知りたい方は、屋根葺き替えとカバー工法の違いをまとめた記事を参考にしてください。

屋根葺き替え工事の費用相場と考え方
屋根葺き替え工事の費用は、『どの工事が必要か』という判断結果によって大きく変わります。そのため、金額だけを見るのではなく、なぜその費用になるのかを理解することが重要です。
ここでは、次の3つの視点から屋根葺き替え工事の費用について解説していきます。
屋根葺き替え工事の一般的な費用相場
一般的な戸建て住宅の場合、屋根葺き替え工事の費用は おおよそ80万円〜200万円程度 が目安です。(2024年12月時点)
費用の差額は、屋根の大きさや下地の状態、使用する屋根材によって生じるためです。特に、下地の交換が必要かどうかが費用を大きく左右するポイントです。
※屋根材ごとの費用や耐用年数は、あくまで参考目安です。
費用が高くなるケース・安くなるケース
前述した通り、下地の状態や屋根の条件によって、屋根葺き替え工事の費用は大きく変わります。
| 項目 | 費用が高くなるケース | 費用を抑えられるケース |
|---|---|---|
| 下地の状態 | 下地が腐食しており全面交換が必要 | 下地が健全で補修不要 |
| 屋根材の種類 | 瓦など重量のある屋根材 | ガルバリウム鋼板など軽量な屋根材 |
| 屋根の形状 | 寄棟屋根や複雑な形状 | 切妻屋根などシンプルな形状 |
| 既存屋根材 | アスベスト含有で処分費が高額 | 通常の屋根材 |
| 足場の設置 | 3階建てや狭小地で足場設置が困難 | 2階建てで足場設置が容易 |
1つの目安として、下地交換が必要な場合は 20万〜40万円程度、アスベスト含有屋根材の場合は処分費用が 10万〜20万円程度 上乗せされることがあります。
見積もりで必ず確認すべきポイント
見積もりは、金額より『内容』を見ることが重要です。
最低限、以下の点は確認しましょう。
- 工事項目が『一式』表記だけになっていないか
- 下地工事の有無が明記されているか
- 廃材処分費が含まれているか
- 工事後の保証内容と保証期間
これらが曖昧な見積もりは、後から追加費用が発生するリスクがあります。
なお、屋根葺き替え工事での見積書の見方などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【注意】屋根葺き替え工事でよくある失敗と悪徳業者の特徴
屋根葺き替え工事の費用相場を見て、だいたいの金額感は分かったと感じた一方で、
「高い買い物だからこそ失敗したくない」
「変な業者に当たらないか不安」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
屋根葺き替え工事では、工事内容だけでなく、業者選びを誤ることで不要な工事や過剰な費用につながるケースも少なくありません。
そこで、費用相場を理解したうえで、次に重要なのが 『失敗しないための業者選び』 です。屋根葺き替え工事は高額になりやすいため、業者選びを間違えると、不要な工事や過剰な費用につながることがあります。
ここでは、実際によく見られる失敗例と、注意すべき業者の特徴を解説します。
実は多い、不要な屋根葺き替え工事
本来は部分補修やカバー工法で対応できる状態でも、葺き替えを勧められるケースは少なくありません。
築20年前後のスレート屋根で、下地に問題がないにもかかわらず葺き替え工事が必要と説明されることがあります。
この場合、実際には他の工法で対応でき、葺き替えを選ぶと 50万〜100万円程度 余分な費用がかかることもあります。
業者の説明を聞く際は、なぜ葺き替えが必要なのか を具体的に確認しましょう。写真や根拠を示して説明できるかどうかが判断材料になります。
相場より高額な見積もりを出す業者の特徴
見積もり金額が相場より明らかに高い場合は注意が必要です。
よくある特徴として、『屋根工事一式』などの 曖昧な表記が多い見積もりが挙げられます。内容が不透明な場合、後から追加費用が発生するリスクがあります。
また、下地工事や廃材処分費を別途請求する前提の見積もりや、必要以上に高額な屋根材を強く勧めてくるケースも見られます。
相見積もりを取る際は、同じ条件で比較できているか を確認することが重要です。
契約を急がせる業者に注意
契約を急がせる業者には警戒が必要です。
業者「今すぐ工事しないと危険」



「今月中なら特別価格」
といった言葉で不安を煽り、その場で契約を迫るケースがあります。
本当に緊急性が高い状態であれば、複数の業者が同じ判断をするはずです。一社だけが強く緊急性を主張する場合は、冷静に立ち止まり、他の業者にも確認することが大切です。
後悔しない屋根葺き替え工事業者の選び方
屋根葺き替え工事は高額になりやすいため、『どの業者に依頼するか』で満足度は大きく変わります。価格や見た目だけで選ぶと、不要な工事や後からのトラブルにつながることもあります。
屋根葺き替え工事で失敗しないためには、業者を次の4つの視点で見る事が重要です。
【経験】屋根葺き替えの実績・施工経験が豊富な業者
まずは、屋根葺き替え工事の実績が豊富な業者を選びましょう。
葺き替え工事は、既存屋根を撤去し、下地の状態を見極めながら進めるため、修理やカバー工法とは異なる経験が求められます。
業者を選ぶ際は、



「葺き替え工事の施工実績はどれくらいありますか?」
と具体的に質問し、写真付きで事例を説明できるかを確認すると安心です。
【説明】見積もり内容や工事内容を分かりやすく説明してくれる業者
次に、見積もりや工事内容を分かりやすく説明できる業者は信頼性が高いです。
『屋根工事一式』など曖昧な表記が多い見積もりは、内容が分かりにくく、後から追加費用が発生するリスクがあります。
信頼できる業者であれば、屋根材・下地工事・足場・廃材処分費などを項目ごとに説明してくれます。専門用語をかみ砕いて説明できるかどうかも重要な判断材料です。
【姿勢】点検だけの相談にも誠実に対応してくれる業者
無理に工事を勧めない業者を選びましょう。
点検の結果、



「今は葺き替えの必要はありません」
と正直に伝えてくれる業者は信頼できます。
逆に、点検後すぐに契約を迫る業者は注意が必要です。屋根の状態を写真で示し、今後の流れや工事の必要性を説明できるかを確認しましょう。
【体制】保証・アフターフォローが明確な業者
工事後の保証やアフターフォローが明確な業者を選ぶことも重要です。
保証期間や保証内容が明記されているか、不具合があった場合の対応体制を確認しましょう。定期点検などのアフターフォローがある業者であれば、工事後も安心して付き合うことができます。
屋根葺き替え工事の施工事例
ここでは、実際の施工事例をもとに、どのような判断で『屋根葺き替え』『カバー工法』『修理』を選んだのかを解説します。
事例を見ることで、ご自宅の屋根状態がどのケースに近いかを判断する材料に役立ててください。
屋根葺き替えを選んだ事例
結論から言うと、下地まで劣化している場合は、屋根葺き替えを選ぶ判断が必要になります。
こちらの施工事例では、雨漏りが発生したことをきっかけに点検を行ったところ、屋根材の下にある下地まで水が浸透し、劣化が進んでいる状態が確認されました。
このようなケースでは、屋根材の表面だけを補修しても、下地の劣化が解消されないため、雨漏りが再発する可能性が高くなります。
また、既存屋根の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法でも、下地の問題は解決できません。
そのためこの事例では、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しくする屋根葺き替え工事を選択しました。劣化した下地を交換したうえで防水処理を行い、仕上げには軽量な金属屋根を採用しています。












カバー工法・修理を選んだ事例
下地に問題がない場合は、必ずしも屋根葺き替えを選ぶ必要はありません。
こちらのカバー工法の施工事例では、屋根材表面の劣化は見られたものの、点検の結果、下地には問題がなく、雨漏りも発生していない状態でした。
このようなケースでは、屋根葺き替えを行わなくても、既存屋根の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法で十分対応できると判断できます。
実際の工事では、既存屋根を撤去せずに施工できるため、工期を短縮でき、廃材処分費も抑えられています。また、軽量な金属屋根を使用することで、建物への負担を抑えながら屋根性能を向上させています。












こちらで紹介した施工事例のように、屋根の状態によっては修理やカバー工法で十分な場合もあります。
しかし、、下地の状態は外から見えないため、実際の状態を確認したうえで判断することが大切です。


トベシンホームが大切にしている屋根工事の考え方


| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 屋号 | トベシンホーム |
| 会社名 | FCR株式会社 |
| 本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
| 電話番号 | 0120-685-126 |
| 営業時間 | 8:00〜20:00 (年中無休) |
屋根葺き替え工事は、住まい全体の寿命や安全性に関わる重要な工事です。そのため、工事をすることよりも、本当にその工事が必要かどうかを正しく判断することが大切だと、トベシンホームでは考えています。
私たちは、すべてのお客様に屋根葺き替えをおすすめすることはありません。点検の結果、部分修理やカバー工法で十分対応できる場合には、その旨を正直にお伝えしています。
実際の現場では、
「葺き替えが必要だと思っていたが、点検の結果、今回は不要だった」
「修理だけで問題なかった」
といったケースも少なくありません。屋根工事は高額になりやすいため、不要な工事を行わないことも、専門業者としての重要な責任だと考えています。
また、工事を行う場合でも、なぜその工事が必要なのか、他の選択肢はないのかといった点を、写真や状況説明を交えて分かりやすくご説明することを心がけています。お客様が内容を理解・納得したうえで判断できることを何より大切にしています。
屋根葺き替え工事に関するよくある質問
ここまで屋根葺き替えの判断基準や費用、業者選びのポイントを解説してきましたが、それでも疑問や不安が残る方もいるでしょう。
ここでは、屋根葺き替え工事に関してよく寄せられる質問に回答します。
- 屋根葺き替えは何年ごとに必要ですか?
-
屋根材によりますが、一般的には20〜30年が目安です。
ただし、同じ年数でも屋根材の種類や立地環境、過去のメンテナンス状況によって劣化の進み方は異なります。年数だけで判断せず、状態確認が重要です。
- 築15年で屋根葺き替えが必要と言われましたが本当ですか?
-
すべての家で必要になるわけではありません。
築15年では、修理やカバー工法で対応できるケースも多くあります。下地まで劣化しているかどうかが判断ポイントなので、理由を説明できない業者の意見は鵜呑みにしない方が安全です。
- 雨漏りがあったら必ず屋根葺き替えが必要ですか?
-
必ずしも必要ではありません。
雨漏りの原因が部分的な破損であれば、修理で対応できる場合もあります。ただし、下地まで腐食している場合は葺き替えが必要になることが多いため、原因特定が重要です。
- 今すぐ工事しないと危険と言われました。本当に緊急ですか?
-
本当に緊急なケースは一部です。
台風被害や大きな雨漏りが進行している場合は早急な対応が必要ですが、見た目の劣化だけで緊急性を煽るケースもあります。写真や根拠を示さない説明には注意しましょう。
- 相見積もりで50万円以上差が出るのはなぜですか?
-
工事内容や含まれている項目が違う可能性が高いです。
下地補修の有無、使用する屋根材、足場費用、廃材処分費などが含まれていない見積もりは安く見えがちです。金額だけでなく内容を比較することが重要です。
- 屋根葺き替えで補助金や助成金は使えますか?
-
自治体や条件によっては使える場合があります。
省エネ改修や耐震改修に該当する場合、補助制度が利用できることがあります。ただし常設ではないため、工事前に最新情報を確認する必要があります。
- 火災保険で屋根葺き替えはできますか?
-
自然災害による被害であれば適用される可能性があります。
台風や強風、雹などが原因の場合、修理費用の一部が補償されるケースがあります。ただし経年劣化は対象外となるため、保険会社の判断が必要です。
- 点検だけお願いしても大丈夫ですか?営業されませんか?
-
点検だけでも問題ありません。
信頼できる業者であれば、点検結果を説明したうえで「今は工事不要」と伝えることもあります。点検=即工事ではないかどうかが、業者選びの重要な判断基準です。
- アスベストを含む屋根の場合、費用はどれくらい上がりますか?
-
通常より処分費用が高くなる傾向があります。
アスベスト含有屋根材は特別な処分が必要なため、数万円〜十数万円程度費用が上乗せされるケースがあります。事前に見積もりで確認することが重要です。
- DIYで屋根葺き替えはできますか?
-
現実的にはおすすめできません。
屋根工事は高所作業で危険が伴い、施工不良による雨漏りリスクも高くなります。材料費以上にリスクが大きいため、専門業者に依頼する方が結果的に安全です。
- 屋根葺き替え工事中、家にいないといけませんか?
-
基本的には不在でも問題ありません。
工事中は屋外作業が中心のため、在宅の必要はありません。ただし工事前後の説明や確認のため、立ち会いが必要なタイミングがあります。
- 訪問販売で「屋根が危ない」と言われました。信用していいですか?
-
その場で契約する必要はありません。
訪問販売で不安を煽る手法はよく見られます。まずは写真や具体的な説明を求め、第三者や別の業者にも確認することをおすすめします。
屋根の劣化は、気づかないうちに進行することもあります。
「もう少し様子を見よう」
と思っている間に、修理で済んだはずの工事が、大がかりになるケースも少なくありません。
不安がある場合は、早めに状態を確認しておくことで、余計な費用やトラブルを防ぐことにつながります。


まとめ
屋根葺き替えが必要かどうかは、築年数や屋根材だけで判断できるものではありません。重要なのは、屋根材の下にある下地の状態や、雨漏りの有無などを総合的に見ることです。
実際の施工事例でも、下地まで劣化している場合は屋根葺き替えが必要になる一方で、下地に問題がなければ、カバー工法や部分修理で十分対応できたケースも多くあります。
また、費用相場や業者選びを理解しておくことで、不要な工事を勧められたり、相場以上の費用を支払ってしまうリスクを減らすことができます。
「葺き替えが必要かもしれない」
「でも本当に今やるべきか分からない」
と迷っている場合は、まず屋根の状態を正しく把握することが大切です。
点検は工事を決めるためのものではなく、必要な対応を判断するための確認です。屋根の状態を整理したうえで、納得できる選択をしてください。


屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。










