外壁塗装の見積書の見方を徹底解説!6つの確認ポイントと比較のコツまで

「見積書のどこを見ればいいのかわからない」
「この金額は適正なんだろうか」
「業者に騙されていないか不安…」

業者から見積書を受け取った際、このような不安や疑問を抱える方は少なくありません。

外壁塗装は100万円前後かかる高額な工事です。しかし見積書には専門用語が多く、初めて目にする方には内容が理解しづらいでしょう。

見積書の見方がわからないまま契約してしまうと、塗料をごまかされたり手抜き工事をされたりするリスクがあります。適切な判断基準を持たないと、必要以上の出費を強いられる可能性もあるのです。

この記事では、見積書で必ず確認すべき6つのポイントから、注意すべき危険なサイン、複数の見積もりを比較するコツまで詳しく解説します。

正しい知識を身につけることで、適正価格で信頼できる業者に依頼することが可能となるでしょう。

なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 見積書は塗料名と3回塗りを必ず確認
  • 「一式」多用や足場無料は危険サイン
  • 複数見積もりは項目別に詳細比較する
外壁塗装・屋根工事・雨漏りならトベシンホームにおまかせください!

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。

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まずはお気軽にお問い合わせください。

目次

外壁塗装の見積書で必ず確認すべき6つのポイント

見積書を受け取ったら、以下の6つのポイントを必ず確認しましょう。

これらのポイントを押さえることで、見積書の妥当性を判断できるでしょう。

ポイント1:塗料のメーカーと製品名が明記されているか

見積書で最も重要なのが、使用する塗料のメーカーと製品名が明記されているかです。

塗料は外壁塗装の主役であり、どこのメーカーのどんな塗料を使うかで品質や耐用年数が大きく変わります。日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研などの大手メーカーであれば安心です。

メーカーと製品名が書かれていれば、ホームページで耐用年数や相場、適切な下塗り材を確認できます。

「シリコン塗料」とだけ書かれていて具体的な製品名がない場合は、必ず詳細を記載した見積書を作り直してもらいましょう。

ポイント2:塗装が3回塗りになっているか

外壁と屋根の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。

塗料メーカーが設定している期待耐用年数は、3回塗りが適切に行われることが前提となっています。2回塗りで済まそうとする業者は、塗料を節約して利益を出そうとしている可能性が高いです。

見積書には「下塗り」「中塗り・上塗り」や「仕上げ塗り2回」など、合わせて3回塗ることがわかる表記があるはずです。

中塗りという表現を使わず上塗り×2と書く業者もありますが、3回塗りであれば問題ありません。

ポイント3:塗装面積や数量が具体的に記載されているか

塗装する面積や数量が具体的に記載されているかも重要なチェックポイントです。

外壁塗装や屋根塗装は、塗装面積が根拠となって金額が算出されます。面積や数量が書かれていない見積書は、おおざっぱに作られたものと考えられるでしょう。

実際の工事もおおざっぱに行われる可能性があるため注意が必要となります。面積や数量が書かれている場合でも、実際の数値とかけ離れていないかを確認することが重要です。

外壁面積の目安は延床面積×1.2程度となります。

ポイント4:工程ごとに項目が分かれているか

見積書は足場仮設、洗浄・養生、外壁塗装、屋根塗装など工程ごとに項目が分かれているのが理想的です。

各工程の中でも具体的な項目が記載されていると、どのような順番で何をするのかが見えてきます。高圧洗浄、下地補修、コーキングなどは見落としがちな項目なので必ず確認しましょう。

「外壁一式○○円」「屋根一式○○円」とおおざっぱに書かれていると、何がいくらかかるのか全くわかりません。

各工程をしっかり詳しく記載してもらい、内容を理解した上で契約することが大切です。

ポイント5:足場代が適正に計上されているか

足場仮設の記載があり、適正な金額が計上されているかを確認しましょう。

足場代は一般的な外壁塗装で10万〜20万円程度かかるのが普通です。業者にとって足場の仕入れ値が無料ということは絶対にあり得ません。

「足場無料」と謳う業者は、本体工事などに上乗せして調整している可能性が高いです。

足場代を含んだ金額で検討し、相場の600〜850円/㎡と比較して妥当性を判断することが重要でしょう。

ポイント6:付帯部塗装の項目があるか

付帯部塗装の項目が省かれていないかも必ず確認してください。

付帯部とは軒天や雨樋、破風など外壁や屋根以外の部分を指します。これらも紫外線や雨の影響を受けて劣化しやすい部分です。

付帯部は細かく手間がかかるため、省略しようとする業者も存在します。どこまで塗装してくれるのかを双方で明確にしておかないと、一部が古ぼけたままだったという事態になりかねません。

破風・軒天・雨樋・雨戸などの項目があるか確認しましょう。

見積書で注意すべき危険なサイン5つ

見積書に以下の5つのサインがある場合は注意が必要です。

これらのサインを見つけたら、業者に説明を求めるか選択肢から外すことを検討しましょう。

危険サイン1:「一式」という表記が多用されている

「○○一式」という表記が多用されている見積書は要注意です。

一式という表現は工事内容が少ないときに使われるものですが、これを多用されると相場の把握が困難になります。

コーキング一式、下地処理一式などと書かれても、具体的に何をどれだけ行うのかわかりません。

「一式というのは具体的に㎡やmでお願いできますか」と聞き、不明瞭な見積書にならないよう注意しましょう。

例えば「コーキング一式40,000円」とあれば、何メートルを打ち替えるのか、打ち増しなのかを必ず確認してください。

危険サイン2:足場代が無料になっている

足場代が無料やサービスになっている見積書は信用できません。

足場の仕入れには必ず費用がかかり、それを無料で提供すれば赤字になります。工事を請ければ請けるほど赤字になるはずなのに無料と言うのは、確実に他のところで採算を合わせているからです。

足場代を無料と言いながら、塗料や本体工事に上乗せされていれば納得がいきません。そういった業者ははっきり言って信用できないため、選択肢から外した方が良いでしょう。

危険サイン3:塗料名が書かれていない

塗料のメーカーや製品名が書かれていない見積書は危険です。どこのものかわからない塗料を外壁に塗られるのは避けるべきでしょう。

「水性シリコン塗装」「油性シリコン塗装」とだけ書かれていても、メーカーや製品名がなければ品質も耐用年数も確認できません。

メーカーと塗料名がきちんと書かれた見積書を再度作ってもらいましょう。下塗りと上塗りの塗料が違うので、両方の塗料を確認することが重要です。

危険サイン4:諸経費が10%以上と高額

諸経費が工事費用総額の10%以上と高額な場合は注意が必要です。

諸経費とは現場管理費や一般管理費のことで、一般的に工事費用総額の5〜10%程度が相場となります。これが15%や20%と高額になっている場合、内訳を確認すべきでしょう。

「諸経費」と一口に言っても何の料金なのかわかりません。自分のお金がわからないことに使われることがないよう、納得がいくまで確認することが大切です。

危険サイン5:出精値引きが10万円以上ある

出精値引きが10万円以上など大きすぎる場合は要注意です。

出精値引きは千の位の端数を切り捨てる程度か、大きくても数万円程度が一般的です。

10万円以上値引きされている場合、他の部分の価格がそもそも相場通りになっていない可能性が高いでしょう。

たくさん値引きされても喜ばず、「元々の相場がおかしかった」と考えるべきです。値引きで得した気分にさせて契約を取ろうとする業者には注意しましょう。

複数の見積もりを比較する3つのコツ

複数の見積もりを効果的に比較するには、以下の3つのコツがあります。

これらのコツを実践することで、適正な業者を見極めることができるでしょう。

コツ1:合計金額だけで判断しない

複数の見積もりを比較する際、合計金額だけで判断するのは危険です。

安い見積もりだけを選ぶと、必要な工事が含まれていなかったり、塗料のグレードが低かったりする可能性があります。

一方で、高額な見積もりが適正とは限らず、不要な工事が含まれているかもしれません。

合計金額の安さだけで判断せず、見積書の内容を詳しく確認することが重要です。各項目の単価や数量、使用する塗料、工事内容を比較して総合的に判断しましょう。

コツ2:項目ごとに単価と数量を比較する

見積書は項目ごとに単価と数量を比較することが重要です。

例えば足場代が単価1,200円になっている業者があれば、相場の600〜850円/㎡と比べて高いことがわかります。

隣家との距離が近いなど特殊な事情があれば単価が上下することもありますが、説明を求めるべきでしょう。

各項目の単価相場を理解できれば、その塗装工事が相場いくらぐらいでできるものなのかを確認できます。

相場と大きく離れた見積もりをもらった場合は、相見積もりで他の業者からも見積もりを取ることをおすすめします。

コツ3:含まれている工事内容を確認する

複数の見積もりを比較する際は、含まれている工事内容を細かく確認しましょう。

A社の見積もりには付帯部塗装が含まれているのに、B社には含まれていないといったケースがあります。

合計金額だけ見るとB社の方が安く見えても、付帯部塗装を追加すれば結果的に高くなる可能性があるのです。

高圧洗浄の圧力、コーキングの打ち替えか打ち増しか、下地処理の内容など細部まで確認してください。

どこを塗るのか、どこを塗らないのかを双方で明確にしておくことで、後からトラブルになることを防げるでしょう。

外壁塗装の見積もりならトベシンホームにご相談ください

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
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営業時間8:00〜20:00 年中無休

トベシンホームは、関東圏で豊富な外壁塗装実績を持つ地域密着型の外装リフォーム専門店です。

千葉県・埼玉県・茨城県を拠点に、各地域の気候条件を熟知した経験豊富な職人が、お客様の建物に最適な塗装プランをご提案しています。

当社の見積書は、塗料のメーカーと製品名、塗装面積、工程ごとの詳細を明記し、お客様にわかりやすい内容となっています。

「一式」などの不明瞭な表記を避け、各項目を詳しく説明いたします。

見積もりから施工、アフターフォローまでを自社スタッフが一貫して担当することで、高品質な施工と適正価格を実現しています。

外壁塗装の見積もりでお悩みの際は、ぜひトベシンホームにご相談ください。

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まとめ

外壁塗装の見積書で必ず確認すべきポイントは、塗料のメーカーと製品名の明記、3回塗りであること、塗装面積や数量の記載、工程ごとの項目分け、適正な足場代、付帯部塗装の項目の6つです。

「一式」表記の多用、足場代無料、塗料名の欠落、高額な諸経費、大きすぎる出精値引きは危険なサインとなります。

複数の見積もりを比較する際は、合計金額だけでなく項目ごとの単価と数量、含まれている工事内容を細かく確認しましょう。

見積書の見方を理解することで、適正価格で信頼できる業者を選ぶことができます。不明な点があれば遠慮なく業者に質問し、納得した上で契約することが重要です。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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