「さっき来た業者に、屋根の板金が浮いていると言われた」
「この業者に頼んで大丈夫なのか、名前で調べられないかな」
訪問してきた業者に屋根の不具合を指摘され、屋根修理の悪徳業者一覧を探している方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、屋根修理の悪徳業者をまとめた一覧はありません。国や都道府県が公表しているのは、法律に違反して処分を受けた業者の記録だけです。
一覧がなくても、目の前の業者に頼むかどうかは次の3つで決められます。
- その場の言動に、法律で禁じられた手口がないか
- 業者の名前が、処分の記録に載っていないか
- 言われた不具合が、本当に屋根にあるのか
まずは、訪問してきた業者にはその場で返事をしないでください。屋根の上は自分で見られないので、決めるのは確かめてからで十分です。
この記事でわかること
- 訪問してきた業者が悪徳かを、その場の言動で見分けるポイント
- 悪徳業者一覧の代わりに、業者の名前で処分の記録を調べる方法
- 言われた屋根の不具合が本当か確かめる方法
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※本記事の情報は2026年10月時点のものです。
屋根修理の悪徳業者は手口で見分ける
屋根修理の悪徳業者かどうかは、まずその場の言動で見分けます。訪問販売には法律で禁じられていることがあり、実際に処分を受けた業者でも同じような違反が指摘されています。
国民生活センター『屋根工事の点検商法のトラブルが増えています』によると、屋根工事の点検商法の相談は2018年度の923件から2022年度の2,885件まで、5年続けて増えていました。

ここでは、訪問の流れに沿って、屋根修理の悪徳業者に多い手口を解説していきます。
点検と言って工事の勧誘だと言わない
よくある始まり方は、工事の話をせずに点検の話から入る訪問です。国民生活センターの注意喚起では、次のような誘い方が紹介されています。
- 近所で工事をするので挨拶に来た
- 瓦がずれているので点検してあげる
訪問販売の事業者は、勧誘を始める前に3つのことを告げる決まりです。
- 会社の名前
- 契約の勧誘が目的であること
- 売ろうとしている商品や工事の種類
点検だけを告げて工事の勧誘だと言わないまま話を進めるのは、法律の決まりに反するおそれがあります。玄関先では、会社名と、工事の勧誘かどうかを最初に聞いてください。
無料点検と言って屋根に上がりたがる
無料で見てあげると言って、屋根に上がりたがる業者には注意が必要です。屋根の上は住んでいる人から見えないので、上で何をされても確かめようがありません。
国民生活センターには、業者が撮ったずれた瓦の写真を見せられ、修理を契約したという相談も寄せられています。写真が本当に自分の家の今の状態なのかは、その場では確かめられません。
国民生活センターも、突然訪問してきた業者に安易に点検させないよう呼びかけています。訪問してきた業者には、はしごを掛けさせないでください。
屋根の点検商法で使われる手口は、屋根の点検商法対策の解説記事で詳しく紹介しています。

不安をあおってその日の契約を迫る
点検のあとに多いのが、不安をあおって契約を急がせる言い方です。『このままだと瓦が飛んで近所に迷惑がかかる』『次の雨で雨漏りする』といった言葉がよく使われます。
訪問販売では、事実と違うことを告げて契約させることが禁じられています。傷んでいない屋根を今すぐ直さないといけないと告げるのは、事実と違うことを告げる行為に当たるおそれがあります。
ただ、言われた不具合が本当かどうかは、その場では分かりません。期限を切って決断を迫られたら、その日には決めないことが大切です。
断っても帰らずに勧誘を続ける
契約しないと伝えた人に、その場で勧誘を続けることは禁じられています。日を改めて、もう一度勧誘に来ることも同じです。
相手を威圧して困らせることも禁止されています。帰ってほしいと伝えても居座られて怖いと感じたら、ためらわずに110番してください。
ここまでの手口に1つでも当てはまったら、その場で返事をしないでください。
点検商法の全体像は、点検商法の見分け方と断り方の解説記事にまとめています。

屋根修理の悪徳業者か業者名で処分の記録を調べる
屋根修理の悪徳業者一覧はありませんが、処分を受けた業者の記録は名前で調べられます。名刺や契約書に書かれた会社名と、代表者の名前を手元に用意してください。
民間のサイトにも業者名のリストがありますが、いつの情報か、何をもとにしているかはサイトによって違います。名前の確認には、国や都道府県が公表している記録を使うのが確実です。

ここでは、処分の記録を調べられる3つの窓口を解説していきます。
特定商取引法ガイドで業者名を検索する
1つ目の窓口は、消費者庁『特定商取引法ガイド』の執行事例検索です。訪問販売などのルールに違反して処分を受けた業者を、全国分まとめて検索できます。
調べ方は、執行事例の検索で事業者名の欄に会社名を入れるだけです。取引類型を訪問販売にすると、処分した機関でお住まいの都道府県に絞ることもできます。
掲載されるのは、処分日がある年度の翌年度から5年間です。掲載期間より前の処分は、検索しても出てきません。
都道府県の処分一覧で業者名を探す
2つ目の窓口は、都道府県が公表している処分の一覧です。都道府県が自分で処分した業者が、業務の内容や違反の中身と一緒に載っています。
トベシンホームの対応エリアでは、次のページで公表されています。
| 都県 | 公表しているページ |
|---|---|
| 東京都 | 東京くらしWEB『処分事業者等一覧』 |
| 埼玉県 | 埼玉県『特定商取引法等の処分事業者一覧』 |
| 千葉県 | 千葉県『特定商取引法による処分』 |
一覧を開いたら、業務の内容の欄で屋根を探すと、屋根修理の業者だけを見られます。茨城県にお住まいの方は、特定商取引法ガイドで処分した機関を茨城県にして調べてください。
都道府県の一覧の詳しい見方は、外壁塗装の悪質業者リストの調べ方の記事で解説しています。

国土交通省の処分情報で業者名を調べる
3つ目の窓口は、国土交通省『ネガティブ情報等検索サイト』です。建設業法に違反して処分を受けた建設業者を、最近5年分まで調べられます。
ただし、屋根修理の工事は、建設業の許可がなくても請け負えるものがあります。建築一式工事以外は、1件の請負代金が500万円未満(税込)であれば許可は要りません。
許可を持たない業者は、ネガティブ情報等検索サイトには載らないことがあります。出てこなかったからといって、問題がない業者だとは言えません。
3つの窓口で名前が出てこなくても、処分を受ける前の業者や、社名を変えた業者は載っていません。名前を調べたら、最後は言われた不具合そのものを確かめます。
屋根修理の悪徳業者か迷ったら不具合を確かめる
屋根修理の悪徳業者かどうか迷ったときは、言われた不具合が本当にあるかを確かめます。屋根は自分では見られないので、誰を信じるかではなく、同じ箇所を別の目で見ることが大切です。
ここでは、言われた屋根の不具合を確かめる方法を解説していきます。
地上から自分の目で屋根の傷みを確かめる
屋根のてっぺんを覆う金属の板、棟板金の浮きや瓦のずれは、地上から見えることもあります。家から少し離れた道路側から見ると、屋根の端まで見渡しやすくなります。
1階の屋根なら、2階の窓から見られる場合もあります。

ただし、地上から見えるのは屋根の一部で、傷みの程度までは判断できません。見えたこと、見えなかったことをメモしておくと、あとで別の業者に相談するときに役立ちます。
指摘された場所を自宅の写真で示してもらう
業者から屋根の写真を見せられたら、どこの写真なのかを1枚ずつ聞いてください。周りの景色や屋根材の色が、自分の家と合っているかも見ておきます。
確かめたいことは、次の3つです。
- 自分の家の屋根の写真か
- 屋根のどの位置を撮ったものか
- どこが、どのように傷んでいるのか
はっきり答えられない写真は、その場の判断材料にしないでください。
別の業者にも同じ箇所を見てもらう
最後は、指摘された箇所を別の業者にも見てもらいます。同じ屋根でも、見る人によって判断が分かれることがあるからです。
別の業者に頼むときも、その場では契約しないでください。訪問してきた業者と同じように、言われたことを比べてから決めれば十分です。
屋根の点検を頼む業者の選び方は、屋根点検業者の選び方の解説記事でまとめています。

トベシンホームでも、他社に棟板金の傷みを指摘された鴻巣市 K様邸の屋根を点検した例があります。主に傷んでいたのは目地のコーキングと屋根の塗膜で、棟板金は補修にとどめました。
棟板金の傷みの判断は、見る人によって分かれる部分もあります。
屋根修理の悪徳業者と契約しても解約できる場合がある
屋根修理の悪徳業者と契約してしまっても、訪問販売の契約であれば解約できる場合があります。
ここでは、契約してしまったときにできることを解説していきます。
訪問販売なら8日以内はクーリング・オフできる
訪問販売の契約は、契約の書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフ(理由を問わずに契約をやめられる制度)ができます。書面の記載に不備があるときや、クーリング・オフはできないと言われて手続きできなかったときは、8日を過ぎてもできる場合があります。
ただし、使えるかどうかは契約の経緯によって変わることがあります。手続きの流れは、点検商法のクーリング・オフの解説記事で紹介しています。

迷ったら消費者ホットライン188に相談する
クーリング・オフができるか分からないときは、消費者ホットライン188に電話してください。最寄りの消費生活センターにつながり、契約の内容に合わせて相談できます。
住宅のリフォームに詳しい相談窓口として、住まいるダイヤル(03-3556-5147)もあります。受付は10時から17時までで、土日祝日と年末年始は休みです。
相談先の選び方と準備するものは、点検商法の相談先の解説記事にまとめています。

屋根修理の悪徳業者一覧についてよくある質問
- 業者名で検索して悪い口コミがあったら、悪徳業者ですか
-
口コミだけで、悪徳業者かどうかは決められません。口コミは書いた人の受け取り方が入るので、良い評価も悪い評価も参考の一つです。
名前を確かめるときは、消費者庁や都道府県が公表している処分の記録を見てください。そのうえで、言われた不具合を別の業者にも見てもらうと判断しやすくなります。
- ネットの悪徳業者一覧に載った会社は避けるべきですか
-
ネットの一覧は、いつの情報か、何をもとにしているかで信頼性が変わります。処分を受けた業者でも、処分の期間が終わって営業していることがあります。
気になる会社が載っていたら、公表元の処分の記録を確かめてください。いつ、どんな違反で処分されたかが分かります。
- 火災保険で直せると言われたら、頼んでもいいですか
-
保険金が出るかどうかは、保険会社が決めます。業者が保険金を約束することはできません。
国民生活センターも、保険金が使えると言って勧誘する点検商法に注意を呼びかけています。保険の話が出ても、その場では契約しないでください。
- 訪問してきた人が強盗の下見ではないかと心配です
-
不安を感じたら、ドアを開けずにインターホン越しに対応してください。身の危険を感じたときは110番、急ぎではない相談は警察相談専用電話の#9110で受け付けています。
まとめ
屋根修理の悪徳業者をまとめた一覧はありません。国や都道府県が公表しているのは、処分を受けた業者の記録だけです。
目の前の業者に頼むかどうかは、その場の手口と業者の名前、言われた不具合の3つで決められます。名前が処分の記録に出てこなくても、不具合は即決せず、同じ箇所を別の目で確かめてから決めてください。
訪問業者に屋根の不具合を言われて迷っている方は、トベシンホームの無料診断をご利用ください。点検の場で契約をお願いすることはありませんので、まずは屋根の今の状態を確かめるところから始めてみませんか。

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 屋号 | トベシンホーム |
| 会社名 | FCR株式会社 |
| 本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
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| 営業時間 | 8:00〜20:00 (年中無休) |
屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

