「雨漏りはコーキングで直せるのかな」
「自分でもできる応急処置の方法を知りたい」
「業者に頼むべきか、DIYで対応すべきか迷っている」
突然の雨漏りに直面し、このような悩みを抱えている方は少なくありません。
雨漏りを発見したとき、まず思い浮かぶのがコーキング剤を使った修理でしょう。ホームセンターで手軽に材料が揃うため、自分で対処できそうに感じるかもしれません。
しかし、コーキング修理は適切な知識なしに行うと、かえって状況を悪化させる危険性があります。雨漏りの原因特定から材料選び、施工方法まで、多くの専門知識が必要です。
この記事では、コーキングによる雨漏り修理の基本知識から、DIYの限界と業者依頼の判断基準まで詳しく解説します。
適切な選択をすることで、大切な住まいを守り、無駄な出費を避けることができるでしょう。
この記事のポイント
- コーキング修理は応急処置として有効
- 原因特定は専門家でも困難な作業
- DIYには転落や悪化のリスクがある

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
雨漏り修理コーキングとは
コーキングとは、建物の隙間を埋めるために使用される充填材で、ゴム状の弾性を持つ材料です。外壁材同士の継ぎ目や窓サッシ周り、浴室などの水回りに広く使用されており、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
雨漏り修理におけるコーキングは、外壁のひび割れやサッシ周りの劣化箇所を補修する応急処置として活用されます。しかし、根本的な解決には限界があり、あくまで一時的な対策と考える必要があるでしょう。
雨漏り修理コーキングのDIY方法
DIYでコーキング修理を行う際は、適切な準備と正しい施工手順が重要です。以下の3つのポイントについて詳しく解説していきます。
適切な手順で行うことで、応急処置としての効果を得ることができます。
DIYでの準備と材料選び
コーキング修理に必要な道具は、コーキング剤、コーキングガン、プライマー、マスキングテープ、ヘラ、カッター、ハケの7点です。
これらの材料はホームセンターで購入でき、全体で3,000円から10,000円程度で揃えることができるでしょう。
コーキング剤は使用箇所に応じて選択する必要があります。外壁には変成シリコン系、水回りにはシリコン系が適しており、耐久性や塗装の可否を考慮して決定することが大切です。
DIYコーキング施工のステップ
まず施工箇所の汚れを除去し、古いコーキング材をカッターで丁寧に撤去します。
次にマスキングテープで周囲を養生し、プライマーを均等に塗布してください。
プライマーが乾燥したら、コーキングガンを使用してコーキング剤を充填し、ヘラで表面を平らに仕上げます。最後にマスキングテープを素早く除去し、完全硬化まで1日から3日間待機しましょう。
DIY修理時の注意点
最も重要なのは、雨漏りの原因箇所を正確に特定することです。間違った場所にコーキングを施すと、雨水の経路が変わり別の箇所で新たな雨漏りが発生する可能性があります。
屋根での作業は転落の危険があるため、絶対に避けてください。
天候も重要な要素で、雨の日や湿度の高い日は施工を控える必要があります。DIYでの修理はあくまで応急処置と考え、早めに専門業者への相談を検討することが賢明でしょう。
雨漏り修理コーキングを業者に頼むべきケース
DIYでは対応が困難な状況や、専門的な判断が必要な場合は業者への依頼が必要です。以下の3つのケースについて詳しく解説していきます。
適切な判断により、確実で安全な雨漏り修理を実現できるでしょう。
専門的な技術や機材が必要なケース
屋根での作業は高所での危険な作業となるため、専門業者に依頼する必要があります。厚生労働省の統計によると、建設業における墜落・転落による死傷災害は年間14,539件、死亡災害は281件にも上ります。
瓦のずれや屋根材の割れなど、屋根に関する雨漏りは防水紙の劣化が根本原因となることが多く、表面的なコーキングでは解決できません。専門的な診断と適切な工法による修理が不可欠です。
長期的な耐久性や保証が重要な場合
建物の価値を維持し、長期的な安心を得るためには専門業者による施工が重要です。プロの施工では打ち替え工法により、既存のコーキング材を完全に撤去してから新しい材料を充填します。
この方法はDIYでは困難な作業ですが、耐久性において大きな差が生まれるでしょう。さらに施工後の保証やアフターケア体制も整っており、万が一の不具合にも対応してもらえる安心感があります。
急ぎの対応や複雑な雨漏り症状の場合
雨漏りの原因特定は専門家でも困難な作業で、一箇所の雨漏りでも屋根、外壁、サッシなど複数の箇所が候補となります。間違った箇所の補修により状況が悪化するリスクを避けるためには、プロの調査が必要です。
緊急性の高い雨漏りや、複数箇所からの浸水が疑われる場合は、迅速かつ的確な対応が求められます。専門業者なら散水調査や赤外線サーモグラフィー調査により、正確な原因特定が可能となるでしょう。
雨漏り修理コーキングの費用相場
コーキング修理の費用は施工箇所や工法によって大きく異なります。DIYの場合は材料費のみで済むため、専門業者と比較して大幅に費用を抑えることが可能です。
ただし業者に依頼する場合は、工賃を含めた総合的な費用を考慮する必要があるでしょう。以下の表に主な費用相場をまとめました。
施工方法 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
DIY材料費 | 3,000円~10,000円 | コーキング剤、道具一式 |
業者依頼(部分補修) | 13,500円~ | 工賃込み、ピンポイント修理 |
外壁目地打ち替え | 900円~1,500円/m | 1メートルあたりの単価 |
サッシ周りコーキング | 500円~1,000円/m | 窓1箇所あたり数千円 |
雨漏り修理コーキングの節約ポイント
コーキング修理の費用を抑えるためには、適切なタイミングでの対応と効率的な施工が重要です。早期発見により部分的な補修で済む場合が多く、全面的な工事を避けることができるでしょう。
複数箇所の劣化が見つかった場合は、まとめて施工することで単価を下げることが可能です。
相見積もりを取ることで適正価格を把握し、不当に高額な請求を避けることができます。ただし、極端に安い業者は施工品質に問題がある可能性があるため、価格だけでなく実績や保証内容も総合的に判断することが大切です。
雨漏り修理業者へのご相談はトベシンホームまで

項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、千葉・埼玉・茨城エリアで豊富な実績を誇る、地域密着型の外装リフォーム専門店です。雨漏り修理からコーキング補修まで、建物の状態に応じた最適な工事プランをご提案しています。
当社では、調査から施工、アフターフォローまでを経験豊富な自社スタッフが一貫して担当する体制を整えており、高品質な施工と適正価格を実現しています。
雨漏りでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
まとめ
雨漏り修理におけるコーキング補修は、適切な知識と技術があれば応急処置として有効な手段です。しかし、原因の特定や根本的な解決には専門的な判断が必要となります。
DIYでの対応は費用を抑えられる一方で、間違った施工により状況を悪化させるリスクも伴います。
建物を長期的に保護し、安心して住み続けるためには、信頼できる専門業者への相談を検討することが重要でしょう。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。