「瓦屋根から雨漏りしているけど、自分で修理できるのかな」
「プロに頼むべきか迷っているけど、費用がどのくらいかかるんだろう」
「応急処置だけでも今すぐ何かできることはないの」
瓦屋根の雨漏りに直面すると、このような不安や疑問を抱く方は少なくありません。
瓦屋根は耐久性に優れていますが、経年劣化や自然災害により雨漏りが発生することがあります。放置すると建物全体に深刻な被害をもたらす可能性があるため、早急な対応が必要です。
しかし、すべての雨漏りが大規模な修理を必要とするわけではありません。症状や原因によっては、DIYでの応急処置や部分的な修理で解決できるケースもあります。
この記事では、瓦屋根の雨漏り症状の見分け方から修理方法、費用相場まで詳しく解説します。適切な判断基準を身につけることで、安心して修理に臨むことができるでしょう。
この記事のポイント
- 雨漏り症状の早期発見が被害拡大を防ぐ
- 原因特定により適切な修理方法を選択
- 安全性を考慮してプロ依頼を判断する

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
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瓦屋根の雨漏り症状とは
瓦屋根の雨漏りは初期段階から様々な症状として現れます。早期発見により被害を最小限に抑えることが可能です。
これらの症状を見逃すと、建物の構造部分まで被害が拡大する恐れがあります。
天井や壁のシミや変色
雨漏りの最も代表的な症状が、天井や壁に現れるシミや変色です。茶色や黄色っぽい汚れが広がっている場合は要注意です。
特に瓦屋根の真下にあたる天井部分にシミが発生していれば、瓦や防水シートからの雨水浸入が考えられます。壁面のシミについても、屋根と外壁の接続部分からの漏水が原因となることがあります。
カビや腐食の発生
継続的な雨水の浸入により、室内の湿度が上昇してカビが発生します。黒い斑点状の汚れや、ジメジメとした不快な環境が生まれるのです。
木造建築では、湿気により柱や梁などの構造材が腐食する危険性もあります。カビの発生は健康被害にもつながるため、早急な対処が求められるでしょう。
天井のたわみや剥がれ
雨水が天井材に染み込むと、重量が増加して天井にたわみが生じます。さらに進行すると、天井材の剥がれや落下の危険性が高まります。
天井クロスが波打つように変形したり、一部が垂れ下がったりしている状態は、相当量の雨水が浸入している証拠です。このような症状が確認された場合は、構造的な被害も懸念されます。
異臭や湿気の増加
雨漏りが続くと、室内に独特のカビ臭い匂いが発生します。換気をしても改善されない場合は、建物内部での雨水滞留が疑われるでしょう。
湿度の異常な上昇も雨漏りのサインとなります。普段より室内がジメジメしている、除湿器の効果が感じられないといった変化があれば、早めの点検をおすすめします。
瓦屋根の雨漏りの主な原因
瓦屋根の雨漏りには複数の原因が考えられ、それぞれ異なる症状や修理方法があります。
原因を正確に特定することで、適切な修理方法と費用を判断できるでしょう。
瓦の割れやズレ
強風や地震、飛来物により瓦が割れたりズレたりすることで雨漏りが発生します。台風や突風による被害が最も多く、瓦の位置がずれて隙間ができるのです。
経年劣化による瓦の浮きや歪みも原因となります。瓦自体は耐久性に優れていますが、固定している釘の緩みや瓦桟の劣化により、瓦の安定性が失われることがあるでしょう。
漆喰の劣化
棟瓦を固定している漆喰が経年劣化により剥がれると、雨水の浸入口となります。漆喰は紫外線や雨風により約10年で劣化が始まる建材です。
漆喰の剥がれを放置すると、内部の葺き土が流出して棟瓦全体が不安定になります。白い塊が屋根に落ちているのを発見したら、漆喰の劣化を疑う必要があるでしょう。
棟板金の浮きや劣化
屋根と屋根が交わる谷部分の板金が劣化すると、穴が開いて雨漏りの原因となります。谷板金は雨水が集中する箇所のため、腐食が進行しやすい部位です。
板金を固定している釘の浮きや、板金自体の変形も雨漏りにつながります。約20年で交換時期を迎える部材のため、定期的な点検が重要となるでしょう。
その他の原因
防水シート(ルーフィング)の劣化は、雨漏りの決定的な要因となります。瓦の下に敷かれた防水シートが破れると、直接雨水が野地板に到達してしまいます。
雨樋の詰まりや破損により、適切に排水されない雨水が軒先に溜まることも原因のひとつです。土葺き工法の場合は、葺き土の流出により防水機能が低下することもあるでしょう。
瓦屋根の雨漏り修理費用相場
瓦屋根の修理費用は、工事内容と被害範囲により大きく変動します。部分修理から全面的な工事まで、それぞれの費用相場を把握しておくことで、適正な見積もりかどうか判断できるでしょう。
部分修理であれば比較的安価に済みますが、被害が広範囲に及ぶ場合は高額な工事となることもあります。早期発見により、修理費用を大幅に抑えることが可能です。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
瓦交換(1枚あたり) | 2万~3万円 |
漆喰補修 | 10万~50万円 |
釘の打ち直し | 10万~40万円 |
ルーフィング交換 | 10万~12万円 |
板金交換(一箇所) | 2万~5万円 |
コーキング補修 | 5万~10万円 |
瓦塗装(全体) | 30万~100万円 |
葺き直し | 50万~180万円 |
葺き替え | 60万~200万円 |
プロに依頼した方が良い瓦屋根雨漏り修理ケース
雨漏り修理には専門的な技術と経験が必要なケースが多く存在します。無理に自分で修理しようとすると被害を拡大させる危険性があります。
適切な判断によりプロに依頼することで、確実な修理と安全性を確保できるでしょう。
修理範囲が広範囲に及ぶ場合
複数箇所で雨漏りが発生している場合や、屋根全体に劣化が見られる状況では専門業者への依頼が必要です。部分的な修理では根本的な解決にならない可能性があります。
防水シートの全面交換や葺き替え工事が必要な場合は、高度な技術と専用機材が求められます。素人が手を出すと、かえって修理費用が高額になるリスクがあるでしょう。
下地材の腐食や構造的な損傷がある場合
野地板や垂木などの構造材に腐食や損傷が見られる場合は、建物の安全性に関わる重要な修理となります。構造的な知識がないまま作業すると、建物の耐久性を損なう恐れがあります。
長期間の雨漏りにより梁や柱まで被害が及んでいる場合は、建築の専門知識を持つ業者でなければ適切な補修ができません。見た目以上に深刻な損傷が隠れている可能性もあるでしょう。
原因特定が難しい場合
雨漏りの症状はあるものの、明確な原因が特定できない場合は専門的な調査が必要です。経験豊富な業者でなければ、複雑な雨水の浸入経路を正確に把握することは困難でしょう。
間違った箇所を修理してしまうと、時間と費用の無駄になってしまいます。赤外線カメラや散水調査などの専門機器を使用した原因調査により、確実な修理が可能となります。
高所作業や危険を伴う作業が必要な場合
屋根の上での作業は転落事故のリスクが非常に高く、専門的な安全対策が必要です。特に急勾配の屋根や高い建物では、安全装備と技術を持つプロでなければ危険すぎます。
足場の設置が必要な大規模修理や、重い瓦を扱う作業では専用の機材と人員が求められます。事故により怪我をしてしまっては、修理費用以上の損失を被ることになるでしょう。
瓦屋根の雨漏り修理をDIYで応急処置する方法
緊急時には自分でできる応急処置により、被害の拡大を防ぐことが可能です。ただし安全性を最優先に考慮することが重要でしょう。
あくまで一時的な対処法であり、根本的な修理は専門業者に依頼する必要があります。
応急処置の具体的な手順
まず室内での水受けが最優先の対処法となります。バケツを設置して床の濡れを防ぎ、新聞紙やレジャーシートで周囲を保護しましょう。
屋根裏に入れる場合は、雨漏り箇所にブルーシートを設置することで室内への浸水を防げます。糸を結んだ釘を使って水をバケツに誘導する方法も効果的。
窓からの雨漏りには、濡れたカーテンを取り外してカビの発生を防ぐことが大切です。
DIYに必要な道具と材料
基本的な応急処置には防水テープ、ブルーシート、バケツ、新聞紙などが必要です。瓦の軽微な割れには防水テープやコーキング材を使用できます。
瓦パテやシリコンシーラントは、ホームセンターで購入可能な補修材料です。作業には軍手、ヘルメット、滑り止めの靴などの安全装備も欠かせません。ただし高所作業用の専門的な安全器具は個人では用意が困難でしょう。
DIY修理のリスクと限界
屋根での作業は転落による重大事故のリスクが常に存在します。特に雨天時や風の強い日の作業は絶対に避けるべきです。
素人による修理では、かえって被害を拡大させる可能性があります。間違った箇所にシーリング材を使用すると、本来の排水経路を塞いで雨漏りを悪化させることもあるでしょう。
あくまで緊急時の一時的な対処に留め、速やかに専門業者に相談することが重要です。
瓦屋根雨漏り修理はトベシンホームにご相談ください

項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
トベシンホームは、関東圏で豊富な瓦屋根修理実績を持つ外装リフォーム専門店です。
千葉・埼玉・茨城エリアを中心に、地域の気候特性を理解した熟練職人が、お客様の建物状況に最適な修理プランをご提案しています。
当社では調査から施工、アフターメンテナンスまでを自社スタッフが一貫対応することで、高品質な施工と適正価格を実現しています。
瓦屋根の雨漏りでお困りの際は、ぜひトベシンホームにご相談ください。
まとめ
瓦屋根の雨漏りは早期発見と適切な対応が重要です。症状を見極めて原因を特定し、修理範囲や安全性を考慮してDIYかプロ依頼かを判断しましょう。
応急処置で被害拡大を防ぎつつ、根本的な修理は信頼できる専門業者に依頼することで、安心して長く住める住まいを維持できます。
費用相場を把握して、適正な見積もりで確実な修理を実現してください。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。