「雨漏りかも?」
と思っても、原因が分からず手が止まってしまう方は多いのではないでしょうか。実は雨漏りの原因は、屋根だけでなく外壁・窓・ベランダなど多岐にわたり、見た目だけで特定するのは非常に難しいのが現実です。
しかし、自分で調べられるポイントを押さえておけば、業者に相談する前の情報整理や応急対応に役立てることができます。
本記事では、雨漏りの原因を自分で調べる具体的な方法や、場所別のチェックポイント、調査時の注意点について解説します。
「プロに頼む前にまずは自分で原因を突き止めたい!」
そんな方にこそ読んでほしい内容です。
雨漏りの原因や症状、対処法がよくわからないという方は、まずは以下の記事をチェックしてみてください。

この記事のポイント
- 雨漏りの原因は屋根だけでなく外壁・窓・配管など多岐にわたる
- 自分でできる調査には限界があり、無理な対応はかえって被害を拡大させる
- 原因特定は専門業者に相談するのが安全・確実で再発防止にもつながる

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
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自分でできる雨漏り原因の調べ方
雨漏りが発生したとき、「まずは自分で原因を特定したい」と考える方も多いはずです。
実際、すぐに業者を呼ぶ前に、簡単なチェックポイントを押さえることで、状況の把握や的確な対処につながるケースもあります。自宅の状況を正確に知っておけば、業者とのやりとりもスムーズになります。
調査の際に注目すべきポイントは以下の4つです。
それぞれのポイントについて順に解説していきます。
雨漏りの発生場所とタイミングを記録する
雨漏り調査の第一歩は、発生箇所とタイミングの記録です。
- 「どこから」
- 「いつ」
- 「どんなときに」
漏れているのかを把握することで、原因の絞り込みが格段にしやすくなります。
特に、雨の日限定で症状が出るのか、それとも天候に関係なく続いているのかは重要な判断材料です。スマートフォンで写真を撮っておく、日付と状況をノートに記録するなど、見た目の変化や音も含めて残しておくと、業者へ相談する際の有力な手がかりになります。
屋根・外壁・窓の外観を目視でチェックする
家の外側も雨漏りの原因となる箇所が多くあります。特に屋根材のズレ、外壁のひび割れ、サッシまわりのシーリングの劣化などは、目視で確認できる代表的なポイントです。
チェックは安全な場所から行い、双眼鏡やスマートフォンのズーム機能を使って確認しましょう。外観に明らかな異常がなくても、風雨の影響を受けやすい接合部や取り合い部は重点的に観察が必要です。
気になる箇所は写真を残し、状態の変化を継続的に記録しておくと効果的です。
室内側の異常を詳しく確認する
天井や壁にできたシミ、クロスの剥がれ、カビの発生など、室内側に現れる異常も見逃せません。これらは雨漏りの兆候であることが多く、漏水が表面化した結果です。
湿気が強い場所では、においや空気の重さを感じることもあります。昼間の明かりでは見えづらい場合もあるため、懐中電灯などを使って角度を変えながら観察すると良いでしょう。
被害が広がらないうちに変化を察知することが、迅速な対応と修繕コストの抑制につながります。
天井裏や点検口があれば中を確認する
天井裏や床下点検口がある住宅であれば、そこから内部の状態を確認できる場合があります。懐中電灯を使って覗いてみると、木材の変色、水滴の跡、断熱材の濡れなどが発見できることがあります。
水の流れが一方向でない場合、原因が思っていた場所とは異なる可能性もあるため、広い視野で確認することが重要です。ただし、足場が不安定な場所や電気設備が近くにある場所は無理せず、確認できる範囲にとどめるようにしましょう。
【場所別】雨漏り原因の調べ方
雨漏りは「屋根からだけ」と思われがちですが、実際には家のあらゆる場所に原因が潜んでいることがあります。場所ごとに見ておくべきポイントを知っておけば、より正確に原因を特定でき、修理までの判断もスムーズになります。
特に確認しておきたい場所は、以下の5つです。
それぞれの箇所について、具体的な調査ポイントを見ていきましょう。
屋根まわりの調べ方
屋根は雨漏り原因として最も多い箇所です。雨風や紫外線の影響を日常的に受けるため、劣化や破損が進みやすくなっています。以下のポイントを中心にチェックしてみましょう。
チェックポイント
- 瓦やスレートのズレ・割れがないか
- 棟板金が浮いていないか、釘が抜けていないか
- 雨樋が詰まっていないか、破損していないか
- 谷部や屋根材の重なり部分に異常がないか
双眼鏡やスマホのズーム機能を使い、必ず安全な場所から観察します。屋根全体を見るのではなく、雨水が集中する「谷部」や「軒先」、「棟板金まわり」などの要所に着目しましょう。
目に見えるひび割れやズレがなくても、防水シートの下で問題が進行していることもあるため、少しの異変でも記録しておくことが大切です。
外壁まわりの調べ方
外壁も雨漏りの原因になりやすく、特に経年劣化や施工不良があると水の侵入を許しやすくなります。以下の箇所を重点的に確認しましょう。
チェックポイント
- 外壁のひび割れや塗装の剥がれがあるか
- シーリング(目地や窓回り)の劣化があるか
- 壁面に色ムラや浮きが見られるか
モルタルやサイディングの壁は、小さなひびからも水が侵入することがあります。特に、雨が横殴りに降ったときにだけ雨漏りする場合、外壁に問題があるケースが多いです。
見た目に異常がなくても、近づいてよく見ると微細なクラックやチョーキング現象(白い粉の発生)など、劣化の兆候が見えることがあります。窓枠の周囲との接合部は特に入念に観察しましょう。
窓枠・サッシまわりの調べ方
窓まわりは構造上、外気や雨に接する開口部であり、雨水が集まりやすい場所です。特にコーキング部分が劣化していると、そこから雨水が浸入します。
チェックポイント
- サッシまわりのコーキングが割れていないか
- 窓枠の下にシミや黒ずみがないか
- 雨が吹き込んだ際に窓から水が漏れていないか
サッシまわりからの漏水は、建物の構造内でじわじわと水が浸入し、知らない間に室内側へ達するケースも多くあります。
また、実際には屋根や外壁から入った水が、最終的に窓まわりで表面化する「出口」として漏れている可能性もあるため、広い視野で周囲の壁面・屋根・ベランダとのつながりもチェックすることが重要です。
ガラスとフレームの隙間だけでなく、外壁との接合部にも着目してください。
ベランダ・バルコニーまわりの調べ方
ベランダやバルコニーは、防水層が傷んでいると雨漏りリスクが高まります。外部と室内の接点であり、水が溜まりやすい構造でもあるため、点検は重要です。
チェックポイント
- 防水層にひび、剥がれ、膨れがないか
- 排水口が詰まっていないか(ゴミ・落ち葉)
- サッシや壁との接合部に隙間や割れがないか
防水層が劣化していると、ベランダ床から水がしみ込み、階下や室内側に漏れ出すケースがよくあります。特に、排水口まわりは落ち葉やゴミが溜まりやすく、これが原因で水が滞留し、防水処理の隙間から建物内部に水が流れ込みます。
また、サッシの下部や立ち上がり部のコーキングも見逃せないチェックポイントです。小さな劣化でも、長期間放置すれば大きな被害につながるため、早期の対応が重要です。
室内・天井まわりの調べ方
室内に現れる異常は、雨漏りがある程度進行しているサインです。目に見えるトラブルの背景には、すでに屋根裏や壁内で水が回っている可能性があります。
チェックポイント
- 天井や壁にシミ、クロスの浮きがあるか
- カビ臭や黒ずみなど、においや変色があるか
- 雨の日と晴れの日で見た目が変わるか
雨漏りの典型的な症状として、天井の染みやカビの発生があります。特に梁の周辺、照明器具の周囲、天井と壁の境目など、水が流れやすい箇所に注意しましょう。
見た目では分かりにくい場合でも、雨の日に室内が湿っぽく感じるようであれば、すでにどこかから浸水している可能性があります。数日に分けて観察し、変化を記録することで、業者へ相談する際の判断材料にもなります。
雨漏りの症状別に疑うべき原因はどこ?
雨漏りは、症状の出方によって原因箇所の目星をつけることが可能です。
すべての漏水が屋根から来るとは限らず、シミの形や出現場所、発生時期によって推定できる原因は異なります。症状ごとの傾向を把握しておくことで、原因調査や修理依頼がスムーズになるでしょう。
以下のような症状が見られたときは、それぞれ異なる原因が考えられます。
それぞれの症状ごとに、考えられる原因と注意点を詳しく見ていきましょう。
天井に丸いシミがある場合は屋根からの浸水が疑われる
天井にポツンと丸く広がるようなシミができている場合、屋根材やその下にある防水シートの劣化によって雨水が侵入している可能性が高いです。特に雨のたびに同じ場所にシミが広がるようであれば、屋根の特定箇所からの浸水が継続している証拠です。
シミの中心が濃く、その周辺がぼんやり広がるような状態は、天井裏で水が一時的に溜まってから染み出していることを示しています。屋根材のズレや破損がないか、早めの点検と専門業者への相談が必要です。
壁を伝うような濡れ方は外壁や窓まわりが原因の可能性
壁を縦に伝うような濡れ方が見られる場合、外壁のクラック(ひび割れ)や窓まわりのシーリング材の劣化によって、雨水が建物内部へ侵入していることが考えられます。特に吹き付ける雨のときに症状が強くなる場合は、外壁面にある防水層が機能していないケースが多いです。
また、サッシの接合部やコーキングの劣化は外見だけでは判断しづらいため、周囲の構造材や窓下部まで広くチェックすることが重要です。症状の出方が局所的でも、背後で広範囲に被害が進行していることがあります。
雨のあとにカビ臭がするなら天井裏や断熱材の湿気を疑う
雨のあと、部屋の中にカビのようなにおいが残る場合、天井裏や壁内にある断熱材が湿っている可能性があります。雨漏りが直接目に見えない場合でも、断熱材が湿気を含むとカビが発生し、その臭いが室内に漏れてきてしまいます。
特に換気の悪い空間では、においがこもりやすく、健康にも悪影響を及ぼすリスクもあるので注意が必要です。カビ臭に気づいたら、天井裏や壁内の含水状態を調べる必要があります。専門業者による内部点検が必要な段階といえるでしょう。
雨漏りの原因を調べる際に気をつけるべき注意点
雨漏りの原因を自分で調べるのは、早期対応の第一歩としてとても有効です。しかし、調査の方法を間違えるとケガのリスクや被害の拡大につながる可能性もあります。
また、表面的な症状だけを見て誤った判断をしてしまうと、無駄な修理や二次トラブルにもなりかねません。安全に、かつ正確に原因を把握するためには、以下の点に注意することが大切です。
- 無理に屋根に登らない
- 原因を決めつけて修理しない
- 配管トラブルとの見分けがつかない場合がある
屋根の上は滑りやすく危険が多いため、プロでない限り絶対に登らないようにしましょう。
また、「ここから漏れているに違いない」と思い込んで補修してしまうと、かえって水の逃げ道を塞いでしまい被害が拡大することもあります。
さらに、雨漏りと似た症状を起こすのが配管の漏れや結露です。配管トラブルの可能性も含めて、落ち着いて症状を観察し、必要に応じて専門業者へ相談しましょう。
雨漏り原因が特定できないときはどうしたらいい?
雨漏りの症状に気づいても、原因箇所を自分で特定するのは簡単ではありません。実際に、水の侵入経路と表に現れる場所が異なることも多く、見当違いの判断をしてしまうケースもあります。
そんなときは焦らず、状況を整理しながら正しい対応を進めていくことが大切です。原因が分からないときは、以下の行動を心がけましょう。
それぞれの対応について、順を追って詳しく解説します。
症状を時系列で記録しておく
原因が分からない状態でも、雨漏りの「症状がいつ、どこで、どう現れたか」を記録しておくことは非常に有効です。
たとえば、「◯月◯日の雨のあと、午後2時頃に天井の左側にシミが出た」といった形で、日付・時間・状況を具体的に残しておきましょう。写真や動画で記録するのもおすすめです。
こうした情報があることで、業者が調査を行う際に判断材料が増え、原因の特定精度が高まります。記録はできるだけ詳細に、継続して残すことが大切です。
無理に修理・補修しようとしない
雨漏りに気づくと、すぐにでも直したいという気持ちから、自己判断で修理を試みる方もいますが、原因が不明なままの補修は避けるべきです。なぜなら、誤って水の通り道をふさいでしまうと、建物内部に水が滞留し、被害が拡大する恐れがあるからです。
また、不適切な材料の使用や処置によって、後から行う専門的な修理の妨げになることもあります。状況が把握できていない段階では、応急処置にとどめ、無理な作業は控えるのが賢明です。
原因特定に強い専門業者へ相談する
雨漏りの原因が特定できないときは、迷わず専門業者に相談するのが確実です。赤外線カメラや散水調査などを用いて、目に見えない侵入経路まで検出できるため、自己判断よりも遥かに正確な原因特定が可能になります。
また、雨漏り専門の業者であれば、構造上の問題や複合的な要因も見抜いて、最適な修繕方法を提案してくれます。時間やコストを無駄にしないためにも、調査と修理の両方に対応できる信頼できる業者を早めに探すことが大切です。
自分でできる調査の限界と業者に頼むべきケース
雨漏りの発生に気づいたとき、まずは自分で確認したくなるものですが、自己調査には限界があります。目視で確認できる範囲に異常がない場合や、症状が出る場所と原因箇所が離れている場合には、誤った判断をしてしまうリスクもあります。
安全性の確保や正確な原因の特定という観点でも、状況によっては専門業者への依頼が必要です。
特に以下のようなケースでは、無理せず業者に相談しましょう。
- 屋根や天井裏など危険な場所を確認する必要がある
- 症状はあるが原因の見当がつかない
- 一度補修したのに再発してしまった
雨漏りの経路は複雑で、目に見えるシミや濡れだけでは正しい判断ができない場合も多々あります。屋根に登る行為や、点検口からの内部確認は転落・感電などの危険を伴うため、一般の方にはおすすめできません。
また、再発しているケースは表面的な修理で済まなかった可能性が高く、構造内部に問題があることも。こうした場合は、原因調査から対応まで一貫して行える専門業者に任せるのが、安全かつ確実な解決への近道です。
雨漏り原因特定はプロに依頼して二度手間を防ごう!
雨漏りの原因は、屋根や外壁の目に見える異常だけとは限らず、壁の内部や天井裏、配管まわりなど複数の要素が絡むことも少なくありません。
自己判断で修理を進めた結果、根本原因を見落としてしまい「また漏れた…」という二度手間になってしまうケースも多く見られます。
プロの業者であれば、以下のような専門的な方法で正確な原因特定が可能です。
- 赤外線カメラによる水分量の可視化
- 散水調査による再現テスト
- 構造知識に基づいた複合的な調査
これらの手法により、目視では確認できない隠れた浸入口も見逃さず特定できます。再発を防ぎ、結果的にコストと時間の節約にもつながるため、初期段階でのプロへの相談がおすすめです。
的確な判断と確実な修理は、住まいの安心を守るうえで不可欠です。
雨漏りの調査・修理はトベシンホームにご相談ください

項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
雨漏りの原因は、屋根材の劣化や外壁のひび割れなど、目に見えにくい部分に潜んでいるケースが多く、専門的な知識と丁寧な調査が欠かせません。
トベシンホームでは、施工前に徹底した現地確認を行い、原因を的確に特定したうえで修理を進めています。拠点は千葉県松戸市にありますが、千葉・埼玉・東京・神奈川・茨城など、広範囲での対応が可能です。累計5,500件を超える施工実績があり、屋根・外壁・雨漏り修理のすべてを自社スタッフが一貫して対応しています。
そのため、調査から工事完了までの流れがスムーズで、無駄のない進行が期待できるでしょう。迅速かつ正確な対応を重視する方にとって、トベシンホームは安心して相談できるひとつの有力な候補です。
また、緊急時の対応も迅速で、最短当日での応急処置が可能です。まずは無料相談・無料点検から始めてみませんか?お電話・フォーム・から気軽にご連絡いただけます。
まとめ
本記事では、雨漏りの原因調査を自分で行う方法や、場所別のチェックポイント、調査時の注意点、そして専門業者に依頼すべきタイミングについて解説しました。
雨漏りは屋根だけでなく外壁や窓、ベランダなど複数の場所から発生し、目視だけでは原因を特定しきれないケースもあります。安全性と確実性を考えると、早めに専門業者に相談することが手間や被害拡大を防ぐポイントです。
まずは落ち着いて状況を整理し、信頼できる業者に相談しましょう。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。