突然の雨漏り。
誰にとっても予想外のトラブルです。特に夜間や土日など、すぐに業者を呼べないタイミングで水がポタポタと落ちてきたら、焦ってしまいますよね。
「今すぐなんとかしたい」
「家財が濡れてしまう前に対処したい」
とスマホで対処法を検索している方も多いでしょう。
この記事では、身近な道具でできる「今すぐの応急処置」を、安全に行うための手順とともにご紹介します。また、絶対にやってはいけないNG行動や、応急処置の後に必要な対応についても解説。雨漏り修理の専門業者であるトベシンホームの知見をもとに、「これさえ読めば慌てず対応できる」という記事を目指しました。
「急場をしのぐ応急処置の方法がわからない」
「このまま放っておいたら危険では?」
と不安な方も、この記事を読めば冷静に行動できるはずです。
なお雨漏り修正については次の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- 感電や二次被害を防ぐため、まずは電源遮断と被害状況の確認が最優先
- バケツや吸水シート、ブルーシートなどで自力でもできる応急処置方法がある
- 応急処置の後は、火災保険の活用や専門業者への相談が安心につながる

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
専属職人による確かな施工や1,000件以上の施工実績からくる技術で、お客様のご要望に応じた施工をお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
雨漏りが起きたら最初にすべきこと
雨漏りを見つけたら、まず何より大切なのは『慌てないこと』です。とはいえ、水が天井から垂れてきたり、床が濡れていたりすると不安になりますよね。
ですが、最初の対応を間違えると、感電や建物内部への深刻なダメージにつながる恐れがあります。ここでは、安全を確保しながら、正しく初動対応するための2つのステップを解説します。
電気機器の電源を切る
まず最優先すべきなのが電気系統の安全確保です。水と電気は非常に相性が悪く、漏電や感電のリスクがあります。雨漏りが起きた部屋の照明や家電の電源を切り、ブレーカーも落とすのが安心です。
とくに、天井や壁から水が染みてきている場合は、見えない配線を伝って水が流れている可能性もあります。水がかかっていないように見えても油断せず、電気は「念のためオフ」にするのが鉄則です。
被害範囲を確認する
次に、どこで・どのくらい水が漏れているかを確認しましょう。ポイントは以下の3つです。
- 漏水箇所(天井・窓・壁など)はどこか
- 水たまりの大きさや広がり方
- 天井や壁のシミや変色、壁紙の浮きなどの変化
このとき、スマホで写真や動画を記録しておくと後で役立ちます。火災保険の申請や業者への相談時に、証拠資料として活用できるからです。
被害が複数の部屋にまたがっている場合は、順に安全を確保しながら調査を行いましょう。危険を感じる場所があれば、無理に立ち入らず、業者に相談するのが賢明です。
室内でできる雨漏りの応急処置法
応急処置は、『今できることを冷静に』が合言葉です。特別な道具がなくても、バケツや雑巾など身近にあるものを活用するだけで、被害を最小限に抑えることが可能です。
ここでは、すぐに実行できる室内での対処法を、手順とともに解説します。
バケツと雑巾を使う方法
雨漏りへの最も基本的な対応が「バケツ+雑巾」のセットです。以下のような流れで行いましょう。
- 水が落ちてくる真下にバケツを設置する
- バケツの底に雑巾や新聞紙を敷くと、水が跳ねず静音効果もあり
- 周囲の床には乾いたタオルや防水シートを敷いて広がりをガード
- 定期的に水の量を確認し、バケツが満杯になる前に交換する
雨水の落下位置が定まらない場合は、レジ袋などで簡易的な漏斗を作り、誘導してバケツに流す工夫も有効です。床や家電を守るため、受け皿の下にも広めのカバーを敷いておくと安心です。
吸水シートやペットシーツの活用
近年注目されているのが、吸水性の高い日用品を使った雨漏り対策です。中でも、以下のようなグッズは手に入りやすく、初動対応に適しています。
- ペットシーツ(100均やドラッグストアでも購入可)
- おむつシートや介護用吸水パッド
- 洗車用の吸水タオル
- 新聞紙やキッチンペーパー
これらを水滴が落ちてくる箇所や、水たまり周辺に敷いておくことで、水の広がりを防げます。特にペットシーツは裏面が防水加工されており、フローリングなどを守るのに最適です。
また、軽い水たまりであれば、吸水シートを敷き詰めたうえで上から重しを載せて密着させると、より効率的に吸収できます。使い捨てできる素材を使えば、処理も衛生的で手間がかかりません。
屋外・屋根に対する雨漏り応急処置法
室内での対処だけでは不安な場合、屋外からの応急処置も選択肢となります。特に台風や強風、長雨が続く時期には、屋根や外壁の亀裂や劣化が原因で雨漏りが起こることも。
ここでは、自分で安全にできる範囲の屋外処置について、道具と注意点を交えてご紹介します。
ブルーシートの使い方と注意点
屋根の一部から水が浸入している場合、ブルーシートで覆うことが即効性のある応急策となります。ただし、設置には細心の注意が必要です。
【使用手順】
- 雨漏り箇所の屋根全体を広めにカバーできるサイズを準備
- シートの四隅にロープを結び、しっかり固定
- 土のうや重し(瓦や水入りペットボトルなど)で風対策
- できれば、二人以上で協力して作業を行う
特に重要なのは、強風時や屋根が濡れて滑りやすい状態での作業を避けること。無理をすると転落やケガのリスクが高いため、状況次第では屋外作業は控え、業者に連絡する勇気も必要です。
また、シートは一時的な防水しかできないため、早めに本格修理を依頼することが前提となります。
防水テープ・コーキング剤の使用法
外壁や窓まわり、屋根のひび割れなど、水の侵入ルートが明確な場合には、防水テープやコーキング剤を使って仮止めする方法も有効です。
【活用できる場所】
- 屋根のひび割れや瓦のズレ部分
- 雨樋との接合部
- 外壁のシーリング切れ部分
- サッシまわりの隙間
防水テープは粘着力が高く、濡れていてもある程度貼り付け可能な製品もあります。ただし、施工面を軽く拭いてから貼ると定着性がアップします。
コーキング剤(シーラント)は、隙間に塗布して防水層を形成するものですが、雨の中での施工は密着不良を起こしやすいため、基本的には「雨がやんでから」が推奨です。
いずれも「応急処置」として使用し、長期的な防水性は期待しないことが大切です。後日、専門業者に状態を見てもらうようにしましょう。
雨漏りの応急処置でやってはいけないNG行動
応急処置を急ぐあまり、思わずやってしまいがちな行動の中には、実は被害を広げたり、自身の安全を脅かしたりする危険なものもあります。
たとえば「とりあえず屋根に上ってシートをかけよう」と考える方は少なくありませんが、これはとても危険です。特に雨天時の屋根は非常に滑りやすく、転落事故につながる可能性が高いからです。
また、漏れている箇所をガムテープやセロハンテープで塞ごうとするのもNG。これらのテープには防水性がないため、すぐに剥がれてしまうだけでなく、壁紙や建材を傷める原因にもなりかねません。
さらに、漏電のリスクがあるにもかかわらず、電源を切らずに作業を始めてしまうのも危険です。雨漏りと電気は相性が悪く、思わぬところで感電事故につながる恐れがあります。
応急処置は「いかに素早く対応するか」も大切ですが、それ以上に「安全で正しい方法を選ぶこと」が重要です。焦る気持ちを抑えて、冷静に対処しましょう。
雨漏り応急処置後にすべきこと
「応急処置を施したから安心…」
とはいえ、ここからが本当の対応のスタートです。
まずやっておきたいのは、被害の状況をきちんと記録しておくこと。スマートフォンで漏れている箇所や濡れた床、シミなどを写真や動画で撮っておくと、後々の保険申請や業者相談時にとても役立ちます。
次に、加入している火災保険の補償内容を確認してみましょう。実は「風災」「水災」として雨漏り修理が補償されるケースもあります。条件に当てはまれば、費用を抑えて本格的な修理ができる可能性があるため、事前に保険証券を確認しておくことをおすすめします。
そして、できるだけ早めに専門業者に相談を。応急処置はあくまで一時的な対策であり、原因箇所を特定して根本から修理しなければ、再発のリスクは残ります。例えば、関東圏で5,500件以上の施工実績を持つ「トベシンホーム」では、無料の応急処置をはじめ、状況に応じた最適な修理プランを提案しています。
雨漏りを「繰り返さない」ためにも、信頼できるプロの手を早めに借りることが、安心への近道です。
雨漏りに備えるための事前対策
雨漏りは、ある日突然起こるものです。しかし、いざという時に備えておくことで、被害を最小限に食い止めることができます。特に台風やゲリラ豪雨の多い時期は、あらかじめ準備しておくだけで、対応の速さと安心感が大きく変わります。
ここでは、雨漏り発生時に役立つ「応急処置グッズ」と「予防のための点検習慣」についてご紹介します。
備えておくべき応急処置グッズ
「まさかうちが雨漏りなんて」と思っていても、いざ起こると慌ててしまうものです。そんなときのために、あらかじめ最低限の応急処置グッズを準備しておくと安心です。
まず用意しておきたいのが、ブルーシート。屋根や外壁の応急カバーとして重宝します。サイズは2〜3畳分以上あると、広範囲を覆えるので安心です。あわせてロープやガムテープ、防水テープ、重し用のペットボトルや土のう袋も揃えておくと実用的です。
室内用には、バケツ、雑巾、吸水シート(ペットシーツや介護パッドでも可)、ビニール袋や新聞紙などがあると便利。吸水シートは薄くて保管しやすく、100円ショップでも手に入ります。
こうしたアイテムを「雨漏り対策セット」としてまとめておくと、いざという時に探す手間なくすぐに使えて安心です。
定期点検で防げる雨漏りリスク
雨漏りは、発生してから気づくケースがほとんどですが、実は日頃の点検で未然に防げることも少なくありません。特に、屋根や外壁の塗装が劣化していたり、シーリング材がひび割れていると、そこから水が侵入してしまうリスクがあります。
ご自身でできる範囲では、外壁や屋根の色あせ・ひび割れ・コケの発生などに注目しましょう。窓まわりのシーリングやベランダ床の状態もチェックポイントです。
ただし、高所や屋根の上に登っての確認は危険を伴いますので、年に1度程度は専門業者による点検を依頼するのが安全で確実です。トベシンホームでは、屋根や外壁の状況に応じた定期点検やメンテナンスの提案も行っており、早期発見・予防的対応の体制が整っています。
「雨漏りさせない家づくり」は、日々の備えと習慣から始まります。
雨漏りは放置すると危険?トベシンホームが即日でご対応します

項目 | 詳細 |
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会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
「少しの雨漏りだから大丈夫だろう」と思って放置していませんか?
実はこの判断こそが、住まいにとって最大のリスクになり得ます。雨漏りを放置すると、木材の腐食、カビの繁殖、電気系統のトラブルなど、深刻な二次被害を引き起こす恐れがあるのです。
特に、天井裏や壁内に浸水が進行すると、見えない場所で被害が広がり、発見が遅れることで修理費用が何倍にも膨らんでしまうケースも。雨漏りは『早期発見・早期対応』が鉄則です。
もし今、すでに天井にシミがある、窓まわりに湿気を感じる、クロスが浮いている…そんな兆候があれば、迷わずご相談ください。
トベシンホームでは、関東エリアを中心に即日対応も可能な体制を整えています。これまでに5,500件以上の施工実績を持ち、応急処置から本格修理まで、ワンストップで対応。自社施工だからこそ実現できるスピード感と品質の高さに、多くのお客様から信頼をいただいています。
「これって雨漏り?」と感じたその時が、相談のタイミングです。無料の応急処置対応も行っていますので、まずはお気軽にご連絡ください。
雨漏り応急処置に関してよくある質問
- 雨漏りを今すぐ止めるにはどうすればいい?
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まずは電気を切り、安全を確保しましょう。そのうえで、バケツや雑巾で水を受け、ブルーシートや吸水シートで広がりを防ぐのが効果的です。屋根や壁のひびには防水テープも有効です。
- 雨漏りでやってはいけないことは?
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濡れた屋根に登る、感電リスクのある作業をする、不適切なテープで塞ぐなどはNGです。安全を第一に、応急処置に留め、早めに専門業者に相談を。
- 雨漏りの応急処置はどこで道具を買えばいい?
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ブルーシートや吸水シート、防水テープなどはホームセンターや100円ショップで手に入ります。応急セットとして事前に用意しておくと安心です。
まとめ
突然の雨漏りは、誰にとっても不安で慌ててしまうもの。しかし、正しい初動対応と安全な応急処置を知っていれば、被害を最小限に抑えることができます。
まずは電源を落とし、被害状況を記録。そのうえで、バケツや雑巾、吸水シートなどを使って室内を守り、必要に応じてブルーシートや防水テープで外部からの浸水を防ぐ。『応急処置は修理ではなく、被害の拡大を防ぐための一時対応』と認識し、落ち着いて行動することが大切です。
そして何より、応急処置で終わらせず、専門業者に早めに相談することが安心への近道です。関東エリアで5,500件以上の実績を誇るトベシンホームでは、無料の応急対応を含め、原因特定から修理までトータルで対応。火災保険の活用や今後の再発防止策まで、丁寧にサポートしています。
『備えあれば憂いなし』この記事を通じて、もしもの時の安心と、日頃からの備えの大切さを感じていただけたら幸いです。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。