突然の雨漏りに戸惑い、
「修理にはいくらかかるのだろう?」
と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に屋根の雨漏りは、被害が見えにくく、費用も工事内容もイメージしづらいため、判断に迷うポイントが多くあります。
修理を業者に依頼する前に、費用相場や補助制度などの知識を知っておくことで、安心して行動に移すことができるでしょう。
本記事では、屋根の雨漏り修理にかかる費用相場や高くなるケース、費用を抑えるポイントについて解説します。
少しでも安心して修理に臨めるよう、具体的な情報を丁寧にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、雨漏り修理についてはこちらの記事で全て解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
- 屋根の雨漏り修理費用は被害の範囲で変わる
- 保険や補助金で費用を抑えられることがある
- 信頼できる業者選びが修理成功のカギ

トベシンホームは、関東に16店舗を構える地域密着型の外壁・屋根・雨漏りの専門家です。
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屋根の雨漏り修理にかかる費用相場は?
屋根からの雨漏りは放置すると建物全体に影響を及ぼすため、早めの修理が欠かせません。しかし、「どのくらいの費用がかかるのか分からない」という声も多く聞かれます。
費用相場を把握しておけば、適切な対応や予算の準備につながり、業者選びにも役立つでしょう。ここからは、屋根の雨漏り修理にかかる費用相場について解説します。
修理内容ごとの目安費用は以下の通りです。
修理内容 | 費用相場(目安) | 備考 |
---|---|---|
部分補修 | 約3万円〜10万円程度 | 範囲が限定された軽微な雨漏り補修 |
葺き替え・大規模修繕 | 約70万円〜150万円以上 | 屋根全体の交換や下地の再施工を含む |
規模・被害に応じた追加費用 | 状況により10万〜50万円程度 | 足場・下地交換・断熱材修復など追加有 |
それぞれの修理方法や費用の背景について、詳しく解説します。
また、屋根以外の雨漏り修理の費用に関してより詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

屋根の雨漏り修理にかかる費用は、修理の内容や範囲によって大きく異なります。ここからは、具体的な修理の種類ごとに費用の目安を詳しく見ていきましょう。
以下で詳しく解説します。
部分補修の場合の費用目安
雨漏りの症状が初期段階であり、被害箇所が限定されている場合は、部分補修で対応できることが多いです。
たとえば屋根材のズレ、剥がれ、簡易コーキングの打ち直しといった作業であれば、費用は約3万円〜10万円程度が一般的です。
施工箇所の面積や屋根の種類、足場の有無によって多少前後しますが、短期間・低コストで対応できる点が大きなメリットです。放置せず早期に処置すれば、被害の拡大と高額出費を避けることができるでしょう。
葺き替えや大規模修繕の場合の費用目安
屋根全体が劣化している場合は、葺き替え工事や大規模な修繕が必要になることがあります。既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に交換する「葺き替え工事」は、全体で70万円〜150万円以上かかることもあります。
使用する材料(瓦・スレート・ガルバリウム鋼板など)や屋根の面積・形状によっても価格が変動するので注意が必要です。。耐用年数や遮熱・断熱性も向上するため、コストはかかりますが、将来的なメンテナンスコスト削減にもつながるでしょう。
作業規模によって費用が大きく変動する
屋根修理の費用は、対象範囲や劣化の程度によって大きく変動します。たとえば、複数箇所での雨漏り、下地材の腐食、断熱材の水濡れなどがある場合、10万〜50万円以上の追加工事費用が必要になることもあります。
また、高所作業では足場が必須となり、足場費用だけで10万円前後かかるのが一般的です。このように、見た目以上に内部が劣化しているケースも多いため、信頼できる業者による詳細な調査と見積もりを受けることが重要です。
【屋根の箇所別】雨漏り修理の費用相場一覧
屋根の雨漏りといっても、修理が必要な箇所は一様ではありません。瓦やスレートなどの表面材の破損にとどまらず、棟(むね)部分や谷(たに)部分、下地材に至るまで、被害が出るポイントはさまざまです。そして、それぞれの修理には異なる工法と費用が発生します。
以下の表で、よくある屋根の部位ごとに費用相場をまとめました。
修理箇所 | 費用相場(目安) | 主な修理内容と特徴 |
---|---|---|
屋根の表面(瓦・スレートなど) | 約2万〜10万円程度 | 割れ・ズレの補修、部材交換など。補修範囲が狭ければ低コストで済む |
棟(むね)部分 | 約3万〜15万円程度 | 棟板金や棟瓦のゆるみ、飛散などの補修。強風被害が多い箇所 |
谷(たに)部分 | 約5万〜20万円程度 | 雨水が集中するため劣化しやすい。板金交換やコーキング補修が必要 |
下地(ルーフィング) | 約10万〜30万円程度 | 屋根材の下にある防水シート。劣化時は広範囲の施工が必要 |
屋根全体(葺き替え) | 約70万〜150万円以上 | 屋根材+下地をすべて交換。長期的なメンテナンス対策として有効 |
軒先・雨どい周辺 | 約1万〜5万円程度 | 雨どいの詰まり、金具の緩みなど軽微な工事が中心 |
修理箇所ごとの特徴と注意点
屋根の表面材(瓦やスレートなど)は、最も視認しやすく、ひび割れやズレがあるとすぐに雨水が侵入します。範囲が狭ければ数万円以内での補修も可能です。
棟部分は、屋根の頂点にあるため風の影響を最も受けやすく、棟板金の外れやビスの浮きが原因で雨漏りすることが多くなっています。
谷部分は屋根の傾斜が交差する箇所で、雨水が集中しやすく排水の要です。水の流れが集中するため、防水材や板金の劣化が進行しやすく、早期対応が求められます。
下地(ルーフィング)は屋根の防水機能を根本的に担っており、劣化が進むと屋根材を替えても意味がないため、大規模な補修になります。
軒先や雨どい周辺の修理は比較的小規模ですが、放置すると屋根全体に水がまわるリスクもあるため、軽視は禁物です。
屋根の雨漏り修理費用が高くなるケースは?
雨漏り修理の費用は、被害の大きさや工事の内容によって大きく変わります。事前に「どんなケースで費用が高くなるのか」を理解しておくことで、予算の目安が立てやすく、見積もりの内容に納得して工事を進められます。
修理費用が高くなりやすいケースには、共通する特徴があります。代表的な費用増加の要因は以下のとおりです。
それでは、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
被害範囲が広いと工事内容が大がかりになる
屋根の雨漏り被害が広範囲に及んでいる場合、工事内容が大規模になり、費用が大きくなります。なぜなら、単なる部分補修では対応しきれず、屋根材の全面交換や下地の修復といった作業が必要になるからです。
被害が複数箇所にまたがっている場合や、時間が経過して劣化が進行している場合には、対応する工程が増え、その分の人件費や材料費もかさみます。早期発見・早期対応を行うことで、被害の拡大を防ぎ、費用を抑えることができるでしょう。
作業規模によって費用が大きく変動する
雨漏り修理では、作業にかかる規模が大きくなるほど、当然ながら工事費用も上がります。たとえば、屋根の傾斜が急な場合には安全確保のために足場が必要となり、設置だけで10万円前後かかるケースもあります。
また、高所作業や屋根裏の施工など、施工の難易度が高い現場では、その分の施工時間や人員が必要となり、結果的に費用が膨らんでしまうので注意が必要です。作業環境や規模の違いが費用に直結するため、現地調査による正確な見積もりが不可欠です。
見えない部分の劣化で追加工事が発生する
一見して被害が小さく見えても、屋根の内部や下地にまで劣化が進行しているケースでは、追加工事が必要となり、費用が想定以上に膨らむことがあります。
たとえば、下地材であるルーフィングの劣化や、屋根裏の断熱材が水を吸って腐食している場合などは、表面の補修だけでは済まず、全面的な張り替えや断熱材の交換が必要になります。現場を開けて初めてわかることも多いため、余裕を持った予算設定が重要です。
屋根の雨漏り修理に活用できる保険・補助制度
屋根の雨漏り修理は、被害の程度によっては数十万円規模の出費が必要になることもあります。こうした負担を少しでも軽減する手段として、火災保険や自治体の補助制度が活用できるケースがあります。
条件を満たせば自己負担を抑えられる可能性があるため、事前に制度の内容を確認しておくことが大切です。特に、次の2つの制度は多くの住宅で活用例があります。
それぞれの制度の特徴と対象条件について、以下で詳しく解説します。
火災保険が適用されるケースがある
火災保険は、火災だけでなく自然災害による建物被害にも対応しており、雨漏りの修理費用に適用されるケースもあります。
特に「台風・暴風・雹(ひょう)」などの自然災害によって屋根材が破損した場合、その被害が保険対象と認められる可能性があります。ただし、経年劣化や施工不良が原因の場合は補償対象外です。
申請には、被害写真や業者の調査報告書が必要であり、保険会社の審査を通過することが前提です。正確な情報収集と早めの手続きが、保険適用のカギとなるでしょう。
また、雨漏り修理における火災保険についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

自治体のリフォーム補助金が使えることもある
多くの自治体では、住宅の耐久性向上や防災対策を目的に、屋根の修理やリフォームに対して補助金を支給する制度を設けています。
たとえば「住宅改修助成制度」や「耐震・防水改修補助」などがあり、対象工事や補助額は自治体によって異なります。申請時には、事前の申請が必要で、工事後の申請は認められないケースもあるため注意が必要です。
また、施工業者の登録要件や地域制限が設けられていることもあります。事前に自治体の窓口や公式サイトで確認しておくことが重要です。
屋根の雨漏り修理は保険でどこまでカバーされる?
雨漏り修理にかかる費用を補償してもらえる可能性があるのが「火災保険」などの住宅保険です。ただし、すべての雨漏りが対象になるわけではなく、原因や発生状況によって補償範囲は大きく異なります。
誤解や申請漏れを防ぐためにも、保険が適用されるケースとされないケースを正確に知っておくことが重要です。代表的な保険対応の可否は以下の2点です。
それぞれのパターンを分かりやすく表で整理し、具体的に解説していきます。
保険でカバーされるケース(補償対象)
火災保険は、「火災」だけでなく、台風・暴風・雹(ひょう)・落雷などの自然災害による屋根の破損や雨漏りにも適用される場合があります。特に、突風で屋根材が飛んだ、雹で瓦が割れたといった被害は、補償対象として認められることが多いです。
ただし、被害箇所の写真や工事業者の報告書、罹災証明などの提出が必要です。自然災害の発生日から原則3年以内に申請することが必要とされており、迅速な対応がカギとなるでしょう。
適用される主なケース | 説明内容 |
---|---|
台風・暴風・雹などの自然災害 | 屋根の一部が破損、飛散、穴あきなど |
落雷・飛来物の被害 | 強風で物が飛来して屋根を破損した場合 |
火災による損傷 | 屋根が燃えた場合も対象。ただし専用特約が必要なことも |
自己負担になるケース(補償対象外)
一方、経年劣化やメンテナンス不足による雨漏りは、保険適用外とされるのが一般的です。これは「突発的な事故」ではなく、「予防可能な損傷」と見なされるためです。
また、施工不良やDIY修理の失敗なども補償の対象には含まれません。被害箇所の調査で「劣化」と判断されると、申請しても保険会社から却下されるケースが多く、自己負担となるので注意が必要です。また、定期的な点検・記録が、申請可否の判断材料になることもあります。
適用外となる主なケース | 説明内容 |
---|---|
経年劣化・老朽化 | 築年数に伴う防水機能の低下など |
施工不良・リフォーム失敗 | 初期工事のミスやDIYでの施工ミスによる雨漏り |
放置・メンテナンス不足 | 適切な点検・保守を怠っていたことが原因と判断された場合 |
屋根の修理費用を抑える3つのポイント
屋根の修理は想定外の出費になることが多く、「できるだけ費用を抑えたい」と考える方も少なくありません。ただし、安さだけを重視すると逆に損をする可能性もあります。費用を無理なく抑えるためには、事前の対応や業者選びの工夫が重要です。
適切な判断で長期的なコスト削減につながります。修理費用を抑えるために有効なポイントは、以下の3つです。
それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。
応急処置で被害を拡大させないことが大切
雨漏りに気づいた時点で、可能な範囲で応急処置を行うことは非常に重要です。なぜなら、放置すると水が天井裏や壁内部にまで広がり、修理範囲が拡大する可能性があるからです。
ブルーシートや防水テープを使った簡易処置でも、被害の進行を一時的に抑えることができます。もちろん応急処置だけでは根本的な解決にはなりませんが、専門業者に見てもらうまでの「時間稼ぎ」として有効です。
早めの対応が、結果的に修理費用の削減につながるでしょう。
状況に合った工法を選び、無駄な出費を防ぐ
屋根の修理には複数の工法があり、それぞれの内容と費用は大きく異なります。たとえば、雨漏りが局所的なものであれば部分補修で対応可能ですが、全体的な老朽化が進んでいる場合は葺き替えが必要になることもあります。
重要なのは、「被害の程度」と「屋根材の寿命」を見極めたうえで適切な工法を選ぶことです。必要以上の大規模工事を避けるためには、専門業者による正確な診断が不可欠です。
無駄な出費を防ぐには、現状に合った最適な修理方法を選ぶことがカギとなるでしょう。
相見積もりで価格と内容を比較する
修理費用を抑えるうえで、複数の業者から相見積もりを取ることは非常に有効な方法です。同じ症状でも業者によって提案される工事内容や金額に大きな差が出ることがあるため、価格だけでなく作業範囲や使用材料の違いも比較検討することが重要です。
また、見積書の項目が明確に記載されているか、不要な工事が含まれていないかもチェックポイントになります。相場を把握し、納得のいく契約をするためにも、最低2〜3社からの見積もり取得がおすすめです。
相見積もりの取り方は?見積書の見方
屋根の雨漏り修理で後悔しないためには、複数の業者から見積もりを取る『相見積もり』が欠かせません。ただ価格を比較するだけでなく、工事内容の違いや必要な作業の根拠を把握することで、適正な判断ができるようになります。
特に見積書の項目をきちんと読み解く力があれば、不要な工事や不透明な料金を見抜ける可能性が高まるでしょう。
相見積もりや見積書チェックで押さえるべきポイントは以下のとおりです。
- 見積もりは2~3社から取り比較する
- 工事項目と金額の内訳が明確か確認する
- 「一式表記」ばかりの見積もりには注意する
相見積もりは、必ず現地調査を行ったうえで出してもらうのが基本です。電話やメールだけで算出されたものは正確性に欠けることがあります。見積書を比較する際は、材料費・施工費・諸経費などの内訳がしっかり書かれているかを確認しましょう。
「屋根工事一式」など曖昧な表現が多い場合は詳細説明を求めることが大切です。内容を比較して納得できる業者を選ぶことで、安心して修理を任せることができるでしょう。
信頼できる屋根の雨漏り修理業者の選び方
屋根の雨漏り修理は、費用も作業内容も専門的なため、信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。選び方を間違えると、不要な工事や高額な請求、さらに修理の再発といったトラブルに繋がる可能性もあります。
業者選びでは価格だけでなく、対応姿勢や説明の丁寧さ、実績の有無なども慎重に確認する必要があります。
信頼できる業者を見極めるポイントは、以下の3つです。
- 現地調査と原因説明が丁寧であるか
- 見積もりの内訳が明確で分かりやすいか
- 実績があり、施工事例が公開されているか
訪問時に屋根の状態をしっかり確認し、写真などを使って状況を丁寧に説明してくれる業者は信頼性が高い傾向にあります。また、見積書には材料費・施工費・諸経費などが明確に分けられ、「一式」表示ばかりになっていないかチェックしましょう。
さらに、施工事例や口コミ、地域での対応実績などを公式サイトやパンフレットで確認できる業者であれば、安心して依頼する判断材料になります。
屋根の雨漏り修理はトベシンホームにご相談ください

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | FCR株式会社(トベシンホーム) |
本社所在地 | 〒271-0064 千葉県松戸市上本郷2868-8 Googleマップ |
電話番号 | 0120-685-126 |
営業時間 | 8:00〜20:00 年中無休 |
屋根からの雨漏りは、建物内部の腐食や断熱性の低下を引き起こすため、早めの対応が重要です。トベシンホームは、千葉県松戸市に本社を構え、関東各地に拠点を持つ外装リフォーム専門業者で、屋根の雨漏り修理において豊富な施工実績を誇ります。
公式サイトでは「屋根カバー工法」や「葺き替え工事」に関する情報が公開されており、築年数の経過した住宅にも柔軟に対応可能です。
加えて、断熱材の劣化や防水層の不具合など、見落とされがちな部分も丁寧に診断し、最適な修繕プランを提案。補助金を活用したリフォームにも対応しており、予算に配慮した提案が受けられる点も安心材料です。
関東エリアで信頼できる屋根修理業者を探している方に、トベシンホームは自信を持っておすすめできる一社です。
緊急時の対応も迅速で、最短当日での応急処置が可能です。まずは無料相談・無料点検から始めてみませんか?お電話・フォーム・から気軽にご連絡いただけます。
まとめ
本記事では、屋根の雨漏り修理にかかる費用相場や、費用が高くなる要因、修理費用を抑えるためのポイント、さらには保険・補助制度の活用方法まで幅広く解説しました。
修理費用は被害の範囲や工事内容によって大きく変動しますが、早期対応や適切な業者選び、制度の活用によって出費を最小限に抑えることが可能です。
安心して修理に臨むためには、正しい知識と事前の準備が不可欠です。大切な住まいを守るための第一歩として、ぜひ本記事を参考にしてください。

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。