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外壁塗装の価格相場を徹底解説|坪数・内訳・交渉まで失敗しない費用ガイド

「外壁塗装っていくらくらいかかるの?」

初めて見積もりを取ったとき、その金額に驚いた方も少なくないのではないでしょうか。相場が分からないまま契約してしまうと、

「もっと安くできたかも」
「高かったのでは?」

と後から不安や後悔につながることもあります。

この記事では、坪数や塗料の種類、足場代や人件費などの内訳をもとに、一般的な価格相場を丁寧に解説。さらに、費用を抑えるための交渉術や助成金・保険の活用方法、見積もり比較のポイントまで、失敗しないための判断材料を総合的にまとめています。

これを読めば、自宅の外壁塗装にどれくらいの予算が必要か、そして見積もりが妥当かどうかを自信を持って判断できるようになるでしょう。

なお、はじめの外壁塗装で不安を感じている方は、こちらをぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 坪数や塗料による価格相場と、見積もりの内訳を具体的に把握できる
  • 無理のない予算計画を立てるための判断基準と、値引き交渉の現実的なポイントがわかる
  • 安さだけに惑わされない「納得できる価格」の見極め方を習得できる
目次

外壁塗装の価格相場はどれくらい?

外壁塗装を検討するうえで、最初に知っておきたいのがおおよその相場感です。価格は坪数(外壁面積)や使用する塗料、外壁の劣化状況によって変わりますが、一定の目安を把握しておくことで、業者の見積もりが妥当かどうかを冷静に判断できます。

ここからは、戸建て住宅で多い20〜45坪を基準とした価格の目安と、全国的な平均価格について順に見ていきましょう。

  • 坪数別の価格目安(20〜45坪)
  • 平均的な外壁塗装の費用とは?

坪数別の価格目安(20〜45坪)

以下は、一般的な戸建住宅に多い20〜45坪の住宅を対象にした塗装費用の目安です。塗料はスタンダードなシリコン塗料を使用した場合の相場を参考にしています。

坪数(建物規模)概算価格(税込)
20〜25坪(小規模)約60万〜80万円
30坪前後(標準的)約80万〜110万円
40〜45坪(やや大きめ)約100万〜140万円

※塗料のグレードを上げる(フッ素・無機など)、外壁の補修範囲が広がる、屋根塗装も同時に行うなどの要素が加わると、費用はさらに増加します。

平均的な外壁塗装の費用とは?

2025年時点での全国平均では、外壁塗装の費用は90万〜120万円前後がひとつの目安とされています。特に30〜35坪の住宅で、耐久性の高いシリコン塗料を使用した場合、この範囲に収まることが多いでしょう。

ただし、平均価格に安心せず、自宅の坪数・劣化状態・使用塗料・足場の有無などを考慮したうえで、自分のケースに当てはまる価格帯を把握することが重要です。

業者によっては高い価格を提示し、キャンペーン中ですなどと即決を迫るケースもあるため、相場を知っておくことで冷静に判断できるようになります。

費用構成の内訳を分解する

外壁塗装の見積もりを見たとき、

「なぜこの金額になるのか?」
「どこにお金がかかっているのか?」

と疑問に思う方も多いはずです。実は、塗装費用は塗料代だけでなく、足場や洗浄、下地補修や人件費」など、さまざまな工程が積み重なって構成されています。

ここでは、見積もりの中でも特に金額差が出やすい塗料と施工周辺費用について、順を追って詳しく解説していきます。

  • 塗料ごとの価格差と特徴
  • 足場・高圧洗浄・下地補修の費用

塗料ごとの価格差と特徴

外壁塗装費用の中でも、最も価格差が大きくなりやすいのが塗料です。塗料の種類によって単価も耐久性も大きく異なるため、どの塗料を選ぶかによって全体の工事費用が大きく変動します。

塗料の種類耐用年数特徴㎡単価の目安(税込)
アクリル5〜7年最も安価だが耐久性が低く、現在はあまり使われない1,000〜1,500円
ウレタン7〜10年柔軟性があり一部補修向け、標準グレード1,800〜2,500円
シリコン10〜15年コスパに優れた主流塗料2,500〜3,500円
フッ素15〜20年高耐久・汚れに強く、美観を長期間維持3,500〜5,000円
無機20年以上最も高性能。価格は高いがメンテナンスが少ない4,500〜6,000円

予算や立地、目的に応じて、必要以上の性能に頼らず最適なグレードを選ぶことが、費用対効果の高い塗装につながるでしょう。

足場・高圧洗浄・下地補修の費用

塗料以外にも、塗装のために欠かせない工程に関する費用が発生します。これらは付帯工事費とも呼ばれ、見積もりの約30〜40%を占めることもあります。

項目内容と価格帯の目安
足場設置安全な作業のために必須。15〜25万円前後
高圧洗浄外壁の汚れ・カビを除去。1㎡あたり100〜300円
養生費窓・植栽などの保護。工事全体で2〜5万円程度
下地補修ひび割れ・剥がれの補修。症状により大きく変動

これらを省いたり安く済ませたりすると、仕上がりや塗膜の耐久性に影響を及ぼす恐れがあります。見積書では塗料以外の費用にも注目し、納得のいく内訳かをチェックしましょう。

お見積りに不安を感じた際には、トベシンホームの無料相談をご利用ください。

\まずは気軽にご相談ください!専門スタッフが丁寧に対応します/
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外壁塗装の価格は交渉できる?

外壁塗装は定価がない工事と言われるほど、業者によって見積もり金額に差が出やすいのが実情です。そのため、交渉の余地があるケースも多く、タイミングや姿勢次第では費用を抑えることも可能です。

ただし、むやみに値切るだけでは信頼関係が損なわれ、施工品質に影響することも。ここでは、健全な価格交渉のために押さえておきたい基本的な考え方と注意点を解説します。

  • 相見積もりで比較する理由
  • 値引き交渉のコツとNG行動

相見積もりで比較する理由

まず価格交渉を考えるうえで大前提となるのが相見積もりの取得です。複数の業者から見積もりを取ることで、価格だけでなく提案内容・対応の丁寧さなども含めて比較検討できます。

たとえば、同じ30坪の塗装工事でも、ある業者では80万円、別の業者では100万円という差が出ることも。その理由が塗料のグレードなのか、足場代の含み方なのかを見極めることで、納得のいく判断が可能になります。

また、業者側も相見積もりをしていると伝えることで、価格の調整や特典の提示を受けやすくなることもあるでしょう。

値引き交渉のコツとNG行動

値引きを依頼する際は、強引に価格だけを下げようとするのではなく、納得できる内容にしてほしいという姿勢が何よりも大切です。以下に、実際に使える交渉のポイントと避けたい行動を整理します。

【交渉のコツ】

  • 「他社では〇〇円だったが、御社ではどこまで調整できるか?」と事実ベースで相談する
  • 支払い方法や時期を柔軟にすることで、工期調整による値引き交渉を行う
  • オプション工事を削るなど、費用の見直しを一緒に検討する

【NG行動】

  • 「〇〇円にしてくれないなら他にする」と脅すような伝え方
  • 値引き前提で話を進める(=業者の誠実な見積もりを無視する)
  • 価格だけを重視し、保証や施工内容を見ないまま契約する

交渉はあくまでお互いの納得感をつくる対話です。内容を理解したうえで、柔軟な姿勢で進めることが、結果的に満足度の高い塗装工事につながります。

価格で後悔しないための見積比較ポイント

外壁塗装の見積もりは、一見するとどれも似たように見えるかもしれませんが、じっくり見れば中身には大きな差があります。

「価格が安いから…」
「有名な会社だから…」

といった理由だけで即決してしまうと、こんなはずじゃなかったと後悔することにもなりかねません。

ここでは、見積書を正しく読み解くためのチェックポイントと、見積もり時の注意点を解説します。

  • 見積の内訳は明細で見るべき
  • 高すぎ/安すぎる見積の注意点

見積の内訳は明細で見るべき

見積もりを見る際は、総額だけで判断せず、項目ごとの明細をしっかり確認することが大切です。『塗装工事一式』とだけ書かれた見積もりは、何にいくらかかっているのか分からず、不明瞭なまま契約してしまう危険性があります。

理想的な見積もりには以下のような項目が分かれて記載されています。

  • 塗料の種類・使用量・㎡単価
  • 足場設置費・高圧洗浄費・下地補修費
  • 養生・養生撤去の費用
  • 人件費・管理費
  • 消費税などの諸経費

これらを明記している業者は、施工内容に対しても誠実である可能性が高く、工事中のトラブルも少ない傾向があります。

高すぎ/安すぎる見積の注意点

見積もりの金額が相場と大きく異なる場合には注意が必要です。高すぎる場合は不要なオプション工事が含まれていたり、営業経費が上乗せされていることもあります。一方で安すぎる場合は、以下のようなリスクが潜んでいることがあります。

  • 塗料を極端に薄く塗って工期を短縮
  • 下地補修や養生を省略する手抜き工事
  • 安価な塗料を使用して耐久性が大きく下がる
  • 保証がない、もしくは不十分

価格だけで判断せず、『なぜその価格なのか?』を業者に直接確認することが、納得と安心につながります。金額だけでなく、見積書の透明性と提案内容の妥当性を軸に比較検討することが、後悔しない選択の第一歩です。

外壁塗装の価格についてのご相談はトベシンホームへ

項目詳細
会社名FCR株式会社(トベシンホーム)
本社所在地〒271-0064
千葉県松戸市上本郷2868-8
Googleマップ
電話番号0120-685-126
営業時間8:00〜20:00 年中無休

外壁塗装の費用は、建物の大きさや劣化状況、使用する塗料によって大きく異なります。

「相場がわからない」
「見積もりが高すぎるか不安」
「交渉ってしてもいいの?」

そんな疑問や不安があれば、ぜひトベシンホームにご相談ください。

トベシンホームでは、外壁塗装の専門スタッフが無料で現地診断・見積もり対応を行っており、相場感や内訳の説明も丁寧にサポートしています。

  • 他社見積との比較や、価格の妥当性をチェックしたい
  • 使用塗料の提案内容が妥当か判断したい
  • 助成金や火災保険が使えるか知りたい

こうしたご相談にも幅広く対応しております。無理な営業や強引な契約も一切ありませんので、価格に納得して工事を進めたい方は、安心してお問い合わせください。

\まずは気軽にご相談ください!専門スタッフが丁寧に対応します/
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外壁塗装の価格に関してよくある質問

坪単価で比較していいの?

外壁塗装の広告や比較サイトでは、坪単価〇〇万円〜といった表示をよく見かけますが、実際の費用は塗装面積(㎡)や劣化状況、足場の有無などによって変動するため、坪単価だけでの比較はあまりおすすめできません。

例えば、同じ30坪の住宅でも、外壁の形状や窓の数、下地補修の必要性によって費用は大きく変わります。見積もりを取る際は、項目別の内訳や㎡単価を確認することが正確な比較のポイントです。

追加工事で価格はどれくらい増える?

外壁塗装は、現地調査の結果によって追加工事が必要と判断されることがあります。主な追加工事とその費用目安は以下の通りです。

  • 下地補修(ひび割れ・浮き)…1〜5万円前後
  • コーキングの打ち替え…10〜20万円程度(全面の場合)
  • 雨樋や軒天の塗装…数万円〜10万円程度
  • 屋根塗装の追加…20〜40万円前後

追加費用を抑えるには、契約前の現地調査を丁寧にしてもらい、見積時点で必要な工事を網羅しておくことが重要です。

支払い方法はどうなる?ローンは使える?

外壁塗装の支払い方法は、業者によって以下のような選択肢があります。

  • 現金一括払い
  • 銀行振込(契約時・完工時の2回払い)
  • クレジットカード対応(限度額に注意)
  • リフォームローンの利用

まとまった金額が必要になるため、急な出費が難しい場合は、リフォームローンの相談も可能です。金利や審査条件は金融機関や提携ローン会社によって異なるため、業者に事前に相談しておくと安心です。

まとめ

外壁塗装の価格は、坪数や塗料の種類、施工内容によって大きく変わります。見積もりを取る際は、相場だけでなく『なぜその価格になるのか?』という内訳を理解し、金額と内容のバランスに納得できることが大切です。

本記事では、坪数別・平均的な価格相場から、費用の内訳、交渉のコツ、見積書の見方まで、後悔しない判断をするための視点を幅広く紹介しました。

「今の見積もりが高すぎる?安すぎる?」
「この工事内容で妥当?」

と悩んでいる方は、まずは第三者の目線でチェックできる相見積もりや、専門業者の無料相談を活用してみてください。納得できる外壁塗装の第一歩になるでしょう。

この記事の監修者
増山親方
増山親方

屋根工事45年のプロフェッショナル。日本瓦から最新屋根材まで3万件以上の施工実績を持ち、独自開発した「増山式耐風工法」は台風対策として業界で高評価。文化財修復にも携わりながら、職人育成学校での若手指導や各メーカーの製品開発顧問として、伝統技術の継承と革新に貢献。

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